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mouthbirdさんの日記

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2017年
09月06日
20:14 mouthbirdさん

訳例に工夫を(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です

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参加して下さった皆様、ありがとうございました。それでは解答・解説に参ります。

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問題 次の英文の和訳例を作りなさい。

(1)A true gentleman would help the poor boy.
(2)A hundred years ago, we would have traveled in Asia by ship.

※ 訳例を工夫してください。

解答例

(1)真の紳士ならば、そのかわいそうな少年を助けるであろう
(2)100年前であれば、私たちはアジアを船で旅行しただろう

解説
 これは実は「仮定法」の一環だったのです。ポイントの1つは両方の英文に would があること。will ではない。
 なぜか?

 would はよく仮定法で使われますよね。出題の部分には「訳例を工夫してください」と書いてあるので、「ここは仮定法では?」と考えてほしかったのです。

実は
 「主語」や「副詞(句)」に仮定の意味が加えられる仮定法…というのが存在するのです。
 
(1)A true gentleman would help the poor boy.
  ↑これならば
 →If the man were a true gentleman, he would help the poor boy.
  (もしその男が真の紳士ならば、彼はそのかわいそうな少年を助けるであろう)
   ↑これはきれいな仮定法。実はこんな感じがベースなのです。

(2)A hundred years ago, we would have traveled in Asia by ship.
  ↑これならば
 If it were a hundred years ago, we would have traveled in Asia by ship.
  (もし100年前であれば、私たちはアジアを船で旅行しただろう)
   ↑これもきれいな仮定法。実はこんな感じがベースなのです。

したがって、それぞれ
(1)真の紳士ならば、そのかわいそうな少年を助けるであろう
(2)100年前であれば、私たちはアジアを船で旅行しただろう

こんな訳例を作って欲しかった、という問題でした。

いかがだったでしょうか? それではまた来週~。

問題編
http://q-eng.com/diary/20667
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