実は私が普段の授業でよく言う「セリフ」みたいのがたくさんあるのです。まず、めんどくさいから全部書いてしまえ!
・英語が最初から好きで得意な人ほど文法はいらず、英語が苦手な人ほど文法が必要。
・英語学習者には耳(音声)から英語を覚えようとする耳要素と意味(和訳例)から覚えようとする意味要素が存在する。耳要素が強い人ほど英語が得意になりやすい。
・英語が嫌いで苦手な人が得意になる場合、英語が好きになってから得意になるパターンはまずない。宝くじで1等があたるくらいまれ。しかし得意になって好きになるパターンならばありえる。
・英語が得意な人の多くは例文を覚えるのがたやすく、応用を利かせられる。英語が苦手な人ほど例文を覚えるのが苦手。覚えられないうえ、恐ろしく苦しむ。
・英語が得意な人の多くは仮定法が苦手。しかし英語が苦手な人は仮定法はさほど苦手に思わわない。むしろとびぬけて簡単に思える。
・英語が得意な人は関係代名詞目的格省略が得意だが、英語が苦手な人は100%関係代名詞目的格省略が見抜けない。
・英語が得意な人で時制を苦手にしている人は結構多い。特に完了形が苦手。現在完了と過去完了が使い分けできない得意な人も多い
・分詞は英語が得意な人でも、苦手な人でも苦手になりやすい。
・英語教師の中には、英語に興味がない生徒に「英語を好きになれ! 少しは興味を持て!」などと言う人がいる。しかし「はい、なります。持ちます」と答えて「本当に英語が好きになった生徒」がいたら教えてほしい。
・英語しかできないから英語教師になった例は多い。例えば、数学も英語もできる人ならば、その人は職業として英語教師をまず選ばない。
・英語が嫌いな人は、英語の和訳例の作成作業を嫌がる。しかし実はそういう人ほど和訳例作成作業を積み重ね、間違いを直すことで得意になれる。
・自他ともに認める英語が苦手な人が、参考書だけで英語が得意になった例は1件もない。先生が必要。だが苦手な人ほど人から教わろうとしない傾向がある。
・英語が苦手な人はぜひ「自動詞・他動詞」の区別から覚えてほしい。そのとき必ず「~」付きで覚えること。例えば自動詞arriveの意味は「到着する」だが、他動詞reachの意味は「到着する」ではなく「~に到着する」である。
今回は↑これらに1つ1つ説明を加えていこう、というシリーズにします。で全部の説明が終わったら、これを有効?活用しようと計画中です。
ツイッターに「bot」というサービスがあります。一定時間ごとに、こういうセリフみたいなのをランダムにつぶやいてくれるのです。「マウスバード英語bot」としてこれらの文面を登録し、つぶやいてもらおうと企んでいます。
今回はこんなシリーズで行きます。本格的には来週の
月曜日からです。
金曜日の夜11時からはいつものニコ生英文法講義。次回来週の
月曜日です。
(↓目次はこちら)
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