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mouthbirdさんの日記

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2008年
12月24日
13:16 mouthbirdさん

不定詞は学ぶ気が起こらないものなのか?(解答編)

こんにちは。旧チャンネルブログの流れを汲む日記の水曜日がやってきました。
今週は解答編です。(問題編はこちら




今回、たくさんのコメントをいただきました。大変嬉しく思います。コメントを下さった皆様、本当にありがとうございました。
m(_ _)m




解答、解説の前に1つお知らせ。先だっての「コミケ情報 」ですが、xaky さんがお忙しくて来れないかもしれない、とのことです。とほほ…
私はもちろんブースで販売してますがw 30日(火) 東京有明のビックサイト 西ホール し34b です。
いよいよ次の火曜日です。お待ちしています。m(_ _)m




では解答が気になると思うので、模範解答とそれぞれの解説を提示します。
やった人の多くは(9)と(13)を混乱された方が多いですね。そこを十分注意してご覧ください。




(出展参考:川田流 英語のツボ 川田拓矢著 ライオン社)




(1)He grew up to be a novelist.
解答例 (彼は成長し小説家になった)
解説 「副詞用法:結果(左から「て」)
 to の前が自動詞だから、それで副詞用法と分かる……という仕組みなのだが、得意な人はそんなこと考えなくても訳例が「ぱっと」思いつくんだろうなあ…。副詞用法の基本は「ために」だが、それを当てはめた上で因果関係を考えたい。
 述語動詞の grow up (成長する) だが、「小説家になるために成長する」のは不可能である。
 この英文は、先に「成長する」と持ってきて、『その結果』「小説家になった」、とするべきである。
 「ために」にしたくなるため、高校生(受験英語)では特に注意されやすい使い方である。




(2)To obey the law is everyone’s duty.
解答例 (法に従うことは、万人の義務である)
解説 「名詞用法「こと」」
 述語動詞「is」の主語を考えたい。それは”To obey the law”の全部以外にない。こんなふうに、動詞の主語になったり、目的語になったりしたら、名詞用法で「こと」と訳すものとなる。




(3)Do you live to eat or eat to live?
解答例 (君は食べるために生きるのか、生きるために食べるのか?)
解説 「副詞用法:目的「ために」」
 to の前が自動詞だから、それで副詞用法と分かる……という仕組みなのだが、得意な人はそんなこと考えなくても訳例が「ぱっと」思いつくんだろうなあ…。副詞用法の基本は「ために」なのでこれを素直に当てはめるだけ。




(4)She wept to hear the sad news.
解答例 (彼女はその悲しい知らせを聞い泣いた)
解説 「副詞用法:原因「」」(1)の「て」と違い、右から「て」をつける。
 to の前が自動詞だから、それで副詞用法と分かる……という仕組みなのだが、得意な人はそんなこと考えなくても訳例が「ぱっと」思いつくんだろうなあ…。副詞用法の基本は「ために」だが、「悲しい知らせを聞くために泣く」のは難しいので、この英文は「ために」ではない。「悲しい知らせを聞いて(それが原因で)泣いた」のである。




(5)Today, a lot of people forget that Nagasaki was the last city to sample nuclear war.
解答例 (今日では、長崎が核戦争の見本を示す最後の都市であるということを忘れている人が多い)
解説 「形容詞用法「(訳さない)」」
 実は、この英文には仕掛けがある。それについては、後述する。
 to の手前が名詞。この場合「形容詞用法」であることが多い。”last city”という部分 を”to sample nuclear war”は修飾しているのである。
 形容詞用法でもっとも多いのは「訳さない」で、前の名詞を修飾する方法である。sample は今回動詞で「…見本を取る、…の実例をあげる」といった意味である。
 したがって模範解答では「核戦争の見本を示す最後の都市」としてみた。  




(6)This river is dangerous to swim in.
解答例 (この川は泳ぐのに危険だ/この川で泳ぐのは危険だ/この川は泳ぐには危険だ)
解説 「副詞用法「のに、のは、には」」
 to の手前が形容詞(dangerous)。この場合、形容詞を修飾する副詞用法の不定詞であることが多い。この場合「のに、のは、には」といった訳語をどれでもいいので上手く当てはめることができる。
 なお、この「形容詞を修飾する副詞用法の不定詞」は、tough(タフ)構文と呼ばれる形になることが多い。




本当は↓こうしたい感じです。




 ×This river is dangerous to swim in this river.
 ×This river is dangerous to swim in it.




