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初学者泣かせの単語「leave」について(解答編)
こんにちは。leaveに関する記事の後半です。前回コメントいただいた皆様、誠にありがとうございました。
m(_ _)m
問題は前回参照してください。
では模範解答。
<訳例の横に「謎の記号」が書かれています。これは後半に示した「leave 識別表」の『該当番号』です>
(2)I left my bag there.
「私は私の鞄をそこに置いた(「置き忘れた」も可)[(4)の1]
(3)Billy left his son a large fortune.
「ビリーは莫大な財産を残して死んだ」(死んだことを示唆していれば、「残した」のみでも可)[(5)の3]
(4)Don’t leave the engine running.
「エンジンをかけっぱなしにするな」[(3)の2]
(5)Are you leaving?
「帰るの?」(出発するの?、去るの? なども可)[(1)の3]
(6)A few students were left behind.
「何人かの生徒は落ちこぼれた」[(5)の1 ※識別表の補足も参照]
(7)You should leave it unsaid.
「あなたはそれを言うべきではない」(直訳例は「それを言われる状態にすべきではない」)[(3)の3]
(8)Has she left anything for me?
「彼女は私に何か残した?」[(4)の2]
(9)Has she left me anything?
「彼女は私に何か残した?」[(5)の2]
(10)The train left from Track 3.
「その列車は3番線から出発した」[(1)の2]
(11)Billy left a large fortune to his son.
「ビリーは莫大な財産を残して死んだ(死んだことを示唆していれば、「残した」のみでも可)」[(4)の3]
(12)The plane left Narita for Los Angeles.
「その飛行機はロサンゼルスに向けて成田を去った」[(2)]
(13)She left the door open.
「彼女はドアを開けっ放しにした」[(3)の1]
(14)He left for Tokyo, yesterday.
「彼は昨日東京に向けて去った(あるいは「出発した」)」[(1)の1]
チャレンジしてくださった方、いかがだったでしょうか?
簡単に出来ましたでしょうか?
もし初学者であれば「かなり困った」のではないかと思います。いかがでしょうか?
ポイントらしいポイントは3つ(A・B・C)あります。
大まかには上の<A><B><C>で判断します。
英語のセンスあふれる方であれば、この<A><B><C>の考え方で大体上手く行くと思います。
ところが、世の中、英語のセンスがある方ばかりではありません。leave私のようにセンスのセの字もない人もいるはずです。
そういう人向けに「もっと細かい判断方法」をお伝えします。
私は以下でいつも判断しています。
-----------------
I'll leave my son to choose his school.
(私は、息子に自分の学校を選ばせるつもりだ)[(3)の4]
I'll leave the decision to him.
(決定は彼に任せるつもりです)[(4)の3]
-----------------
・(8)Has she left anything for me?
「彼女は私に何か残した?」[(4)の2]
・(9)Has she left me anything?
「彼女は私に何か残した?」[(5)の2]
↑この2つは、少なくとも辞書レベルでは全く同じ意味である。
(どちらを先に言いたいか、というレベルでの差異はある)
・(3)Billy left his son a large fortune.
「ビリーは莫大な財産を残して死んだ」(死んだことを示唆していれば、「残した」のみでも可)[(5)の3]
・(11)Billy left a large fortune to his son.
「ビリーは莫大な財産を残して死んだ(死んだことを示唆していれば、「残した」のみでも可)」[(4)の3]
↑この2つは、少なくとも辞書レベルでは全く同じ意味である。
(どちらを先に言いたいか、というレベルでの差異はある)
・<出発する><去る>の訳例になる場合は、他に「行く」「出る」などの訳例になることがある。
以上です。
コメントをくださった皆様(本当にありがとうございます)、皆さんには、前回の回のコメント欄でお返事しますね。
(今から書きます → 今終わりました 7/31 0:42am)
ではまた来週~
(次回予告:来週は「言う」という動詞についてのお話です。今回同様「問題編」をお届けする予定です。お楽しみに)
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