• ようこそゲストさん!

mouthbirdさんの日記

(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))

2019年
03月11日
19:56 mouthbirdさん

5文型の解説(6)

今回は 第5文型(SVOC)です。
第5文型の基本は実は2パターンあります。
 A・O=C になるパターン
 B・Oが主語でCが述部と捉えられるパターン

A・O=C になるパターン
 例文
 I named him Taro.(私は彼を太郎と名付けた)
 S  V  O  C

 him = Taro になりますね。こういうのは第5文型(SVOC)になります。このパターンの場合、Cは形容詞か名詞しかなれません。

B・Oが主語でCが動詞(述部)と捉えられるパターン
 例文
 I want you to go there.(私はあなたにそこに行って欲しい)
 S  V  O  C

 この場合、you がOで、to go there が C になるのです。
 ここは You go there.(あなたはそこに行く)
       S  V     ←このようにS(主語)+V(動詞)のようになりますよね。
   こうなる場合、ここをそれぞれ O 、 C とするのです。

以上が大きく分けた考え方です。大きく分ければこの2つになります。

でも見かけ判断用の第5文型(SVOC)パターンはもう少し細かいです。それを紹介しましょう。

1・S+V+人+人
2・S+V+物+物
3・S+V+O+形容詞
4・S+V+O+原形
5・S+V+O+to do
6・S+V+O+~ing(現在分詞)
7・S+V+O+done(過去分詞)


1・S+V+人+人
 例文
 I named him Taro.(私は彼を太郎と名付けた)
 S  V  O  C
   (him = Taro)ですね。上のAパターンです。

2・S+V+物+物
 例文
 We call the island Onigashima.(私たちはその島を鬼ヶ島と呼んでいる)
 S  V     O     C
   (the island = Onigashima)ですね。上のAパターンです。

3・S+V+O+形容詞
 例文
 The news made us happy.(そのニュースは私たちを喜ばせた)
    S   V   O   C
    (us = happy)に見えますか?
    これは↓
     We are happy. にように考えるのです。こうすれば us = happy のように判断できると思います。
 ここまでがAパターンのSVOCです。

---
以下はBパターンのSVOCです。

4・S+V+O+原形
 例文
 I made him go there.(私は彼をそこに行かせた)
 S  V  O  C
 him go there は↓
 He goes there. のような捉え方ができます。だからBパターンのSVOCです。

5・S+V+O+to do
 例文
 I want you to go there.(私はあなたにそこに行って欲しい)
 S  V  O  C
 you to go there は↓
 You go there.のような捉え方ができます。だからBパターンのSVOCです。

6・S+V+O+~ing(現在分詞)
 例文
 I saw a cat crossing the street.(私は猫が通りを横切っているのを見た)
 
 S  V   O   C
  実はこの形が第5文型(SVOC)になるためには、動詞Vが特別でなければなりません。
  動詞が↓
・使役動詞(のうちのhaveとget)・知覚動詞・leave、keep、want、like、set、start、findなど
でなければ、第5文型(SVOC)になりません。上の例文は saw という知覚動詞を使っていますね。だからこの例文は第5文型(SVOC)と言えます。
 補足:この形で「上で挙げた動詞でない場合」は、第3文型になります。
 例文
 I know the boy running on the street.(私は通りを走っている少年を知っている)
 S  V   O 
 この英文の「running 以下」は手前の名詞boyを修飾している現在分詞です。ここの部分は補語(C)にはなれません。

7・S+V+O+done(過去分詞)
 例文
 I had my printer repaired.(私は私のプリンターを直してもらった)
 S  V   O      C
  実はこの形が第5文型(SVOC)になるためには、動詞Vが特別でなければなりません。
  動詞が↓
・使役動詞(のうちのlet以外)・知覚動詞・leave、keep、want、like、set、start、findなど
でなければ、第5文型(SVOC)になりません。上の例文は had という使役動詞を使っていますね。だからこの例文は第5文型(SVOC)と言えます。
 補足:この形で「上で挙げた動詞でない場合」は、第3文型になります。
 例文
 I know the boy kicked by her.(私は彼女に蹴られた少年を知っている)
 S  V   O 
 この英文の「kicked 以下」は手前の名詞boyを修飾している過去分詞です。ここの部分は補語(C)にはなれません。

============

以上で全ての文型の説明が終わりました。
なんか、結局「形で判断する5文型」みたいな解説になってしまいました。
もう少し細かい内容をやる予定だったのですが、すみません。

でも、このパターン表を利用して、「英文を形で5文型判断」できます。上手く有効活用できると思います。ぜひご活用ください。
このシリーズは以上です。

 来週の月曜は雑談。新しいシリーズは再来週の月曜日から始めます。
 金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義です。

(↓Q-Eng連載分の目次はこちら)
目次ページへ
(アルク連載分の目次はこちら
  • 総アクセス数(1,613)
  • 拍手拍手(0)
  • お気に入りお気に入り(0)