実はどちらもダメなのです。後ろの the river は主語で既に言っていますよね。
 こういう↓形
  主語 be 形容詞 to do 【主語と重複するもの】
                         ↑
                         ここを必ず省く!
 これを「tough(タフ)構文」と言います。




なお、
×This river is dangerous to swim in this river.
で、重複する部分は this river であって、in this river ではないですね。
 だから in まで取っ払ってしまい、
×This river is dangerous to swim.
 とするのは(通常は)間違いとされます。
 ※ただ swim を他動詞(~を泳いで渡る)として扱えば、(つまり This river is dangerous to swim this river. の後ろの this river を省略した、として扱えば)OKにはなります。




また
 This river is dangerous to swim in. は
=It is dangerous to swim in this river.
と書き換えられます。これは高校生(受験英語)では必須の知識です。これだと to 不定詞は名詞用法になり、文頭の it が指す対象になっています。(名詞用法に則った訳例を作ると「その川で泳ぐことは危険だ」になる)




(7)He is not a man to tell lies.
解答例 (彼は嘘をつく(ような)男ではない)
解説 「形容詞用法「ような」」
 to の手前が名詞。この場合「形容詞用法」であることが多い。”a man”という部分 を”to tell lies”は修飾しているのである。
 形容詞用法でもっとも多いのは「訳さない」で、前の名詞を修飾する方法である。それでも可だが「ような」という訳例を当てはめることもできる。




(8)He was not so foolish as to believe it.
解答例 (それを信じるほど彼はおろかではない)
解説 「副詞用法:程度「ほど」」
 文法的な解説としては、「so 形容詞(または副詞)+as to do 」は「do ほど形容詞(または副詞)」という熟語だ、といったものになる。この「so 形容詞(または副詞)+as to do 」はたいてい頭に not がついて、
「not so 形容詞(または副詞)+as to do 」…「do ほど形容詞(または副詞)ではない」となることが多い。今回はまさにこれである。
 コメントでricheさんがご指摘された「as がない場合について」だが、盲点であった。こういう場合、ネイティブに聞くの常套なので聞いてみた。
・He was not so foolish as to believe it.
・He was not so foolish to believe it.
この2つに違いはないか? とたずねたところ、「there is no real difference.(実質的な違いはないよ)」という返事をもらった。
私が思うに「 as があったほうが少なくとも日本人、特に私のような英語のセンスが0に等しい人間には親切だ」と思う。as to と書かれていれば、「ほど」だ、とすぐに分かるからだ。to だけなら「ほど」だ、と少なくとも私はすぐには思えない。
逆にネイティブには as があったほうが不親切かもしれない。何でもそうだが、「無くても意味が通じるなら、言葉は省略される傾向がある(日本語の例:ら抜き言葉)」




(9)I have some friends to help.
解答例 (私は(私が)助けるべき(助けなければならない)何人かの友人がいる)
解説 「形容詞用法「べき」」
 to の手前が名詞。この場合「形容詞用法」であることが多い。”some friends”という部分 を”to help”は修飾しているのである。




 実は、この英文にも仕掛けがある。それは(13)との比較である。
 (13)には、最後に me があるが、この(9)には me がないのである。




 me がないこの英文はどういう英文か? help は通常「~を助ける」という意味の他動詞である。
 他動詞なのに、その目的語が無い。この場合、独特の意味が生まれやすい。




 考えて欲しいことがある。
  (9)I have some friends to help. ←この英文で
    助ける人は誰か?  逆に助けられる人は誰か?
 実は
 ●to do ~ の「~」の部分(目的語)が無い場合
   do (今回は help)をする人は⇒文の主語
   do (今回は help)をされるもの⇒to の手前のもの
  になる。(13)の場合と比較せよ!




