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模試について:傾向と対策
今回は模試のお話です。
受験生の皆様はポツリポツリと模試が始まる、1回目ぐらいは終わった、という感じではないでしょうか?
大体1カ月たたないと、自分の偏差値は出ないものです。1カ月後に分かる偏差値を1つの目安にして頑張って欲しいと思っています。
今回は「模試について」以下の2つを書きます。
(1)最初の模試の数値の出方 (2)4月~7月の模試と9月~12月の模試の違い
(1)最初の模試の数値の出方
ここでは「受験生」、つまり、「高校3年生」と「浪人生」の模試に関して書きます。
4月以降の最初の模試の結果についてです。
●高校3年生の模試の結果は、大抵、今までより悪いはずです。
●浪人生の模試の結果は、大抵、今までより良いはずです。
必ずこうなります。
なぜか分かりますか?
・高3の皆様へ
今までは高2だけの模試だったはずです。しかし高3から違います。浪人生が加わります。
浪人生は「高3(&1浪など)で受験勉強を既にしている」のです。大学に受かっても「もっといい大学にいきたい」という理由で浪人した人もいるでしょう。
その人たちと同じ土俵で比べられるのです。押しなべて高3になりたてのあなた方よりも実力はあります。そういう方々がドカンとたくさんいるのです。
だから、たとえ実力が同じでも、高2⇒高3では偏差値が下がるのです。
偏差値が下がったのは、何かの間違えではありません。それがあなたの受験生としての実力です。あなたは浪人生と同じ土俵で戦わなくてはならないのです。
・浪人の皆様へ
浪人生の皆さんは、まがりなりにも? 1年間受験勉強をしています。その蓄えはあるはずです。
そして、成績上位の方は大学に受かり、受験生ではなくなっています。それに実力不足の新高3が加わるのです。
だから、前年度最後の模試と同じ実力でも、本年度最初の模試の偏差値は相対的に良く出るのです。
ですが「俺って実力が上がっている~♪」と考える人が結構います。そうではありません。偏差値は上がっても、実力は上がっていないのです。
実は、高3生が実力をあっという間に伸ばし、元の低い偏差値になってしまいます。
ちなみに…
私の1浪のときの最初の英語の偏差値30.5ですw 高3じゃあないですよw 高校のときは、実力がなさ過ぎてまともに偏差値を測っていないですからw もし模試を受けていたら偏差値は20台だったでしょうなあw
私がいかに英語ができなかったかがこれでよくわかると思います。
(2)4月~7月の模試と9月~12月の模試の違い
・4月~7月の模試と9月~12月の模試はその性格が大きく違います。
・4月~7月の模試…基礎問題中心(比較的易しい:大学入試レベルに非ず)
・9月~12月の模試…応用問題中心(比較的難しい:イキナリ大学入試レベルになる)
今はまだ5月です。テキストもさることながら、模試の難易度も易しいです。
この頃の英語の模試は、イディオム(熟語)の知識を問う問題が多いですね。
・例 This store deals ( ) antiques. ←( )に適切な前置詞を1つ入れなさい
正解:in
解説: deal in ~ ~を商う、~を扱う (このお店はアンティーク品を扱っている。)
熟語を知っていれば解ける。知っていなければ解けません。
だから、熟語を1000ぐらい覚えてあると偏差値は簡単に上がります(7月までは)。
9月以降は、逆に熟語を問うような問題は激減します。ほとんど「ない」と言ってもいいでしょう。目立つのは「長文問題」です。信じられないくらい長くなるは、単語は難しくなるはで、大変です。
恐ろしいことに、「9月に入った瞬間」からイキナリ難しくなるのです。
今まで、階段を1歩づつ上がっていたのに、9月に急に「100歩ぐらい先の階段を右足で踏め!」と言われているような…。とにかく「イキナリ難しく」なります。今までの模試がなんだったんだろう、というぐらいに!
ええ、今までの模試は、予行演習だったのですよ。イキナリ難しくなった9月以降の模試でやっと大学受験レベルなのです。9月で十分難しいのに、12月に向けて徐々に難しくなります(傾向的には)。
受験生の皆さんはそのつもりでいてくださいな!
次回は、また文法チックな話になります。どうぞよろしくお願いします。
ではまた来週~♪
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