smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします
●アプリ情報:すみません。テストバージョン 2.11と2.12 のままですです。
ずいぶん長くお待たせしているので、少しずつでも発表したいところなんですが…
ゲーム後に〇×がちゃんと表示されるところまでです。
http://q-eng.com/app_sample/q_tan_sample03.html
参加くださった皆様、ありがとうございました。それでは解答と解説に行きます。
問題
(1)次の英語の意味が近いものを1つ選びなさい
He can't have taken a taxi.
A.He can't find a taxi to take.
B.It is impossible for him to take a taxi.
C.It is very unlikely that he took a taxi.
解答:C
これは「助動詞+have+過去分詞」という形の学習です。この形は「侮ってはいけない表現」と私は習いました。
【have+過去分詞】←ここだけ見たら、「現在完了」に見えます。しかし「助動詞+have+過去分詞」の場合は、【現在完了ではない】と覚えてください。これは、どちらかというと、「過去形」に近いイメージを持ってください。
「助動詞+have+過去分詞」は
現在からみて「過去のあの時点では~だった(かも)」と、【過去を推量する表現】
です。
普通、最低限覚えるのは以下。
・cannot have 過去分詞 「~した(だった)はずがない」
・may have 過去分詞 「~した(だった)かもしれない」
・must have 過去分詞 「~した(だった)に違いない」
・need not have 過去分詞「~必要はなかったのに<実際はしている>」
・shouldn't have 過去分詞「~すべきではなかったのに<実際はしている>」
・should have 過去分詞「~すべきだったのに<実際はしていない>」
ちなみに、私の師匠の1人、井川治久先生は浪人時代「should have done(過去分詞)」が口癖だったそうです。つまり「I should have studied more.(私はもっと勉強すべきだった(してたら浪人しなかった)<実際はもっと勉強していなかったので浪人した>)」という具合です。
今回の問題は
can't have taken …これは
・cannot have 過去分詞 「~した(だった)はずがない」
ですね。「現在から見て、過去のあの時は【~した(だった)はずがない】」という表現を探しましょう。
すると
C.It is very unlikely that he took a taxi.
(彼がタクシーを使ったというのはまずありそうにない)
だけが該当します。
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(2)和訳例として「誤っている」ものを1つ選べ
A.A liar should have a good memory.
嘘つきは記憶力が優れていないといけない。
B.I would do so, if I could.
できたらそうするんですが。
C.Can it be true?
それは本当かしら。
D.That might be rather difficult.
それはけっこう難しかったのかもしれません。
解答:D
解説:Dの和訳例をよくご覧ください。
「それはけっこう難しかったのかもしれません。」←これは
現在からみて「過去のあの時点では~だった(かも)」と、【過去を推量する表現】
です。
したがって、
・may have 過去分詞 「~した(だった)かもしれない」
が使われていなければなりません(補足:might have 過去分詞 でもほぼ同じ意味。may より若干確信度が低いとされるが、同じだという人もいる)
That might be rather difficult. は might と書いてあっても、これは、確信度が may に比べてやや低い「~かもしれない」です。したがってこの意味は
×それはけっこう難しかったのかもしれません。
〇それはけっこう難しいのかもしれません。
になります。
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(3)誤りがある英文を1つ選びなさい
A."May I help you?" "Yes,if you will."
B.Will you mind posting this letter for me?
C.Sit down, will you?
D.He won't leave me alone.
解答:B
解説:
A「何か承りましょうか」「ええ、できれば」となります。
if you will(または would)…は相手の申し出に答える際、文尾に付ける決まり文句のようなものです。
B 「私の代わりにこの手紙を出していただけませんか」
would you mind …? は丁寧な依頼の決まり文句です。残念ながらこれを will you mind … ? とは言いません。would の代わりに使えるのは do です(丁寧度はだいぶ下がりますが)。
C「座るんだ」
これは、「命令文の後に付ける will + 主語 ?(付加疑問文)」というものです。このwill はある意味「命令的」です。
D「彼はどうしても私を一人にしてくれない」
この will は「固執」のwill。「どうしても~する(しない)」という意味を持ちます。
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(4)「伝言を承りましょうか?」という意味に取れる英文を1つ選べ
A.Will I take your message?
B.Will I get your message?
C.Should you like to leave a message?
D.Would you like to leave a message?
解答 D
解説:まず正解の
D.Would you like to leave a message?
の直訳例は
「伝言をお残しになりたいですか」です。今回はこれが良いわけですが、他の選択肢のまずい所を見てみましょう。
もし、主語を I にして使うのならば
A.Will I take your message?
B.Will I get your message?
これらは
→Shall I take a messege?
→Can I take a messege?
などと表現します。この場合 your messeage は変で、a message にします。
C.Should you like to leave a message?
ですが、これは不可。これがなぜ不可かはちょっと説明がかなりずかしいので説明を省きます。ここでは簡単に、
should you like と言うくらいなら would you like というのが普通
と覚えておけばよろしいと思います。
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いかがだったでしょうか?
助動詞も苦手な人はとことんまで苦手ですからね。苦手だと思ったらよく復習なさって下さい。
それではまた来週!
問題編
http://q-eng.com/diary/7720
出典
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