   (help)助ける人文の主語⇒ということは「I (私)」
   (help)をされるもの
to の手前のもの⇒ということは「some friends(何人かの友達)」
 ということになる。(後で(13)と比べて欲しい)




 このように、●to do ~ の「~」の部分(目的語)が無い場合、
  should(べき)、あるいは must(~しなければならない)といった意味が加わる場合が大半
である。
 したがって、(私は(私が)助けるべき(助けなければならない)何人かの友人がいる)という訳例になる。    




(10)To meet her, you would fall in love with her.
解答例 (もし彼女に会え、あなたは彼女に恋するだろう)
解説 「副詞用法:条件「もし~ならば」」
 to の手前に何も無い。この場合、(2)のように主語でなければ、副詞用法に決まる。この場合「ために」か「もし~ならば」の2択である。今回は「ために」はおかしいので、「もし~ならば」と決定する。




(11)He cannot be sane to believe such a girl.
解答例 (あんな娘を信じるなんて(信じるとは)彼は正気のはずがない)
解説 「副詞用法:理由「なんてorとは」」
 to の手前が形容詞だが、(6)の場合と違ってタフ(tough)構文ではない。したがってこの場合「のに、のは、には」を候補からとりあえずはずす(実は「のに、のは、には」で上手くいく場合もなくはない。しかし確率的には少ない)。
 「ために」などが変なので、ここでは「理由「なんてorとは」」としたい。




(12)My students kept the promise to pass the entrance examination.
解答例 (私の教え子たちは入試に受かるという約束を果たした)
解説 「形容詞用法:同格「という」」(※この同格用法を「名詞用法」と取る見方もあるが、ここでは形容詞用法とした)
 to の手前が名詞。この場合「形容詞用法」であることが多い。
 ただ今回は「the promise」=「to pass the entrance examination」である。こういう場合は「という」という訳例がぴたりと決まる。




(13)I have some friends to help me.
解答例 (私は私を助けてくれる(ための)何人かの友達がいる)
解説 「形容詞用法(ための)」
 to の手前が名詞。この場合「形容詞用法」であることが多い。”some friends”という部分 を”to help me”は修飾しているのである。
 形容詞用法でもっとも多いのは「訳さない」で、前の名詞を修飾する方法である。それでも可だが「ための」という訳例を当てはめることもできる。




 実は、この英文にも仕掛けがある。それは(9)との比較である。
 (9)には、最後に me がないが、この(13)には me があるのである。




 me があるこの英文はどういう英文か? help は通常「~を助ける」という意味の他動詞である。
 他動詞だから、その目的語(me)があって当然。
 考えて欲しいことがある。
  (9)I have some friends to help me. ←この英文で
    助ける人は誰か?  逆に助けられる人は誰か?
 実は
 ●to do ~ の「~」の部分(目的語)がある場合
  do (今回は help)をする人は⇒to の手前のもの 
  do (今回は help)をされるもの⇒to の直後のもの
  になる。(9)の場合と比較せよ!




   (help)助ける人to の手前のもの⇒ということは「some friends(何人かの友達)」
   (help)をされるもの⇒to の直後のもの⇒ということは「I (私)」
 ということになる。((9)と比べて欲しい。全く逆になっている)




 このように、●to do ~ の「~」の部分(目的語)がある場合、
  (9)のように should(べき)、あるいは must(~しなければならない)といった意味が加わらない。
 したがって、(私は私を助けてくれる(ための)何人かの友達がいる)という訳例になる。


以上が解答と解説でした。
問題にした13個ですが、全て役割が違います。「to 単独1語」の訳語も(形容詞用法の「訳さない」を除き)、全部違います。




13種(15個)まとめると
「こと、べき、ような、という、ための、(訳さない)、ために、て、なんてorとは、もし~ならば、(左から)、て、ほど、のに、のは、には」
です。訳語が気になった人は文法講座 の不定詞のところを全部見てください~(^^)




さてさて、実は質問編でちゃんと書いたつもりなのですが、この問題は「実験的な内容」だったのです。
私が知りたかったことが色々あって、おかげさまで色々分かりました。




1、多くの人は「不定詞を苦にしない」ようだ。




今回、非常に多くの方がコメントくださって、本当に嬉しく思います。
ほとんどの方が、概ね大正解でした。実は、私はこの結果に非常にびっくりしています。
Σ( ̄□ ̄)! なぜだ!?
なぜなら、私が高校時代にこれを出されていたら「全問不正解」を出す自信があるから。
 何度も書いていますが、私は中学高校時代、英語の超~落ちこぼれでした。高校時代、英語のなかでいくつも苦手なものがありました。そのうちの1つがこの不定詞でした。
実は今回書いた13種<15個>(ことべきようなというための(訳さない)ためにてなんてorとはもし~ならば(左から)てほどのにのはには)」以外の訳例は、直訳に関する限り「無い」のです。
私が、予備校でこの13種<15個>を川田拓矢先生に教えてもらったとき、それだけで不定詞が怖くなくなりました。
私はここ で、主に苦手な人を中心に英語を教えてます。長年教えてきていますが、「苦手な人ほど、私と同じく不定詞は苦手」でした。
彼らには、この13種類を割りとはじめの方で教えます。すると「おかげで不定詞が怖くなくなりました」という声を多くもらうのです 。




