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mouthbirdさんの日記

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2015年
10月14日
17:07 mouthbirdさん

,(カンマ)ある無しで意味が変わるよ1(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です

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●アプリ情報:テストバージョン 3.01と3.02

今後の予定(作成順)
単語の充実
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参加された皆様ありがとうございました。どうですかねー? 私にはとても面白く感じられたのですが…。

では解答と解説参ります。


問題
次の2つの英文を、2つの意味の違いが分かるように、それぞれの和訳例を作りなさい。

1 There were few people there who saw the accident.
2 There were few people there, who saw the accident.


解答
1 そこには、(人はそれなりに多くいたが)その事故を見た人(に限るとそういう人)はほとんどいなかった。
2 そこにはほとんど人がいなかったが、彼らは(全員)その事故を見た。


解説
そもそも、「カンマなし(制限用法)」と「カンマあり(非制限用法)」の解説をまずします。

●「カンマなし(制限用法)」
例文
 He had two sons who became musicians.
(彼は音楽家になった2人の息子がいた)…音楽家にならなかった息子(たち)がいる可能性がある。

カンマがない「制限用法」の場合、関係詞が後ろからかかります
つまり↓こっちの場合
 He had two sons who became musicians.
まず「彼には音楽家になった息子が2人いて、音楽家にならなかった別の息子も居る可能性がある」という意味を作ります。


●「カンマあり(非制限用法)」
例文
 He had two sons, who became musicians.
(彼は2人の息子がいて、2人共音楽家になった)…彼には息子が2人しかおらず、2人共音楽家になった。

カンマがある「非制限用法」の場合、そこで意味を一旦切ります。
つまり↓こっちの場合
 He had two sons, who became musicians.
まず「彼には2人の息子がいた」で一旦意味を切るのです。この場合彼には息子が2人しかいません。でそして彼ら(2人の息子)は全員(2人共)音楽家になった。という意味を作ります。



今回の問題は↑これを踏まえるのです

1 There were few people there who saw the accident.
 who saw the acident の who の先行詞は few people です。つまりその事故を見た人はほとんどいなかった。
 で、制限用法なので、「その事故を見ていない人ならば、そこにたくさんいた可能性がある」のです。

2 There were few people there, who saw the accident.
 who saw the accident の who の先行詞は few people です。つまりその事故を見た人はほとんどいなかった。
 で、非制限用法なので、「そこにほとんど人はいなかったけれども、その全員がその事故を見た」というわけなのです。


英語だと、カンマ1つでこれだけ意味が違ってしまうことがあります。私はこれを面白く思いましたが、みなさんはどうお思いになったでしょうか?

それではまた来週!

問題編
http://q-eng.com/diary/18149

出典
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コメント

1番~4番を表示

2015年
10月15日
04:18
さん

1:

acident. はタイポと指摘しておいたはずですが。

試験問題ですから、(会員の普通の日記とは違う) ご注意を。

2015年
10月15日
08:03
mouthbirdさん

>>1 BlauerHimmelさん
申し訳ありません。なぜか見過ごしてしまいました。
ご指摘ありがとうございました。今直しました。いつもすみません><

2015年
10月17日
12:43
rudbydjangoさん

なるほど、そう訳せばいいんですね。ありがとうございました。

«1» については、「見なかった人がおる」ことは、文章から明白なのですが、現実としてそういう事態が想像できなかったし、見た人が移動してしまったことには出来ないし、«2» と同じになってしまうのでちと考えてしまったわけです。

今考えると、事故が軽微だったとか、近くにいた人たちがおしゃべりに夢中であったとか、いろいろ想定は出来るわな、と納得しました。

ただ、やっぱり « few » がいやらしいですね。完全否定ではないので「全員」と言い切っていいものなのかな?という気はします。

いまは「カンマ」の方が通りがいいのでしょうか。そういえば「カンファレンスルーム」という表示が多いかも。

蛇足ですが韓国語には広い「あ・お」と狭い「あ・お」があるために、LA Dodgers を「エルエイダジョス」のように発音するようです。

日本語をあまり見ないでいるとカタカナ語の移り変わりに乗り遅れる可能性がありますね。

2015年
10月20日
17:39
mouthbirdさん

>>3 rudbydjangoさん
>ただ、やっぱり « few » がいやらしいですね。完全否定ではないので「全員」と言い切っていいものなのかな?という気はします。

, who (非制限用法)の場合、手前の補足的説明になります。したがってこれは「few people の全員」になってしまうようです。

私はなぜかこの2文の違いはすぐに解りました。私は数字に対する感覚が平均より良いのかもです。
英語全体に対する感覚は平均より大幅に劣っていますが。

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