smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です
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参加して下さった方ありがとうございました。
それでは先週の問題の解答と解説に参ります。
問題 次の日本語の意味になるように、英語を正しく並べ替えなさい。
1 日本茶は日本に特有の植物に由来しているわけではない。
Green tea doesn't (plant, come, unique, to, from, a) Japan.
解答 Green tea doesn't come from a plant unique to Japan.
2 私は史跡で有名ないくつかの国々を訪問した。
I visited (historic, some, countries, for, famous, their) sites.
解答 I visited some countries famous for their historic sites.
3 私は会社から遠い小さな家に住んでいる。
I live in (house, from, small, far, a) my office.
解答 I live in a small house far from my office.
解説:いづれも「形容詞の後置修飾」という使われ方をした英文でした。
ふつうは形容詞は前からかかります。
unique plant(特有な植物) unique が前から plant を修飾
famous countries (有名な国々)famous が前から countries を修飾
といった感じです。こんな風に前からかかるの普通です。
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ところが、「形容詞が後ろからかかる用法」があるのです。これを(形容詞の)後置修飾と言います。
たとえば1問目なら
Green tea doesn't come from a plant
unique to Japan.
unique to Japan の3語が後ろから plant を修飾しています。
実は
「形容詞+α」の「2語以上のかたまり」が名詞を修飾する場合
→名詞の後ろから修飾する
というルールがあるのです。
1ならば
「unique to Japan」 の3語のかたまりが後ろから 名詞plant を修飾しています。
(日本独持の→植物)
2ならば
「famous for their historic sites」の5語のかたまりが後ろから 名詞countries を修飾しています。
(史跡で有名な→国々)
3ならば
「far from my office」の4語のかたまりが後ろから、名詞 house を修飾しています。
(会社から遠い→家)
こんな感じに英語はできるのです。
考え方としては「which + be動詞」の省略という具合に捉えることもできます。
この which はもちろん関係代名詞の主格。
つまりそれぞれ↓こうなります。
1 Green tea doesn't come from a plant which is unique to Japan.
2 I visited some countries which are famous for their historic sites.
3 I live in a small house which is far from my office.
ここから which+be動詞 を取っ払うと
1 Green tea doesn't come from a plant
unique to Japan.
2 I visited some countries
famous for their historic sites.
3 I live in a small house
far from my office.
となる、という具合です。
でも、普通は which+be動詞 なんて入れません。形容詞+αのかたまりが後ろから名詞を修飾した形になります。
たまに出てきます。慣れないと面食らうかもしれません。知らなかったらこの機会に慣れてくださればと思います。
いかがだったでしょうか? それではまた来週!
問題編
http://q-eng.com/diary/20727
参考書籍
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