ですが、たぶん、ここを見てくださっている方の多くは、この13種<15個>を知らないし、知らなくてもすいすい意味が分かったと思います。
どうでしょうか?




今回の問題でほとんど正解だった皆さんに、知って欲しいことがあります。
英語が苦手な人の多くはここをすいすい解くことが不可能なのです。それはあなたには当てはまらないことは良く分かっています。しかし英語が苦手な人の1部は違うのです。
苦手な人は不定詞を「苦しんだ上、間違う」のが普通なのです。
すいすいできた方! 私のような英語が苦手な人たちのこの「事実」をどうか認めてください。多くの方は(自分がすいすいできてしまう所為でしょうか?)、「英語が苦手な人は不定詞が苦手なんだという事実」をほとんど認めてくれないのです。
 >< どうして「事実」を認めてくれないんだ!!!!
大半の「おできになるかた」はこれを納得してくださらないのです。ひどい人は「嘘付け!」と言ってせせら笑います(本当)。私が苦しみに苦しみ抜いた【不定詞】を「嘘付け!簡単だったろうに!」と言ってくれるのです。本当に腹立たしい! ですがこうした方私の「この事実」を「本当だ」と考えてくれる人に、私は出会ったことが無いのです。




2、(9)と(13)を迷う人と迷わない人がいる。




(上で書いたように)、不定詞を苦にする人と、ちっとも苦にしない人が世の中にはいるのです。
それと同じように、(9)と(13)を迷う人と迷わない人がいるわけです。
個人的には、どのくらいの人が(9)と(13)をはっきり識別するのか? 迷うのか? を知りたかったのです。けっこう迷われていますね。
できる人の多くには…(12)まで、とんとん拍子で解いてもらって「簡単だな」と思ってもらい、(13)で「あれ?」と思ってもらえないかと考えていました。どうだったでしょうか?




3、「何人の人が sample を動詞とした訳例を作るか?」というのを私は知りかった。




(5)が1つの実験でした。ただでさえ「不定詞の勉強」と言っているのだから、sample は品詞の上で「動詞」として扱うに決まっている。
しかし「大方の人は動詞として扱わないだろう。少なくとも訳例は『例』と名詞のようなものになるだろう」と予測。
英語ができる人の多くは「不定詞だからこういう訳だ」なんて考えず「なんとなく」という理由で訳を作る。そういう人は、sample を動詞とした訳にはしないだろう。
と私は予測していました。




 この sample は動詞である。辞書を引けば訳例が書いてあるはずだ。「…見本を取る、…の実例をあげる」といった意味である。
 はたしてどのくらいの人がこの訳語(…見本を取る、…の実例をあげる)に沿った和訳例を作るのか? これを知りたかった。
 もっとも sample の動詞の訳語(…見本を取る、…の実例をあげる)に沿わず、『例』となっていても、この問題としては「間違い」ではない。むしろ『例』としたほうがいい訳例かもしれない。
 ただ「動詞だ」と認識したかどうかを私は知りたい。




と思っていました。
 「別に動詞として見なさい!」と強要する意図は無いのです。そんなん区別しなくても意味がちゃんと分かれば良いと思います。
 多くの英語ができる人は「このsample は動詞だ!」なんて考えなくたって、ちゃんと意味を把握するんです。(これが私のようなあんぽんたんだと「動詞だ」と認識しないととんちんかんな意味を生み出します。_| ̄|○)







最後に不定詞が苦手な人へ!
ぜひ、文法講座 の不定詞を見てください! 最後にもうちょっといい識別方法も紹介してますよ!(^^)




今回以上になります。いかがでしたでしょうか?
それではまた、来週~~~~



問題編
http://q-eng.com/diary/2212
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コメント

1番~16番を表示

2008年
12月24日
13:23
さん

1:

108bones のコメント:
これは素晴らしい。ぜひ書籍にしてほしいものですが、お勧めの書籍がありますでしょうか。本当に素晴らしい。感服いたしました。

Great explanation which help us understand 不定詞!!

