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mouthbirdさんの日記

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2023年
06月07日
20:08 mouthbirdさん

関係副詞の基本編1(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。

参加してくださった方ありがとうございました。
では解答と解説です。

問題
次の2つの英文で文法上正しい英文にするために(    )に入れられる英単語を that 以外で 必ず入れなさい。

1・This is the place(    )she likes.
2・This is the place(    )she met him.

解答
1・which
2・where

解説
実は1は関係代名詞、2は関係副詞です。
今回はこれを説明したかった問題でした。

関係詞の問題を解く場合、特に高校生以上は(    )の左しか見ないのです。これだと間違えやすいのです。
なのでこの問題は、(    )の左は1も2も the place(場所)という単語にしたのです。

実は、関係代名詞は(    )の左よりも右のほうが重要なのです。

1と2の(    )の右を比較してみましょう。

1… she likes
2… she met him.

まず1を考えます。1の she likes. だけの訳例を作ってください。


「彼女は好きです」←ではないですよ! 正しくは「彼女は が好きです」です。
 これ、意味が分かりますか?


 she likes. って英文としておかしいんです。
 she likes dogs. とか、she likes sushi. とか、like(s) の右に【何か】がないと英文としておかしいのです。

実は like は「他動詞」という分類になる動詞で「~が好きだ」という意味です。「好きだ」ではないのです。「~が好きだ」なのです。


she likes. ←これだと「~」の部分がないのです。こういう「~」の部分のことを【目的語】と言います。

私が関係詞の問題を生徒さんに説明する時は、よく
 This is the place(    )she likes ●.
と表記します。
「(    )の後ろは「●」が無きゃいけないのに、無いよ」という意味を表します。
 目的語がないのです。

このように●が付く場合は、関係代名詞を使います。

関係代名詞は↓この表に則って使います。
①の横軸は(    )の右に何がないか?
②の縦軸は(    )の左が、人か、物か、動物か
を選んで、表の中身を選びます。


今回は、①が「目的語」がない…目的格
    ②が物
です。したがって 右下のwhich が入ります。関係代名詞の which です。

This is the place(    )she likes.
「ここは彼女が好きな場所だ」

==========

今度は2を考えます。
2… she met him. この訳例を考えます。

これは「彼女は彼に会った」です。これは1のようにおかしな英文ではないのです。
 ● ←のような記号が付けられません

こういう場合、関係代名詞ではなく「関係副詞」を使います。

関係副詞の基本形は4つあります。 where, when, why, how の4つです。
この中から1つを選びます。

ここで初めて(    )の左側を見ます。
それは the place ですね。これは「場所」という意味ですね。

関係副詞の場合、(    )の左側が
 場所っぽい意味だったら→where
 時っぽい意味だったら→when
 理由ぽい意味だったら→why
 方法ぽい意味だったら→how
を使うと(一応)決まっています。

今回は place でそのものずばり「場所」という意味の単語ですね。したがって正解は where になります。

This is the place(where)she met him.
「ここは彼女が彼に会った場所だ」

=================

この使い分けをまずはできるようになってほしかった…というのが今回の問題の意図でした。
いかがだったでしょうか? それではまた来週~

問題編
http://q-eng.com/diary/23141
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