smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。
参加して下さった方、ありがとうございました。では解答と解説に参りましょう。
それでは今週の問題です。
問題
次の日本語の意味に当てはまるような英文を作るとき、( )に適切なものを入れなさい。
1・私は3年間東京に住んでいる。
I( )in Tokyo for three years.
a. live b. have lived c. lived d. had lived
解答:b. have lived
解説:3年間は「期間」です。日本語から考えると【過去から現在に渡る期間】ですね。この場合必ず現在完了形になります。
これを図示すると次のような図になります。
赤い帯の右端を見てください。ここがちょうど「現在」の位置になりますね。現在完了形は「have(has)」が【赤い帯の右端がちょうど現在である】ことを示します。この右端が大事なのです。
●【帯の右端が明示されているかいないか】で、完了形かそうでないかが決まるのです。
今回は、
1・帯(期間)
2・右端が明示されている ⇒完了形が決定
3・帯があって、帯の右端が現在 ⇒ 現在時制が決定
⇒⇒したがって「現在完了形」なのです。
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2・私は3年間東京に住んでいた。
I( )in Tokyo for three years.
a. live b. have lived c. lived d. had lived
解答:c. lived
解説:3年間は「期間」です。この2の問題は日本語から考えると【過去から別の過去に渡る期間】ですね。過去の出来事で完結しています。
これを図示すると次のような図になります。
赤い帯の右端を見てください。右端がいつなのかが明示されていません。分かるのはせいぜい「現在ではなく、過去の出来事」ぐらいです。
●【帯の右端が明示されいるかいないか】で、完了形かそうでないかが決まるのです。
実は
過去の一点が明示されておらず、それ以前を表現していなければ、過去の出来事は、期間であっても、過去形
というルールが適用されます。
もしかしたら「過去の一点」というのが意味が分からないかもしれません。後で3の問題の解説をする時に解説するのでしばらくお待ちください。
今回は、
1・帯(期間)
2・右端が明示されていない ⇒完了形にはならないことが決定
3・帯があって帯自体は過去に存在 ⇒ 過去時制が決定
⇒⇒したがって「過去形」なのです。
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3・私は結婚するまで東京に住んでいた。
I( )in Tokyo for three years when I got married.
a. live b. have lived c. lived d. had lived
解答:d. had lived
解説:3年間は「期間」です。この3の問題は日本語から考えると【過去から別の過去に渡る期間】ですね。過去の出来事で完結しています。
これを図示すると次のような図になります。
赤い帯の右端を見てください。この場合、2と違い、右端がいつの出来事なのか明示されています。「when I got married」が【過去の出来事である】と明示しているのです。
●【帯の右端が明示されているかいないか】で、完了形かそうでないかが決まるのです。
今回は、
1・帯(期間)
2・右端が明示されている ⇒完了形が決定
3・帯があって、帯の右端が過去 ⇒ 過去時制が決定
⇒⇒したがって「過去完了形」なのです。
どうも多くの皆さんは過去完了が苦手なようです。
「過去の一点が明示され、それより昔を表現する場合」⇒過去完了形になります。
ここもご参照ください。私による過去完了の説明です。
http://q-eng.com/diary/20747
時制を考える時、皆さんは常に今回のような図をイメージできるでしょうか? 私はこのイメージ図を想像するのが容易いのです。私はなぜかこれを想像するが容易いのです。だから時制は私の得意分野なんだと思います。
いかがだったでしょうか? それではまた来週!
問題編
http://q-eng.com/diary/22929
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