2008年
12月24日
13:33
mouthbirdさん

>108boneさん

ありがとうございます。

書籍? よくぞ聞いてくれくれました。Ψ(`∀´)Ψ

それこそ、私がコミケで売っている「マンガで覚える英文法」に他なりません。

http://www.ye-study.com/ya-51-b-1.htm

不定詞なら↓このように解説しています。

http://www.ye-study.com/manei_03n_sam.html

今回のコミケでこの「マンガで覚える英文法」は第14巻を販売し、これで完結します。

30日(火) 東京有明のビックサイト 西ホール し34b です。

通販だと12巻まで買えます。よろしかったらご購入ください。

m(_ _)m

2008年
12月24日
15:38
さん

3:

yokokun のコメント:
マウスバード先生

丁寧な解説、解答をして下さり、ありがとうございます。

2008年
12月24日
18:29
さん

4:

sasanoha のコメント:
解説ありがとうございます。

いただいたコメントでの「必ず全部間違えてしまった」というご経験は、たしかに感覚的には信じられません(==;スミマセン

こちらの解答編を読んで、不定詞が苦手、というのは、どんな品詞としてあるのかがぱっと入ってこない→独立して二つ目の動詞があるように見えてどこから手をつければいいのかわからない、という感じなのかなぁと思いました。

toだのthatだのとえんえん並ぶと、あれ?っとなることはまれによくありますので、たぶんそれが一番近い感覚かと想像しています。

ちなみに結果の副詞用法は全く頭の中になかったので、学生時代の自分(グラマー苦手でしたとも)は恐らく、これを問う問題を間違えまくっていたことと思われます。

2008年
12月24日
20:04
geometricさん

マウスバード先生、いつもありがとうございます!

いつも非常にためになりますm(__)m

2008年
12月25日
01:36
さん

6:

atepeko のコメント:
先生、詳しい解説ありがとうございます。



(5)Today, a lot of people forget that Nagasaki was the last city to sample nuclear war.

不定詞の問題とわかっていながら、昨日先生の解答を見せていただくまで、sampleは名詞だと思い込んでいました。これはきっと日本語のサンプルが頭にたたきこまれてるからでしょうね。違う動詞だったら訳も変わったと思います。けれど、いかに文法を意識せずに訳をつけているかわかりました。自分でもびっくりです。

文法が苦手な私は、英語に苦手意識を持つ方が不定詞に拒否反応を示すのと同じくらい 「こと、べき、ような、という、ための、(訳さない)、ために、て、なんてorとは、もし~ならば、(左から)、て、ほど、のに、のは、には」を覚えて、それをあてはめていくことに拒否反応を示します。それを文法が大得意な先生に理解してもらいたいです。



不定詞を用いた問題に訳例を付けているとき、2つのタイプの人の脳のどの部分が働いているか、研究所で調べてもらいたい気持ちです。



とても楽しく不定詞をお勉強させてもらいました。ありがとうございました!




2008年
12月25日
02:53
さん

7:

Ast のコメント:
今回の解説、コメントは特に長かったですね。お疲れ様ですm(_ _)m



さてさて、なんと私が(ほぼ)パーフェクトとは!(≧∇≦)

うれしいですね。

既に見たことのある例文があったのも幸いしましたが、うまくできたことに自分でもビックリしてます。



「sample」が動詞だということは気付きましたよ。

その上で意味も調べました。

でも訳を作るときは「例」という言葉がパッと思いついたので、そっちを使ってしまいました。

それに文の内容も既に知っている事実なので、私みたいな人でも動詞か名詞か気にしなくてもちゃんと訳が作れてしまったというのも理由です。



私は1年前までは不定詞に限らず、英語はまったく解りませんでした。

そういう意味では苦しみましたねw

テストで英語がなければとどれだけ思ったかwww

それでも、私の周りには英語ができないことをバカにしてくる人はいませんでしたし、特別得意という人もいなかったし、苦しんだといってもマウスバード先生に比べればたいしたことはないくらいだったでしょうか。



