今回は、
前回の具体例みたいな話を少しします。(本当は「とある方法」のことを書きたかったのですが今回は書けませんでした)
●最初は英語とは全然関係ない話をします。
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世の中には「
色盲」の方がいます。色々なパターンがあるそうですが、多くは「赤系」と「緑系」の区別がつきにくいそうです。
つまり
↑この2つの色の区別がつきにくいそうです。
私は色盲ではないのです。なのでこの区別は容易です。しかし色盲の人はこういうことで苦労なさるようです。
では今度は↓これらの色を見てどう思いますか?
これらは全部「緑」と言ってしまえば緑です。
ですが、実際は「暗緑色(あんりょくしょく)」「青竹色(あおだけいろ)」「青緑(あおみどり)」なのだそうです。
http://www.color-guide.com/green.htm
色盲でない人がこの区別をすかさずできて、かつ「色の正しい名前」まで正確に言えたら、それはそれですごいことだと思います。
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色盲の人が「
緑の区別がつかなくて困っている!」と言ったとします。
その返事として
ある人は「緑は大変だよね」と言って「暗緑色と青竹色と青緑」の違いについて語ったとします。
↑これをあなたは的を射た返事だと思いますか?
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意味タイプの
私は「
英単語を上手く発音できなくて困っている」という状態でした。
B・eager を「エアゲー」と読んだり、happily を「ハッピリティ」のように読んでしまったりする。
というレベルでした。
その返事として
ある耳タイプの人が「発音は大変だよね」と言って、「LとRの発音の違い」やら「th と s の発音の違い」「b と v の発音の違い」「h と f の発音の違い」について語ったとします。
↑これをあなたは的を射た返事だと思いますか?
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ところがどっこい!
英語学習の世界ではどうでしょうか? 「LとRの発音の違い」やら「th と s の発音の違い」「b と v の発音の違い」「h と f の発音の違い」…これらが話題になったり、重要視されて本が出たり、していませんか? 英語学習の世界では、
発音というと、
こっちを指すことが当たり前のように言われてしまうのです。
意味タイプの私はこうしたギャップでいつも困っているのです。
ちと今週も忙しいのでこれでおしまい。来週こそは↑これを踏まえた、とある方法について考察します。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。次回は来週の月曜日です。
※実際は
火曜日になりました
(↓Q-Eng連載分の目次はこちら)
(アルク連載分の目次は
こちら)