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mouthbirdさんの日記

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2013年
07月24日
13:22 mouthbirdさん

難しい助動詞の問題(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です

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●アプリ情報:テストバージョン 3.01と3.02
既に発表されています。

今後の予定(作成順)
単語の充実
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参加してくださった皆様、ありがとうございました。
もしかして簡単と感じられるかも、と実は思っていました。
そうでもないようでほっとしています。
では、解答と解説に参りましょう。

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問題:(   )に適切なものを選択肢から選びなさい。

(1) After the accident, the car doors (   ) open. So the driver had to climb out through the window.
 1 hadn't
 2 won't
 3 shouldn't
 4 wouldn't

解答
 4 wouldn't

解説
 1 hadn't が(   )に入るなら、その次は、名詞か過去分詞しか入らない。しかし open は動詞の現在形か形容詞。したがって hadn't はありえない。
 2 won't は = will not である。この文全体の時制は「過去時制」である。なのに will はおかしい。
 3 shouldn't は過去時制でも使える助動詞である。(実は、元々は shall の過去形が should である)。したがって文法的にはOK(…としたいが本当は時制の一致以外で使いにくいので、実はホンマはダメ。でもここでは便宜上OKとして考える<なぜだめなのか、説明するとかなり長くなるのでここでは省略>)
 意味を無理に考えると、shouldn't だと「その事故の後、車のドアは開くべきではなかった。だから運転手は窓を通って這い出なければならなかった」とでもなろう。不自然である。
 4 wouldn't ←これは would not。would は will の過去形なので時制的に問題ない。will の意味の1つに[習性:固執]がある。
  例文 Oil will float on water.(油は水に浮くものだ)
つまり、wouldn't open ならば(開こうとしなかった)という意味になる。全体で「その事故の後、車のドアは開こうとしなかった。だから運転手は窓を通って這い出なければならなかった」となる。自然である。したがってこれが正解。

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(2) If it is useful to improve the situation, it cannot be done (   ) soon.
 1 much
 2 too
 3 enough
 4 right

解答
 2 too

解説
 実は単純な熟語問題。知っていれば解ける。
 cannot do too ... 「いくら~してもしすぎることはない」
 例文 One cannot practice too intensively before getting a good result.
 (良い結果を得る前に、人はどんなに熱心に練習してもしすぎることはない)
too を入れると
(もしその状況が改善されることが役に立つのならば、それはどんなに早くなされれも早すぎることはない)
となる。したがって too が正解。

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(3)I (   ) the flowers. Just after I finished, it started raining.
 1 cannot have watered
 2 must not have watered
 3 need not have watered
 4 might not have watered

解答
 3 need not have watered

解説

まず water の確認をする。今回の water は名詞「水」ではない。動詞で「~に水をやる」という意味。

では!

 「助動詞+have+過去分詞」…という形の学習。今までに既に学習している。
http://q-eng.com/diary/7750
これは【侮ってはいけない形】と私は習った。

普通、最低限覚えるのは以下。

・cannot have 過去分詞 「~した(だった)はずがない」
・may have 過去分詞 「~した(だった)かもしれない」
・must have 過去分詞 「~した(だった)に違いない」

・need not have 過去分詞「~必要はなかったのに<実際はしている>」
・shouldn't have 過去分詞「~すべきではなかったのに<実際はしている>」
・should have 過去分詞「~すべきだったのに<実際はしていない>」

実は  4 might have 過去分詞 は = may have 過去分詞 と考えてほぼ問題ない。「~した(だった)かもしれない」という意味。may よりも少し自信がない場合 might になるらしいが、「mayと変わらない」とおっしゃるネイティブもいらっしゃる。

今回の問題は意味上、「~必要はなかったのに<実際はしている>」が1番適切であろう。
 3 need not have watered を入れると
 「私は花に水をやる必要がなかった。終わった後に雨が降り始めた」
とすれば極めて自然なはず。したがってこれが正解。

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(4) A: That movie was a total waste of money.
    B: Yeah, we (   ) as well have stayed at home! We probably would have had more fun.
 1 can
 2 may
 3 shall
 4 will

解答
 2 may

解説
 これも熟語問題。
 may as well do ~(as do ...)   「(…するのは)~するのと同じだ」
≒might as well do ~(as do ...) 「(…するくらいなら)~するほうがましだ」

例文
 I might as well throw my money into the sea as lend it to such a fellow.
 (あんな奴に金を貸すくらいなら、海に金を投げたほうがましだ)
ジーニアスによると「~のほうがましだ」という意味なら may は通例不可となっている。
だから、might があったらそっちのほうが適切だった。でも might がないから、通例ではないと考えて may を選ぶしかない。
訳例
A:あの映画は時間の浪費だったなあ
B:まったくだ。家にいたほうがましだった。たぶんもっと楽しかったろうよ

