smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
チャレンジして下さった方、ありがとうございました。それでは年末の問題の解答と解説に参りましょう。
問題:次の文がほぼ同じ意味を表すように、( )内に適当な1語を入れなさい。
I would buy you lunch should Karen smile at you.
=( )Karen( )smile at you, I would buy you lunch.
解答:If, should
解説:そもそも上の英文の意味が分かりにくいです。
順番が前後しますが、解答を入れた下の英文を先に解説します。そうすれば、上の意味が分かります。
解答を入れてます。
If Karen should smile at you, I would buy you lunch.
実は、「
should を使った仮定法」というルールがあるのです。
英語が得意な人は仮定法が苦手な人が多いので、知らない人が多いかもしれません。
「should を使った仮定法」は正式には「仮定法未来」と呼ばれる用法の1つなのです。(仮定法未来は should と were to に2種類がある) でも最近はこのような「仮定法未来」は「仮定法未来」と呼ばれることはほとんどありません。「should を使った仮定法」と呼ばれることがほとんどです。
「should を使った仮定法」のルール
if S' should V'原形 ~, S would V ….
「万一S'がVしたら、SはVするだろう」
補足
・would の部分は could, mightでも良い。should は主語が1人称の場合のみ可能。これは仮定法過去と同じルール。
・「should を使った仮定法」の場合、仮定法過去と違って、will, can, may, そして主語が1人称なら shall も可能。
これに則ると
If Karen should smile at you, I would buy you lunch.
は
「万一カレンがお前に微笑むなら、俺はお前に昼飯を奢るよ」
という意味になります。
「should を使った仮定法」を使った英文は、割と頻繁に見かけます。知らなかったらぜひここで覚えて欲しいです。
ここまでよろしいでしょうか?
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ここからは、別のルールを学習します
「
仮定法の if 省略」というルールを学びましょう。
実は
1・仮定法過去で動詞が were の場合のみ
2・仮定法過去完了
3・should を使った仮定法
4・were to を使った仮定法
この4つは、if を省略して同じ意味を表せます。ただし語順が関わります。
今回は
「should を使った仮定法」の場合、の if の省略方法を説明します。
実は
if S' should V'原形 ~
は、if を省略し、S' とshould の位置を入れ替える、
つまり、
→should S' V'~
とすることで、同じ意味を表します。
つまり
If Karen should smile at you, I would buy you lunch.
=Should Karen smile at you, I would buy you lunch.
となります。下の分の前後を入れ替えると
⇒I would buy you lunch should Karen smile at you.
となります。これがこの問題の上の英文だったわけです。
should を使った仮定法の倒置は、出現すると問題にされやすいですね。
いかがだったでしょうか?
それではまた来週。
問題編
http://q-eng.com/diary/23041
出典