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mouthbirdさんの日記

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2018年
01月19日
16:06 mouthbirdさん

親父介護:センター試験どころではない

  • その他
 例年だと今頃は、センター試験(英語)を解いて講評をするのが常である。しかしそれどころではない。
同居している親父の介護で、現在満足に仕事ができない状態である。

 11月の中旬に入院する前まではまだよかった。12月中旬に退院してからが大変になっている。概ね寝たきりの親父の介護で、わしは休んでいる暇がない。毎日ほぼ5時間も寝れていない。

 元々親父は「間質性肺炎(特発性肺線維症)」を患っていた。これはガンより怖いと言われる病気。国の難病指定を受けている重病である。現代医学では治療法がまだ発見されていない。肺が膨らみにくく、縮みにくい病気である。酸素と二酸化炭素の交換が難しい病気だ。親父はこの病気が2年前ぐらいから分かって以来、鼻からチューブで酸素を補充している状態である。

 11月からの入院は、肺炎もさることながら、もっぱら「心不全」で入院した。肺が悪いとその分「心臓」が頑張るらしく、心臓の機能がガタンと落ちたのである。入院後、心不全はある程度改善した。そこで退院となった。

 入院中からおかしな予兆はあった。元々想像を絶する「せっかち」であった親父は入院時に「せっかちさ」が加速した。なんと親父は「病院の病室から携帯で【119番】にかけた」のである。理由はナースコールがなかなか来ないから。来ない理由は親父は「夜中にナースコールを鳴らしまくるから」であろう。これが大体大した用事ではない。「暑いから掛け布団を取ってくれ」レベルである(自分で取れよ!)。こんなんで一晩で(ほかの患者さんもいるのに)10回以上も親父はナースコールを呼ぶ。これじゃナースさんもそうは親父の病室にそうは簡単に行かなくなる。行ったら行ったで「遅い! 何やってるんだ!」と親父は怒鳴りまくるのである。

 退院後、これが家族(わし&母親(80歳))に来ている。(電気の)呼び鈴を用意し、それが押されると家族の誰かが向かうことになっている。寝たきりの親父から一晩に何回も呼ばれる。平均すると一晩に8~9回ぐらいか。多い時は12回。それも私が自室に戻った直後に呼び鈴がまた鳴るのである。
 最初は「いちいち呼ばれるとめんどくさい」ので親父部屋で添い寝してた。しかし現在はそれをやめている。ケアマネージャーさんからは「それは依存心が拡大するだけだからよくない」と言われたからである。

 80歳の母が心配である。母は寝不足で一回倒れて夜中に頭を強く打った。頭が血だらけで頭を5針も縫うケガであった。添い寝をやめたころの話である。
 そのころ(添い寝をやめたころ)とんでもないことが夜中に起こった。そばにわしや母がいない(添い寝をやめた)ので、親父はわしら大声で呼ぶのである。用事は大したことがないことが分かっているのでわしは無視していた。そうしたら、寝たきりの親父は(苦しいはずなのに)起きだして、(歩けないはずなのに)歩き始めた。酸素のチューブまで外して、寝ている母のベッドに行き、そして…
 親父は「5針頭を縫っている母」の「顔」をペシペシ叩き始めたのである。そして「こっちが苦しがってるのになんで寝ているんだ!?」と大声で怒鳴るのである。(苦しいはずなら、そもそも動けないはずなのだが。実に不思議である)

 概ね昼夜が逆転している。夜中、寝るには寝るが、(咳などをして)起き上がったときが大変である。せん妄というか、夢と現実がごっちゃになっている。多いのは「赤ちゃんが生まれる!」と叫ぶことである。ほかにも「バナナをよこせ!常識的に考えてどこの家にもバナナは置いてあるはずだ。ないんだったら今すぐ近所に行ってもらってこい!(朝の4時半の話)早く!早く!」…これを大声で怒鳴るのである。酸素が足りなくて苦しいはずなのに、よくもまああんな大声で怒鳴れるものである) あとは親戚の名を一晩中呼ぶ。うるさいことこの上ない。

 これはもう精神科の出番だろう、ということで9日前に精神科に出向いた。診察してもらい新たな薬も処方してもらったが、基本的には行動は変わらない。


 最近困るのは「呼び鈴を鳴らさない」で大声で「オーイ!!!」と呼ぶ行為である。「【オーイ!】じゃ行かないよ!」と言ってあるのだが、親父は呼び鈴を押すのをすっかり忘れ、70ホーンぐらいの声でずっと「おーい!!!」と呼び続けるのである。
 あとは、酸素濃度や脈拍もいいのに「苦しがる行為」がある。これも問題である。「パルスオキシメーター」という指で血中酸素濃度と脈拍を測る機械で、常に酸素濃度や脈拍を測ってる。親父は「どちらの数値も非常に良い時」に「苦しがる」ことが多い。(苦しがるので、息子や母を(呼び鈴であるいはオーイと叫んで)呼ぶのである。昨夜もこのパターンで呼ばれた。

 ただ、これはどうやら「半分ぐらい別の理由」で苦しがっているのではないかと昨日思った。その「別の理由」とは「鼻が(鼻血のかたまりで)詰まって、鼻から息がしにくく苦しい」のではないだろうか? 親父は10年前の大病(大動脈瘤破裂)で、ワーファリンという薬を飲んでいる。これは血液を固まりにくくする薬である。実は鼻からよく血の塊を出すのである。喉から痰となって血の塊を出しとこともある。鼻の奥で出血し、これがなかなか固まらず、これが鼻の空気の出入りを悪くしているのではないかと、息子(わし)は今朝からそう推察している。耳鼻咽喉科に行くべきだと思っているが、1つ不安がある。今の時期の耳鼻咽喉科には「風邪っぴきやインフルエンザの患者」が多くいるということである。親父の本来の病気(間質性肺炎(特発性肺線維症))は、風邪が大敵。「急性増悪」という急に症状が悪化する状態になりやすいのである。

 現在、訪問診療をしてくださる「町医者さん」を中心にして、この町医者さんの指示で動いている。
 ケアマネジャーさん(随時)、看護師さん(週1回) 看護師さん(週2回)が来て下さている。
 また、わしから見て姪(親父から見て孫娘)<大学生>を家に呼び、介護のサポートをしてもらっている。


 それにしてもなかなか仕事がままならない状態である。。。。。

 というわけで、今年はセンター試験の講評はできません。申し訳ありません。m(__)m
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