・英語しかできないから英語教師になった例は多い。例えば、数学も英語もできる人ならば、その人は職業として英語教師をまず選ばない
ここで紹介した英会話のK先生の話をしたい。彼は英語はペラペラで発音も素晴らしく、ネイティブの先生といつもにこやかに英語で談笑していた。だからこそ私はK先生が大嫌いであったのだが。その理由は
このシリーズを読んでもらいたい。
彼はとにかく「数学」を毛嫌いしていた。「俺は数学はできない」とにこやかに言った後「だが英語はできた」と言うのが彼のお決まりパターンであった。中学高校時代の私はこれを聞いてこう思った。「なんでこいつはいつも数学の話を引き合い出すんだ?
数学はできなくていいとでも言うのか? もし俺が数学ができずに落第したら、てめえが責任を取ってくれるのか?」こう思っていた。私は腹が立って仕方がなかった。
彼は、理数系がとにかくダメだった。機械系がダメだった印象がある。ラジカセ(もう死語だな)の使い方すら満足にできなかったと思う。私はこう思った⇒「英語を極めると、ラジカセすら使えなくなる可能性がある!」
K先生に限らず、数学を毛嫌いする英語教師が多いことに気が付いた。彼らはなぜか必ず「数学はできない。でも英語はできた」と自慢するのである。実に不思議である。そんな疑問を持ったままずいぶん経ったあと、面白い意見を知人から聞いた。
「もし数学もできて英語もできたら、その人が英語教師になる確率はまずない!」
なるほど! と思った。
要するに
「数学ができず、英語【だけ】しかできないような人」が、英語教師になりやすいのだ。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。次回来週の
月曜日です。
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