smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
まずアプリ情報です。申し訳ありません。現在、私とエンジニアが多忙期に入っていまいました。開発がさらに遅れる見込みです。
有益な情報としては、初期データ(約1100語)分の音声データが入手できたとうことです。
また、お陰様で、データ作成のお手伝いさんも来てくださいました。ありがとうございます。
私の多忙期が終わるのは8月9日の予定です。
もちろんそれまでに公表できるバージョンができ次第それを発表いたします。
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では…
今回もチャレンジしてくださった皆様、ありがとうございました。
では、今回の解答と解説に行きます。
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問題
(A)誤りを正せ。
I want you to become Edison, not a Shakespeare.
解答
Edison →
an Edison
解説
「a(an)+ 人物名」で、「(人物)のような人」という意味を表すことができます。(この問題だと、後ろの「a Shakespeare」が既にその役目を果たしていますね)
エジソンそのものにはなれっこありません。「エジソンのような人」になる、という表現にします。
「私はあなたにエジソンのような人になって欲しい、シェークスピアのような人ではなくて」
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(B)次の意味になるように、次の語群を並び変えなさい。[1語不足]
お金持ちが必ずしも幸福であるとは限らない。
(always/are/happy/not/rich)
解答
The rich are not always happy.
別解
Rich people are not always happy.
解説
「the+形容詞」で「形容詞な人々」という意味を表します。他にも例えば「the young」ならば、young people と同じ意味で「若者たち」という意味になります。
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(C)( )に適切な1語を選びなさい。
He caught me by( )arm.
a.an b.the c.my d.his
解答
b.the
解説
これは、かなり特殊な形と言えます。熟語として考えたほうがいいかもしれません。
catch + 人 +
by the [人の体の一部] 「[人の体の一部]をつかむ」
という決まりきった形があるのです。私はこの熟語を「前置詞のby の学習時」に教わりました。当時の先生から「いいか~。使うべき前置詞は by で、 by の次はなぜか the なんだぞ~~!」って教わりました。by を使うんだということもしっかり覚えましょう。
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(D)誤りを正せ。
Last Sunday we went to school to play the baseball.
解答
go to school → go to
the school
play the baseball → play baseball
解説
2箇所あるのが味噌でした。1箇所しかない、という先入観に打ち勝てたかどうかがポイントでした。
1箇所目。go to school → go to a school
go to school のままだと school は無冠詞ですね。無冠詞は「機能」を表します。
つまり go to school だと「学校というものに行く⇒学校に通う」という意味です。
今回は「野球をしに学校に行く」と言いたいのです。今回は「野球をしに学校に通う」は変ですよね(そういう人がいるかもしれませんが)。
で、冠詞をつけたいのですが、a か the か。これが難しいところ。実はこれも「熟語的な表現」と覚えたほうがいいかもしれません。
go to the school で「(用事などで)学校に行く」という具合に使います。したがって今回は the です。
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2箇所目。play the baseball → play baseball
「楽器を引く」場合、[play the + 楽器名] という表現になりますが
「スポーツをする」場合、[play スポーツ名] という具合に「無冠詞」で使います。
これらを
「楽器のthe」「スポーツの無冠詞」と呼ぶことがあります。
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以上でした。いかがだったでしょうか?
冠詞は日本人にとっては大変難しいと思います。私の師匠は「完全な習得には50年かかる」とおっしゃっていました。当然私もしょっちゅう間違えます。
間違えながら、少しづつ覚えるべきではないでしょうか?
それではまた来週。
問題編
http://q-eng.com/diary/6900
出典
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