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mouthbirdさんの日記

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2008年
05月21日
13:36 mouthbirdさん

大学受験にも役立つワードリスト作成

リストがついに一般公開になりましたね。

今回のブログは予定を変更して、リストの話にしましょう。

私も製作したものがありますので、そちらを紹介します。

「大学受験に役立つ」という基準で製作していますから!



人が主語のとき受動態でよく使われる動詞



人が主語のとき受動態でよく使われる動詞

例えば「私は失望している」という意味の英語を使いたい場合、あなたはどのように表現するでしょうか?

もしも、

 (1)I disappoint.

 (2)I am disappointing.


などを思い浮かべたのだとしたら、残念ながら間違いです。

正しくは

 (3)I am disappointed.

となります。[be + 過去分詞]の形です。「受動態」という形にします。

なぜか分かりますか?

動詞disappoint の意味は ×失望している  ○~を失望させる だからです。

例文で言えば

 (1)I disappoint.の意味は「私は~を失望させる」

 (2)I am disappointing.の意味は「私は~を失望させている」


となります。共におかしな英文ですが、無理やり意味を取れば「私が誰かを失望させている」であって「私が失望しているわけではない」のです。

ところが、

 (3)I am disappointed.の意味(直訳例)は「私は失望させられている」

となります。「私は失望させられている」は、何によって失望させられているかは不明なものの、「私が失望している」ということになります。

したがって、(3)I am disappointed.で「私は失望している」という意味になるのです。



このように、人が主語になるとき受動態で使うべきケースが多い動詞をこのリストで集めてみました。

なお disappointed という動詞の過去分詞形は、iKnow!のデータでは「形容詞」として登録されています。

動詞の現在分詞や(この例のように)過去分詞が「形容詞」と正式?に認められる場合と、認められない場合があります。

「正式に」とは、今回は『辞書』で認められる場合と定義します。辞書で dissapointed を引けば単独で項目があり「形容詞」と表示されています。

iKnow!で形容詞扱いのデータは「形容詞の単語」を、そうでない単語は「動詞の単語」をこちらでピックアップしました。



発音:アクセントの部分が【ou】になる単語





発音:アクセントの部分が【ou】になる単語

例えば

ゴール(goal)、ボート(boat)、コート(coat)、ホーム(home)、といった日本語もなっているような英語がありますよね。

以上の単語のカタカナ表記は、音声表記的にはあまりふさわしくないです。より近い音声のカタカナ表記にするならば

ゴウル(goal)、ボウト(boat)、コウト(coat)、ホウム(home)、となります。これらの単語の発音は「オー」ではなく「オウ」なのです(どちらかといえば)。

受験で問われやすい、という基準でこういった単語をこちらに集めました。



発音:アクセントの部分が【⊃(:)】になる単語



発音:アクセントの部分が【⊃(:)】になる単語

例えば

assault(襲うこと)の単語のカタカナ表記は、よく「アサルト」と書かれています。ですがより近い音声のカタカナ表記にするならば「アソールト」です。

その他「オウ」なのか「オー」なのか怪しい単語(例:caution 用心、警戒)といった単語を集めました。(caution は、コウションではなく、コーションがより近い発音)

受験で問われやすい、という基準でこういった単語をこちらに集めました。



発音:アクセントの部分が【аu】になる単語



発音:アクセントの部分が【аu】になる単語

例えば

flower(花)の発音は「フラワー」よりも「フラウアー」のほうが近いです。きちっと【u】の音が本当はあるのです。owl(フクロウ)の発音は「オウル」よりも「アウル」のほうが近いです。bow(お辞儀をする)の発音は「ボウ」よりも「バウ」のほうが近いです。

受験で問われやすい、という基準でこういった単語をこちらに集めました。



発音:アクセントの部分が【 i 】になる単語



発音:アクセントの部分が【 i 】になる単語

このリストは、どちらかと言うと、「アクセント(強制の位置)」が重要です。

次の単語はどこにアクセントが来るか、分かりますか?

particular、contribute、continue、industry

これは全部 i のところがアクセントです。↓太字のところです。

particular、contribute、continue、industry

受験で問われやすい、という基準でこういった単語をこちらに集めました。



発音:アクセントの部分が【 i: 】になる単語



発音:アクセントの部分が【 i: 】になる単語

例えば

メディア(media)、イコール(equal)、テーマ(theme)、ポリス(police)、といった日本語もなっているような英語がありますよね。

以上の単語のカタカナ表記は、音声表記的にはあまりふさわしくないです。より近い音声のカタカナ表記にするならば

ミーディア(media)、イークウェル(equal)、ツィーム(theme)、プアリース(police)、となります。これらの単語の発音は「イ」ではなく「イー」なのです(どちらかといえば)。

