• ようこそゲストさん!

MuscleMagicianさんの日記

(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))

2008年
11月16日
00:50 MuscleMagicianさん

一貫性の原理 ~マーケティング手法を活かした習慣形成法~

  • その他

【経験+知識 ⇒ アイデア】




先日の本屋での経験から習慣形成法を考えてみた。




<em>主題(経験):
本屋で1260円の本を買って、現金1260円と500円の図書券を出しておつりで現金500円をもらった。</em>




おかしい。




結果的に図書券を本屋で換金したことになるじゃないか!




普通1260円のものを買うのに1760円出せば、500円余分だから返される。この場合は図書券は次回に・・ということになるだろう。もしくは、現金1000円と金券500円で1500円払って240円のおつりになるはずだ。




これを可能にしたのは、支払い時に一貫性の原理という心理的トリガーを利用したことだ。




<fieldset><legend align="left"> 【一貫性の原理】</legend>
一旦購入の意思決定をした後に、何か追加行動をとる際、
最初に決定した「購買する」という決定を、
守り続け引きずろうとする心理的原理。
.
</fieldset>
.

たとえば、洗車をする際、
最初は一番安い洗車コースで受付をし洗車に入る。
終盤になって店員が「ついでに下部洗浄もしときますか?」
もしくは「一緒に撥水コーティングもしておきましょうか」
なんて追加注文を受け付ける。
受付時に売り込むより受注率は飛躍的に上がるはずだ。




女性も美容院にカットに行った際、
「ついでにトリートメントもしておきましょうか」
なんて言われてする気のなかった追加注文をしたことがあるんじゃないだろうか?




今回の本屋での行動はこうだ。




店員「1260円になります」
MM「これ、使えますか?(図書券提示)」
店員「はい、えーと、それでは残り760円ですね」
MM「ありがとうございます。
   えーと、じゃあ1000円出して・・
   これでお釣りが240円だから・・
   これとこれで(260円も追加で出す)」
店員「はい、ではお釣りが500円になります」




最初に図書券を受け入れさせ、
その後に細かい釣銭を大きくするための支払いをする。
結果的には現金が代金に到達したが店員は何も感じない。




別に手元から出たキャッシュフローは760円で変わりないので得をしたわけでも何でもないんだけれど、原理の有効性を実体験したことに感動。




これを習慣形成にあてはめてみる。




目標:「掃除」という習慣を作る




スタートは靴をそろえることから始める。




一貫性の原理のポイントは、最初の決定をこれ以上ないほどシンプルなものにすることだ。
あとは「ついで」を追加していくだけだ。




準備として玄関にクロスを一枚置いておく。




靴を揃えることに慣れてくると、たまには「ついでに磨こう」という気になる。
この「ついで磨き」が習慣化されるとクロスが汚れる。




汚れたクロスは洗面所で洗うことになる。




クロスを洗う「ついでに水周りを拭く」




次回またクロスを洗うとき、前回拭いたとこはまだキレイなのでちょっと違うとこを拭く。




そんな感じでだんだんと行動範囲が広くなり、最終的に靴をそろえていただけなのに掃除が習慣化されるようになるのだ!




とか色々とアイデアを練ってみる。。




みる。。




みる。。




おやすみる。。


  • 総アクセス数(2,294)
  • 拍手拍手(0)
  • お気に入りお気に入り(0)

コメント

1番~6番を表示

2008年
11月16日
00:56
さん

1:

hilite10982 のコメント:
さっすがーっ!

なんでMM師匠が”図書券の換金法”などを???

と思ったけど、ここまで発想を広げるとはっ!

たびたびですが、恐れ入りました。

頭は使わんとあきまへんなぁ。

2008年
11月16日
02:07
MST102さん

>靴をそろえること



誰の本かわかりますたw



でも面白かったですよ~。

小さなことでもアクションを起こすのが大事なんですよね。



よく聞く、「お父さん、やりもしないのにグッズだけは揃えるよね~」といわれているお父さんたちにもこういう考えがあったのかなぁ、と思いますね。でも、言い返せないからだまってるとw

2008年
11月16日
14:47
さん

3:

そうですよね~。

心理的トリガーとでも言うんでしょうか。



「いいきっかけ」を作ることで、次の行動につながってくるというのはあると思います。



私の場合は「お風呂の掃除」。



なぜか、これをすると、他の掃除がしたくなってくる。

そういう行動のきっかけになるものが沢山あれば楽なんだけど・・ねw 


2008年
11月16日
19:02
さん

4:

Luke505 のコメント:
なるほどぉ。フムフム そぉ考えると 負の一貫性もありそうで



それはまた習慣となるまでの 連鎖が半端なく速く



大きくなっていきそうです><ネガティブパワー恐るべし><

うぅ;w;



タバコ辞めたい人なんていうのは そぉするといいのかもね♪



吸おうと思ったときに 「あとで吸おう」と考えれば



結果辞めれそうw

2008年
11月16日
19:16
hadaさん

コンロの近くなど汚れやすい所にボロ布を置いておくのも、日頃の掃除への敷居が低くなっていい感じです。 :-)

2008年
11月16日
19:53
MuscleMagicianさん

hiliteさん
まだまだバラバラのパズルのピースを集め続けている段階ですけど、いつかおっきな作品が出来上がったらいいなぁと思ってます(・∀・)

MSTさん
なるほど!
そろえるというのを「買い揃える」と解釈されたんですね!
私は「きちんと整える」という意味だったんですが、
なんか新しい発想に結びつきそうです!

むーんしゃん
お風呂掃除がトリガーなんですね!
お風呂掃除とか子供に何とか楽しんでさせれそうな気がしますね。
すぐにアイデアが出てこないんですがトリガー探しましょう。笑
教育にも使えるマーケティング。笑

まぃちゃん
負の一貫性、強いだろうねぇ・・
人間って弱いからね(・Д・)
タバコやめる最初のトリガーってなんだろ。
そのときめんどくさいからあとで、ってなるための、
何かしらの仕組みが作れたらいいだろうねー。

hadaさん
勉強する人ってトイレとか寝室の天井とか、
いたるところに教材を掲示してたりしますからね。
掃除も汚れるところそこらじゅうに掃除道具をばら撒いておけばよさそうです。
俳優船越さんの奥さんの松井さんも「松井棒」なる掃除道具をそこらじゅうに置いてるとかいないとか・・?

1番~6番を表示