学習系のyoutube動画を見ると「教科書にはない〇〇」みたいなタイトルの作品が多い。
英語系なら「教科書には載ってない基本英語表現」みたいな感じである。そして、この手の動画はそれなりに人気なのである。
多くの人がそういった作品に皆魅力を感じているのだろう。
これは、一種の妄想を追い求める心理だと思う。
・私は教科書による杓子定規の英語をやらされたから、英語ができなかったんだ
・教科書によらない、生の英語、を習えば英語ができるようになる・なった違いない
とでも、考えるのだと思う。私にはこれが「妄想」にしか思えないのである。
3つ書きたい。3つめが割と重要かもしれない。
①では、あなたはその「教科書には載ってない基本英語表現」とやらの動画を見まくって、英語ができるようになったのか?
②わしはいくつか見たけど、「がちがちの文法オタクのわし」から見たら、実際は半分ぐらいは教科書に載ってる表現であった。
→要するに、何が教科書に実際書いてるのかを知らない(もしくは情報が古く、最新の教科書の情報がされていない)まま、「教科書に載っていない」と決めつけるのである。
③「教科書に載っていない数学公式」…こんな動画はまずない。
なぜか?
●数学には妄想が入り込む余地がないからである
でも、「教科書には載ってない基本英語表現」…はありまくる。要するに英語の場合
・載ってないはずだ
・教科書的なのが悪いので私は英語が喋れない
という妄想を抱きやすいのだ。教科書の内容がどんなに正しくても、「本当は違う十分に可能性がある」と、教科書の内容を十分に否定できるのである。
実際は載っているのが半分ぐらいあるし、実際は教科書に載ってない表現を覚えたとしても英語が使えていない人が大半なのである。
・まさに「妄想」としか私に思えない現象だが、英語学習ではこういう「妄想」のほうが、学習者に喜ばれる。
「妄想の要素」がほとんどない教科書的なものは嫌われるのである。
・英文法は教科書的なものの権化だと思う。英文法は数学のように妄想が入る余地がないからだ。こういう妄想の余地がないは、多くの英語学習者の多くからは嫌われるようである。
・英文法マニアになったおかげで、あれだけできなかった英語が得意になったわしには、英語学習者が妄想を追いかける風潮は大変不思議な現象としか思えないのである。
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