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一貫性の原理 ~マーケティング手法を活かした習慣形成法~
【経験+知識 ⇒ アイデア】
先日の本屋での経験から習慣形成法を考えてみた。
<em>主題(経験):
本屋で1260円の本を買って、現金1260円と500円の図書券を出しておつりで現金500円をもらった。</em>
おかしい。
結果的に図書券を本屋で換金したことになるじゃないか!
普通1260円のものを買うのに1760円出せば、500円余分だから返される。この場合は図書券は次回に・・ということになるだろう。もしくは、現金1000円と金券500円で1500円払って240円のおつりになるはずだ。
これを可能にしたのは、支払い時に一貫性の原理という心理的トリガーを利用したことだ。
たとえば、洗車をする際、
最初は一番安い洗車コースで受付をし洗車に入る。
終盤になって店員が「ついでに下部洗浄もしときますか?」
もしくは「一緒に撥水コーティングもしておきましょうか」
なんて追加注文を受け付ける。
受付時に売り込むより受注率は飛躍的に上がるはずだ。
女性も美容院にカットに行った際、
「ついでにトリートメントもしておきましょうか」
なんて言われてする気のなかった追加注文をしたことがあるんじゃないだろうか?
今回の本屋での行動はこうだ。
店員「1260円になります」
MM「これ、使えますか?(図書券提示)」
店員「はい、えーと、それでは残り760円ですね」
MM「ありがとうございます。
えーと、じゃあ1000円出して・・
これでお釣りが240円だから・・
これとこれで(260円も追加で出す)」
店員「はい、ではお釣りが500円になります」
最初に図書券を受け入れさせ、
その後に細かい釣銭を大きくするための支払いをする。
結果的には現金が代金に到達したが店員は何も感じない。
別に手元から出たキャッシュフローは760円で変わりないので得をしたわけでも何でもないんだけれど、原理の有効性を実体験したことに感動。
これを習慣形成にあてはめてみる。
目標:「掃除」という習慣を作る
スタートは靴をそろえることから始める。
一貫性の原理のポイントは、最初の決定をこれ以上ないほどシンプルなものにすることだ。
あとは「ついで」を追加していくだけだ。
準備として玄関にクロスを一枚置いておく。
靴を揃えることに慣れてくると、たまには「ついでに磨こう」という気になる。
この「ついで磨き」が習慣化されるとクロスが汚れる。
汚れたクロスは洗面所で洗うことになる。
クロスを洗う「ついでに水周りを拭く」
次回またクロスを洗うとき、前回拭いたとこはまだキレイなのでちょっと違うとこを拭く。
そんな感じでだんだんと行動範囲が広くなり、最終的に靴をそろえていただけなのに掃除が習慣化されるようになるのだ!
とか色々とアイデアを練ってみる。。
みる。。
みる。。
おやすみる。。
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