英語が苦手な人の気持ちは、得意な人よりは少しは解ってあげられるつもりなのでこれからそんな人に出会ったら優しく教えてあげられるようになりたいですね。



今回もどうもありがとうございました。

2008年
12月25日
04:27
さん

8:

hada のコメント:
詳しい解説ありがとうございます! (1) を除いて、不定詞の訳し方などは深く考えずに、二つの出来事の関係を日本語であてあまるように考えたら偶然正解できたという感じでした。 例えば、(4) She wept to hear the sad news. なら、「彼女は涙を流した」と「悲しいニュースを聞いた」をつなげられる言葉は何だ?と考え、「悲しいニュースを聞いて」や「悲しいニュースを聞いたので」といった訳にしました。

今回は to 以下の文章がそれほど続いてなかったので間違わなかったのですが、関係代名詞などのおまけが入ってくると、どこまでが文の塊なのかを見極められずに間違えると思います。

>×This river is dangerous to swim.
> とするのは(通常は)間違いとされます。
> ※ただ swim を他動詞(~を泳いで渡る)として扱えば、(つまり This river is dangerous to swim this river. の後ろの this river を省略した、として扱えば)OKにはなります。

回答後に考えていたのですが、swim を他動詞とするなら、目的語が必須となり、 It's dangerous to swin this river. という表現しか許されないのでは?と思っていました。

>×This river is dangerous to swim in it.
こちらはいかにもやってしまいそうな間違いですね。

>・He was not so foolish as to believe it.
>・He was not so foolish to believe it.
>この2つに違いはないか? とたずねたところ、「there is no real >difference.(実質的な違いはないよ)」という返事をもらった。

as はあってもなくても文として間違いではなく、それほど意味の差もないんですね。 すっきりしました。 ありがとうございます。

>(1)He grew up to be a novelist.
「彼は小説家になるために大人になった。」 という日本語は小説などではありうる表現だと思うのですが、もし、これを英語で表現しようとすれば、どんな文にしたらいいのでしょうか? もしお時間がありましたら、教えていただけませんか?

次回の問題も楽しみにしています! :-)

2008年
12月25日
23:49
mouthbirdさん

>yokokunさん

いえいえ。恐縮です。またどうぞご参加ください。



>sasanohaさん

いえいえ~。

>toだのthatだのとえんえん並ぶと、あれ?っとなることはまれによくありますので、たぶんそれが一番近い感覚かと想像しています。

そうですね、近いかもしれないですね。

ただ、私のようなアホだと、えんえんと並んでなくても間違えるわけです。

これは不定詞ではないですが、

苦手な人は↓こんな「たった3語の英文」でさえ間違えるのです。

http://juken.alc.co.jp/mouthbird/archives/2008/03/post_43...

これに不定詞が混ざっていたら、、、、w

さらにトンテンカンな訳しか作れないのです。



>geometricさん

いえいえ~参考になりましたでしょうか? なっていたら嬉しいです(^^)



>atepekoさん

>文法が苦手な私は、英語に苦手意識を持つ方が不定詞に拒否反応を示すのと同じくらい 「こと、べき、ような、という、ための、(訳さない)、ために、て、なんてorとは、もし~ならば、(左から)、て、ほど、のに、のは、には」を覚えて、それをあてはめていくことに拒否反応を示します。それを文法が大得意な先生に理解してもらいたいです。

Σ( ̄□ ̄)! なるほど。そうなんですね。分かりました。ありがとうございます。

このあたりの事情をもっと知りたくなりました。

今度、時間が取れるときに、じっくり教えてください(^^)



>Astさん

見たことがある英文が入っているとはいえ、なかなかパーフェクトは難しいと思います。1年前はできなかったのですか。ふむふむ。では、きちんと学ばれた成果だと思います。

本当に良かったと思います。(^^)



>hadaさん

>回答後に考えていたのですが、swim を他動詞とするなら、目的語が必須となり、 It’s dangerous to swin this river. という表現しか許されないのでは?と思っていました。

そんなことはないです。tough構文の場合は、とにかく、目的語が消えます。

例 

○ She was hard to please.

× She was hard to please her.

   please は他動詞で、「~を喜ばせる」

>(1)He grew up to be a novelist.

>「彼は小説家になるために大人になった。」 という日本語は小説などではありうる表現だと思うのですが、もし、これを英語で表現しようとすれば、どんな文にしたらいいのでしょうか? もしお時間がありましたら、教えていただけませんか?

う~~~ん、ぱっと思いついたのは

He grew up so as to be a novelist.