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(5) My wife would (   ) rice for breakfast if she can have toast.
 1 rather not eat
 2 not rather to eat
 3 rather not to eat
 4 rather not eating

解答
 1 rather not eat

解説
これはどちらかといえば rather の問題。rather は副詞。副詞は文の要素には入らない。だから取っ払って考えれば文法的なおかしさはわかりやすい。

では選択肢から rather を全部取っ払ってみよう。すると

1 My wife would not eat rice for breakfast
2 My wife would not to eat rice for breakfast
3 My wife would not to eat rice for breakfast
4 My wife would not eating rice for breakfast

となる。
would not を wouldn't にしたほうがわかりやすいか?

1 My wife wouldn't eat rice for breakfast
2 My wife wouldn't to eat rice for breakfast
3 My wife wouldn't to eat rice for breakfast
4 My wife wouldn't eating rice for breakfast

となる。どうであろう? 1以外は文法的におかしいことがわかるはずである。
これで正解は出せる。正解は1になる。

なお
would rather do ~ は「(…するよりも)むしろ~したい」という意味を表す熟語。

なお否定形は
 ○ would rather not do ~
 × would not rather do ~
となる。今回は↑この知識を知らなくても解けたが、覚えていればその分間違いは減るであろう。

正解の和訳例「私の妻は、もしトーストが食べられれば、朝食にはご飯を食べたがらない」

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いかがだったしょうか?

それではまた来週!

問題編
http://q-eng.com/diary/13792

出典
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コメント

1番~5番を表示

2013年
07月24日
19:12
ken14さん

今週もありがとうございます。 そして先ほどは大変失礼いたしました。メールを見ているうちに
どこかをクリックしたみたいで、ご迷惑をおかけしました。

 今回は2と4、いずれも熟語問題ですが、分からなかったので調べました。

なかなかすんなりとはいきません。 すんなりと行くように憶えなくては・・・・

 では次回の問題舞っています。

2013年
07月25日
09:52
hadaさん

マバ先生、解説ありがとうございました。

4はともかく、1はもう少し考えていれば解ける問題でした。
でも消去法に頼らなくても解けるようになりたいなあ。

熟語問題はものすごく苦手です。
いつもボコボコにされてしまいますw

次の出題も楽しみにしています!

2013年
07月25日
11:27
mouthbirdさん

>>1 ken14さん
熟語問題は該当の熟語を知らないと解けず、知っていると簡単に思えてしまいます。
知らない熟語は確実に物にしましょう。
来週もお待ちしています。

>>2 hadaさん
hadaさんも熟語が苦手なようですね。社会人の方は意外と熟語を学習する機会が少ないのかも、と思いました。少なくとも問題ででた熟語は覚えましょう。
来週もお待ちしています。

2013年
07月25日
13:11
maikoさん

マバ先生こんにちは。
じっくり、解説読ませていただきました〜。
さすがだなぁぁ黒ハートって思ってます。
だって、この本の解説、たとえば(3)は「水をやった直後に雨が降った」という文脈に合うものを選ぶ。〈助動詞+完了形〉は、過去の出来事に対する判断を示す。
しか書いてないの泣き顔
おバカな私にはこれだけじゃ理解できません涙

理解してないからあっという間に忘れちゃうのかも。。。
でも、やっぱり何度もやらなきゃダメなんですね。
ありがとうございます。
キャンペーンには間に合わなかったけど、環境が整った時はおねがいします。

2013年
07月25日
14:33
mouthbirdさん

>>4 maikoさん
 以下、耳が痛いことを書くかもしれません。申し訳ありません。実は「文法ちゃんとやった人には、この問題集の量と説明で英検2級には十分」「文法学習用」ではなく「文法確認用」と思います。

英検2級対策用のこの語彙イディオム問題の「文法問題」のところは
 ・「よく出るような問題しか載せていない」⇒文法の学習用としては量が全然足りない
 ・「解説が短い」⇒文法の学習用としては不十分
です。
 この本はもともと「語彙」と「イディオム」の学習用であって、「文法の学習」のためには物足りないです。この本の「文法」の部分は学習用ではなく「確認用」です。たとえば、この本だと助動詞の部分がたった6問しか載ってない。たった6問で助動詞の学習が完了するわけがないのです。

 文法をやるにはちゃんと文法問題集を解かないといけません。あとは意志の問題です。なおキャンペーンは今月(7月いっぱい)まで延ばしました。さすがに8月までは伸ばさないので、よかったら今月内にお申し込みください。
http://www.ye-study.com/jugyohome01.htm

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