受験で問われやすい、という基準でこういった単語をこちらに集めました。



発音:アクセントの部分が【e】になる単語



発音:アクセントの部分が【e】になる単語

このリストは、どちらかと言うと、「アクセント(強制の位置)」が重要です。

次の単語はどこにアクセントが来るか、分かりますか?

demonstrate、endeavor、peasant

アクセントは↓太字のところです。

demonstrate、endeavor、peasant

受験で問われやすい、という基準でこういった単語をこちらに集めました。



発音:アクセントの部分が【ei】になる単語



発音:アクセントの部分が【ei】になる単語

例えば

オーストラリア(Australia)、ラベル(label)、メジャー(major)、スタジアム(stadium)、といった日本語もなっているような英語がありますよね。

以上の単語のカタカナ表記は、音声表記的にはあまりふさわしくないです。より近い音声のカタカナ表記にするならば

オーストレイリア(Australia)、レイベル(label)、メイジャー(major)、ステイディアム(stadium)、となります。これらの単語の発音は「ア」ではなく「エイ」なのです(どちらかといえば)。

受験で問われやすい、という基準でこういった単語をこちらに集めました。



発音:アクセントの部分が【∧】になる単語



発音:アクセントの部分が【∧】になる単語

flood(洪水)の発音は「フロード」ではなく「フラッド」、blood(血)の発音は「ブロード」ではなく「ブラッド」、monkey(猿)の発音は「モンキー」ではなく「マンキー」のほうが実は近いです。

受験で問われやすい、という基準でこういった単語をこちらに集めました。



以上です。皆様のお役に立てば幸いです。

ではまた来週~

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コメント

1番~14番を表示

2008年
05月21日
14:07
MST102さん

自分が受験のときはlaw と lowの区別がよくついてなかったです。
そんな昔の自分宛に↓

とりあえず、二つの違い/ou/と/o:/の違いをはっきりさせると、/ou/は口をすぼめます。
なんかやなことがあったときに「ちぇっ」っていじける時の口で、さらにすぼめるように「オウ」という感じですが、
lowから口の形をイメージさせるといいかもです。

/o:/はどちらかというと「あ」に近く、口を縦に大きく開けて「おー(あー)」という音です。
authorityとかaustraliaとかcaughtとかなんだか大きなイメージで覚えるといいかもですね。

もうlowとlawで迷わないはず。


ちなみに/I/と/i:/の違いですが、実はこれも明らかに違います。

/I/が日本人にとって特殊で、よく言われるのがアとエの間、と言われますが、さらに、「舌をUという形にして舌の両端を上の両奥歯にくっつけて発音する」といいです。

/i:/は日本人には理解しやすい「イーだ」の発音と一緒です。


/au/は「アウ」だとちょっと物足りないんですが、外人が「OUCH!!(痛い!)」といってるあの感じです。口を横にも大きく広げる必要があります。(さらに舌の奥のほうをあげるんですが・・・・)
ちなみにbowやflowerがauのほうだったの知りませんでした・・・

2008年
05月21日
16:15
GoodGriefさん

Fabulous! Marvelous! Tremendous!(^O^)/

是非このリスト、コピらせてください。<m(__)m>



cowardが[kau3d]だったなんて! [w]音が入っていると思ってました...(+_+)

他にも知らなかったものがたくさん。

すばらしいリストです。作成、お疲れ様です。

拍手×10

2008年
05月21日
21:16
さん

3:

mana.k のコメント:
すごいーーーー!!
勉強になります!!
発音は意識してしないと
なかなか上手にならないですもんね。
お疲れ様です!!時間を見つけて自分もリスト勉強してみようと思います。

2008年
05月22日
01:05
さん

4:

hada のコメント:
まぎらわしいものを一緒にしないのがいいですね。 同じ種類のものだけが集まっているので塊として安心して覚えられそうです。 ありがとうございます。

2008年
05月22日
03:35
さん

5:

ID28 のコメント:
あざぁ〜〜〜〜っす!

2008年
05月22日
11:23
mouthbirdさん

>MST102さん

素晴らしいご説明ですね!

