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大学入試ってどんな試験?(発音・文法編)
3月は「大学入試ってどんな試験?」というシリーズになります。
大学入試は(もはや)関係ない方もこのブログは見てくださっているようなので、その方々にとってはあまり興味が湧かれない内容かもしれません。申し訳ありませんが3月はご容赦ください。m(_ _)m
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今回のメニューは
・「発音・アクセント問題」についての説明
・「文法問題」の説明
です。例題<をこまごまと7題提示しましたので、学習したい方はチャレンジをお願いいたします。(画像は1つを除き全てセンター試験の過去問題です)
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発音・アクセント問題
概要・「単語1つ1つの母音の違いを聞くもの」 と「単語1つ1つのアクセントの位置を問うもの」の2つに大きく分類される。
・「単語1つ1つの母音の違いを聞くもの」
解答 1
解説 各発音は次の通り。
・「単語1つ1つのアクセントの位置を問うもの」
解答 3
解説 太字がアクセントの位置です。
1 envelope furniture horrible
2 material psychology remarkable
3 effective interview recognize
4 embarrassment libarian philosophy
【出題方法】
・「大問」の1つとして取り上げられ、その中に、3~5個ぐらい同種の問題が並べられているケースがあります。
・「長文問題」の設問の1つとして、取り上げられることがあります。長文の本文中にある単語をピックアップし、その単語の発音やアクセントに関する問題が設問の1つなっているケースです。
【出題傾向】
・この「母音の違い」と「アクセントの位置」を問う2種類しかほとんどありません。しかしまれに「子音」の違いなどを問われる場合があります。一昨年のセンターでは3問中2問が子音の問題という珍しいケースでした。
・センターにはほぼ毎年出題されます。センターの場合「抑揚問題(文全体の中でどの単語が最も強く発音されるのか)」といった独特の問題がありましたが、ここ2年ほど姿を消しています。
・大学(学部)によっては全く出題されないケースも数多くあります。逆に全30問中5問が発音・アクセント問題といった大学(学部)もあります。
【対策】
発音・アクセント専用の参考書が売られています。問われやすい英単語は概ね決まっています。それほど多くはありません。それを覚えることが対策となります。最近はCD付きの本が多く、耳でも覚えられるのではないかと思います。
また、総合参考書のようなものの一部にも発音対策が含まれている場合があります。それで対策をされる人も多いと思います。
「文法問題」
「(いわゆるコテコテの)文法問題」「語法問題」「熟語問題」「誤文訂正問題」「その他」に大別されます。
・「(いわゆるコテコテの)文法問題」
解答 what
解説 関係代名詞問題。( )の後ろの[I want] の他動詞want の目的語がない。だから( )に関係代名詞目的格を入れたいが、先行詞が見当たらない。この場合「先行詞」を含んでいる関係代名詞「what」になる。
「ありがとう、ヒトミ。この本が本当に私が欲しかったのよ」
・「語法問題」
解答 3
解説 insist は、後ろにto 不定詞を伴えない。[insist on 所有格+~ing]という形で使う。insisit は that節も後ろに取れるが、今回の選択肢は受動態になっていて、このままでは意味がおかしい。
「姉は私が独力でその問題を解くべきだと主張した」
※このように、単語1つのみに固有のルールがある。これを問うものを「語法問題」と呼びます。
「熟語問題」
解答 4
解説 for the sake of ~ で「~のために」という熟語。これを当てはめるだけでOK。
「鈴木さんは健康のためにタバコを吸うのを止めた」
※このように「この熟語」を知っているだけで解ける。逆に知らないとどうしたって解けない。
「誤文訂正問題」
(上級者のための正誤問題の解法 加東憲吉著 より)
解答 D
解説 at last it never stopped → it never stopped after all と直す。
at last(ついに) は望ましいことが最終的に起こる場合に用いる。また否定文では使えない。よってD。
「予定されていた試合ができるように望みながら雨が止むのをずっと待ったが、結局止まなかった」
「その他」
例として、センターで頻出の「並べ替え問題」を取り上げました。
解答 1、2
解説 冒頭で「暖かい( )を取ること」と言っているのだから最初の空欄は bath。後は「あなたがよく眠るのを助けるだろう」とつながる順番にする。なお「help+人+原形不定詞」は基本。
Taking a warm bath may help you sleep better.
【出題方法】
・「大問」の1つとして取り上げられ、その中に、3~10個ぐらい入っているケースがあります。
【出題傾向】
・「(いわゆるコテコテの)文法問題」は最近ではあまり出題されなくなりました。(でもセンターでは依然として出題されています)。ものすごく長い長文問題が好きな大学(学部)では、「(いわゆるコテコテの)文法問題」は出ない傾向があります。逆に長文問題がそれほど長くない大学は出ます。「大問の1つ」としても出ますし、「長文問題」の設問の1つとして、取り上げられることもあります。長文の本文中にある単語(例えばthat)をピックアップし、その単語について問われます。例えば「本文中の thatと文法的に同じ役割をしているthatを含む英文を次の中から選びなさい」といった問題です。
・「語法問題」は、ミッション系の大学ではよく出題されます。センターでも必ず出ます。かなり難易度が高い問題とされます。「語法問題」は長文問題の設問の1つとして取り上げられることはあまりありません。
・「熟語問題」は「(いわゆるコテコテの)文法問題」よりは出題頻度が高いです。センターでも必ず出ます。たまたまその熟語を知っていれば解けるが、知らなければ永遠に分からない、という種類の問題です。「長文問題」の設問の1つとして、取り上げられることもあります。
・「誤文訂正問題」はミッション系の大学や理系・医学系での出題が多いです。
・「その他」…上で例として挙げた問題のように「並べ替え問題」はセンターでは毎年出ます。並べ替え問題は、どちらかというと難しめの大学で出題されやすいですが、難しい大学なら必ずあるわけではありません。
【対策】
・「(いわゆるコテコテの)文法問題」は、文法のお勉強をちゃんとやることになります。なお、英語が好きで得意な人の場合、【カン】でできてしまう人が多いのです。ただ、こういう方でも受験勉強中(主に9月ぐらい)に「突然出来なくなって困った~~!」となる人が毎年続出しています。
・「語法問題」は文法問題に自信がある人、もしくは文法のお勉強がきちんと終わっている人であればチャレンジしやすいものです。
・「熟語問題」は受験熟語帳を手にいてれ、その中に書いてある【全ての】熟語を「英語から日本語」「日本語から英語」両方出来るよう覚えるように学習します。
・「誤文訂正問題」はかなり高度な文法的な知識を要求されます。本格的に学習したい場合は、この手の問題を含んでいる参考書などを使って学習することになります。
・「その他」…並べ替え問題は文法力と熟語力を要求されます。本格的に学習したい場合は、この手の問題を含んでいる参考書などを使って学習することになります。
今週は以上です。う~んつまらないw
ごめんなさ~い。また来週~♪
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