未来の表現は前回5種類あると説明しました。
(1)will+動詞の原形
(2)be(am, are, is) going to + 動詞の原形
(3)be (am, are, is)~ing (要するに現在進行形)
(4)現在形
(5)be(am, are, is)to + 動詞の原形
この5つです。
今回は
(4)現在形
について述べます。
もちろん、現在形の基本は未来を表しません。現在形の基本は「少し過去から現在を通じて少し未来までいつでも当てはまる状況」を示します。
例文
I like dogs.(私は犬が好きです)
この場合、私は1年前も犬が好きであったでしょう。今この瞬間も犬が好きでしょう。おそらくは1年後も犬が好きなはずです。現在形の基本はこんな感じです。
つまり、現在形で未来を表せる場合、というのは特殊なケースなのです。特殊な条件が揃ったとき、現在形で未来を表すことがあります。
ではその特殊な条件を示します。
【確実な条件:公共の予定】
例文
The train leaves at 8:00.(その電車は8時に出発する)
電車や飛行機の出発・到着予定や、美術館や役所、商店の開店時間などを示す場合、現在形で示します。これは「公共物の予定は確定しており、まず時間が変わらない」と判断されるからです。こういう場合、現在形で示します。私が浪人の時、私の英語の先生はこれを「時刻表現在」と呼んでいました。必ずat 8:00 のような「時刻」、あるいは tomorrow などの「時期」に関係する言葉が必要です。
【個人的な予定でも、スケジュール表が頭に入っているケース】
例文
I start for Shinjuku at 7:00. I arrive at Shinjuku station at 7:46. I get on the train at 7:50.
(7時に新宿に向けて出発。7:46分新宿駅に到着。7:50にその電車に搭乗。)
実際に紙か何かにスケジュール表があれば確実なのですが、頭の中にあるだけでも構いません。「スケジュール表」のような変更するつもりがない場合の未来ならば、個人の予定でも現在形で示せます。ただし「確実にそうする」という意志がないとだめです。
以上のような条件下の場合では、現在形で未来を示すことが可能です。
(余談:ところでこの the train はなんだかわかりますか? 今は残念ながら8時ちょうどの出発ではないそうですが^^;)
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。この続きは来週の
月曜日です。
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