発音のほうのリストは、私向けに作ったという要素もあるのです。

(私の発音は悪いw) 私の参考にもなりました。ありがとうございます。



>GoodGriefさん

発音のリストは意外なものがありますよね。私もきちんと使いこなしたいものです。(^^;汗



>mana.kさん

まとめて学習すれば、発音の練習になると思います。

よろしければぜひお試しください。



>hadaさん

はい。なんとかまとめて覚えられないかと考えました。

ご参考になれば幸いです。



>ID28さん

いえいえ、こちらこそありがとうございます。使っていただければ嬉しく思います。

2008年
05月22日
15:20
さん

7:

HARUTI のコメント:
これは、先生の労作ですね。私たちの時代から考えて、こんなにすごいものが、無料なんて、信じられません。私は、受験時代、発音に関しては、かなり適当に考えていました。ほとんど勘で、その後の短文完成、長文、作文などで得点を稼ぎました。しかし、このようなものがあったら、もちろん使っていたでしょうね。私の経験から申すなら、これらに加えて、「和製発音化」した、外来語特集なんかもよいのでは。アクセサリーの英語、accessory のアクセントはどこかというような問題は、よく出されますよね。それが加われば、もう発音系の問題は、ほぼパーフェクトでしょう。特に、「音声のサンプルがある」のは、何より受験生にありがたいことです。

2008年
05月24日
06:48
mouthbirdさん

>HARUTIさん

昔は音声教材が少なかったですからね…

アクセントは作りたいですね。時間があれば作りたいと思います。時間があまりなんですよ。トホホ…(×o×)

ではでは…

2008年
06月14日
15:32
H.inoさん

私の時代では、発音なんて、どうでもよかったように感じます。

 今の学生は、本当に、質が高いのだな.........と思いました。

2008年
07月03日
06:44
mouthbirdさん

>H.inoさん

英語が好きな人は発音が気になるのだと思います。きっと英語を聞き取りたいし、喋りたいのでしょうね…

2008年
12月27日
10:17
さん

11:

haneys13 のコメント:
すごおおおおい!!!

発音は、どう対策すればいいのかなあと、悩んでいたんですよ。

紛らわしいものを解説して下さって、

これは便利!!本当にありがとうございます。

2008年
12月27日
15:08
mouthbirdさん

>haneys13さん

いえいえ。恐縮です。ぜひうまくご活用ください。(^^)

2008年
12月29日
06:24
さん

13:

haneys13 のコメント:
あの、(a)と(o)て似てますよね。

(a)は「ア」に聞こえる時もあれば「オ」に聞こえる時もありますし。

だから発音問題で問われることはないですか?



あと、(e)を反対にしたやつ(aboutのaとか)も、

単語によって、「ア」や「イ」や「オ」などバラバラじゃないですか。

だからこれも発音問題で問われることはないですか?

例えば、elementのmeとwestのweの発音を問われていたら、

どちらも「エ」の音なので、

前者は(e)を反対にしたやつで、後者は(e)なんて、区別できません!

こんなのも、発音問題で問われたことあるんですか?

また、(a:)と(ae)も然り・・・

2008年
12月29日
07:41
mouthbirdさん

>haneys13さん



>あの、(a)と(o)て似てますよね。

え~と、α(:) と ⊃の音でしょうか?

だとしたら、α(:) と ⊃を区別させる問題はないです。

しかし、⊃(:)の音だというものを求める問題はあります。



>あと、(e)を反対にしたやつ(aboutのaとか)も、

>単語によって、「ア」や「イ」や「オ」などバラバラじゃないですか。

>だからこれも発音問題で問われることはないですか?



問われないことはないですが、頻度は低いようです。



>elementのmeとwestのweの発音を問われていたら、

>どちらも「エ」の音なので、

>前者は(e)を反対にしたやつで、後者は(e)なんて、区別できません!



こちらが調べた限り、アクセントがある部分の音は、両方とも e でしたが…

eの逆さは、頻度が多くないので、なんとなれば省いても良いような気はします。



>また、(a:)と(ae)も然り・・・

(ae)は出ることは出ますが、他のに比べると頻度は下がります。

(ae)は「あいまい母音」と呼ばれます。あいまい母音がアクセントの強制になる場合って少ないんですよ。

だから、あまり多くはありません。

imagine, damage, ariculture, barrier, romantic, enthusiastic, calculate, half, accurate, accident, anchor, analysis, manage, は全部強制部分の発音が(ae)です。これらぐらいは覚えると良いかも知れません。

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