He grew up in order to be a novelist.

です。

so as to do や in order to do は「~するために」という意味になる熟語なんです。(私がどうしても「~するために」で取って欲しい英文を作るときに使う手ですw)

ただし、この英文自体の裏をネイティブにとってないので、誰かに確認してもらったほうが良いです(^^)

またのご参加をお待ちしています。

2008年
12月26日
00:56
さん

10:

hada のコメント:
お忙しいところお返事ありがとうございます。



>そんなことはないです。tough構文の場合は、とにかく、目的語が消えます。

>例 

>○ She was hard to please.

>× She was hard to please her.

しっかりとわかりました。 ありがとうございます。 tough 構文ははじめて聞いたのですが、おもしろい構文ですね。



>He grew up so as to be a novelist.

>He grew up in order to be a novelist.

ちゃんと表現する方法は別にありそうなんですね。 ただ表現として特殊なためか "grew up so as to be" や "grew up in order to be" で検索しても、あまりヒットしませんでした。 いい機会なので so as to や in order to も覚えてしまいたいと思います! :-)

2008年
12月26日
03:59
さん

11:

sasanoha のコメント:
The boy was brought up to respect animals.

例文バンクにはこんなのありました。be brought upだし、respectだしまたちょっとニュアンス違う気もしますけれど(--;;



>>文法が苦手な私は、英語に苦手意識を持つ方が不定詞に拒否反応を示すのと同じくらい 「こと、べき、ような、という、ための、(訳さない)、ために、て、なんてorとは、もし~ならば、(左から)、て、ほど、のに、のは、には」を覚えて、それをあてはめていくことに拒否反応を示します。それを文法が大得意な先生に理解してもらいたいです。

>Σ( ̄□ ̄)! なるほど。そうなんですね。分かりました。ありがとうございます。



はいはいノシ私も正直くらっときました。ですので先生の「Σ( ̄□ ̄)!」に逆に驚きました…><。

恐らく表面的には「そんなの覚えないでいいじゃん」と返す人間の何割かは内心「そんなの覚えられないよ!」という恐怖を感じているかと思います。

2008年
12月26日
14:01
さん

12:

108bones のコメント:
なるほどぉ。じゃあまとめて購入かしら。。

2008年
12月26日
14:43
mouthbirdさん

>hadaさん

tough構文は、ロイヤルにでさえその名がないくらい、あまり浸透しているものではないです。(解説はあります。念のため)

それからそうですね。grew up so as to do なんて、特殊な表現でしょうから、検索では引っかかりにくいと思います。



>sasanohaさん

>The boy was brought up to respect animals.

なるほど。近い表現ですね。

これは「ように」がいいなあ~もう1種類訳例に加えようかなw



>はいはいノシ私も正直くらっときました。ですので先生の「Σ( ̄□ ̄)!」に逆に驚きました…><。



なるほど~Σ( ̄□ ̄)! こちらもびっくり!

ここに大事な「差」をまた感じてしまいました。



sasnohaさんが、誰かに「不定詞でいつも困るんだ。どうしたらいい?」と相談されたとします。どういうお返事をしますか?

「この13種類の訳例を覚えてみては?」とお返事できますでしょうか?



仮に、高校時代の私がsasanohaさんに「不定詞でいつも困るんだ。どうしたらいい?」と相談したとします。

そのとき、もし、「この13種類を覚えてみては?」と言ってくれたとします。

そうしたら、私は大喜びでしょう。そして不満の1つが大解消するでしょう。こっちは英語でえらく「苦しんで」いるのですから。



逆に私が、sasanohaさんに「この13種類の訳例を覚えよう」と言ったとします。

そうしたら、sasanohaさんは、不満やるかたないと思います。

別に、不定詞が得意な方は、13個なんて覚えなくて良いと私は思うのです。

私は「苦手な人に」教える立場なので、13個を提示しなければならないわけですが。



多くの英語が得意な方は、sasanohaさんのような方だと思うのです。

つまり、【普通の英語の先生】も、sasanohaさんのように、不定詞でつまずかず、「この13種類を覚えてみては?」とは言わない、言えないと思います。

↓参考:指導者側の原因

http://www2.neweb.ne.jp/wd/eigokirai/page3-1.htm

だから、私のような英語あんぽんたんは、放置してたらいつまでたっても不定詞でつまずき、結果、英語ができないままなのです。



>恐らく表面的には「そんなの覚えないでいいじゃん」と返す人間の何割かは内心「そんなの覚えられないよ!」という恐怖を感じているかと思います。

な、なるほど。わたしは英単語1つ覚えるより、楽に感じるのですが、ここにもギャップがあるようですね。

私にとっては大変貴重なコメントでした。ありがとうございました。m(_ _)m



>108boneさん

できましたら、ぜひお願いいたします。m(_ _)m

2008年
12月28日
08:29
さん

14:

riche のコメント:
>mouthbird 先生、
ていねいな解説をどうもありがとうございます。

わたしも、「このようなタイプの英文はこう訳す」と言われると、拒否反応を示します。
この文法のこの用法には「のに、のは、には」を当てはめるとか言われると、更にひどい拒否反応を示してしまいます。

だって、訳というのはもっと自由であっていいものだと思うし、そこに訳出の面白さもあるのだと思うし、訳出すること自体や訳出する際の方法などを強制されるとつまらなくなってしまうからです。

>これを「tough(タフ)構文」と言います。
- 「tough(タフ)構文」と言われているものがあるのですね。
たとえば、下 (↓) のような英文でしょうか?

He is easy to please.
Japanese is difficult to learn.
His theory is impossible to understand.

tough といえば、
"When the going gets tough, the tough get going."
 という英文をすぐ思い起こします。これが「tough(タフ)構文」になっていたら、ちょうどよかったですけどね。

2008年
12月28日
11:04
mouthbirdさん

>richeさん

>わたしも、「このようなタイプの英文はこう訳す」と言われると、拒否反応を示します。

>この文法のこの用法には「のに、のは、には」を当てはめるとか言われると、更にひどい拒否反応を示してしまいます。



Σ( ̄□ ̄)! なるほど!

やはり、ここに大きな差があるようですね!

私のようなタイプは言われると嬉しいのですよ。言われないと自分で訳を見つけなければなりません。

その場合、概ね100%間違えるのです。



>だって、訳というのはもっと自由であっていいものだと思うし、そこに訳出の面白さもあるのだと思うし、訳出すること自体や訳出する際の方法などを強制されるとつまらなくなってしまうからです。



なるほど! 

richeさんのような方だと、訳出する際の方法などを強制されなくても常に正しい訳が作れて

私のようなタイプだと、訳出する際の方法などを強制されなかったら常に間違った訳しか作れないのです。

だから強制して欲しいわけです。



今回の問題で、私が想像していた以上にここ(不定詞)には差があることが分かりました。

今回、不定詞をやるかどうか迷ったのですが、やってみてよかったとつくづく思いました。

コメントありがとうございました。

2008年
12月29日
08:15
さん

16:

riche のコメント:
@ mouthbird 先生

>私のようなタイプは言われると嬉しいのですよ。

- いろいろなタイプの英語学習者がいて、おもしろいですね。

わたしは割と文法は好きです。でも、難しいのでいやになるのも度々です。



「訳出することを強制されること」「このように訳すのですと訳出する際の方法を強制されること」がいやな人は少数派なのでしょうか? 「これは、このように訳す」と言われるとうれしい人のほうが少数派のような気がするのですが、どうなのかはよくわかりません。



>今回の問題で、私が想像していた以上にここ(不定詞)には差があることが分かりました。

- 「不定詞」は、「動名詞」や「現在分詞・過去分詞」と比べて用法がはるかに多岐にわたっていますから、意外と難しいものなのかもしれません。

複雑なゆえに取っつきにくいのだと思います。



さきの「不定詞と英会話との関係」のエピソードで思ったのですが、これは単に「不定詞」という文法用語に対しての抵抗感なのではないのでしょうか?「文法」的には「不定詞」の「~ 的用法」…… というような説明をすると、こむずかしいなぁという印象が強まり、ますます取っつきにくくなるということなのだろうと思います。



ほとんどまったく文法用語を使わずに文法を教えてみるという試みも、大切なのかもしれません。たとえば、ジェスチャーを使う、折り紙を使う、紙芝居を使うとかでしょうか……。

(今だったら、ビデオ動画ファイルなども使えます)

そういえば、昔読んだ本に「紙ヒコーキを作らせて投げさせて、能動態と受動態の感覚を教える」といった授業の話がありました。

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