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mikapyonさんの日記

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2013年
12月13日
15:20 mikapyonさん

English with KatieⅢ⑤ 【老いてなお5】

  • 英語の話題
  • 英語学習資料
12/13 In his 80s and flourishing.
  80代にして血気盛ん

元ブログ http://englishwithkatie.com/in-his-80s-and-flourishing/

元気な高齢者としてもうひとり是非紹介したいのが 1909年生まれ、104歳の詩人 まど・みちおさん。
この人の詩の一つや二つは絶対皆さんご存知です。
「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「ふしぎなポケット」

そう、あの 
  ぞーうさん、ぞーうさん、おーはながながいのね
  そぅよ かあさんも なーがいのよ

です

童謡だけでなく 詩もたくさん書いてらっしゃいますが、
ひとりひとりは かけがえのない存在だということ
かけがえのない存在として 生かされていることへの感謝
がテーマになっている詩がおおいです。

その一つを紹介しますね 1993年 84歳の時の作品です。

「ぼくが ここに」
ぼくが ここに いるとき
ほかの どんなものも
ぼくに かさなって
ここに いることは できない

もしも ゾウが ここに いるならば
そのゾウだけ
マメが いるならば
その一つぶの マメだけ
しか ここに いることは できない

ああ このちきゅうの うえでは
こんなに だいじに
まもられているのだ
どんなものが どんなところに
いるときにも

その「いること」こそが
なににも まして
すばらしいこと として


【mikapyon流】

Mado Michio, the famous poet is in his 100s and flourishing.
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コメント

1番~2番を表示

2013年
12月15日
00:08
ちいこさん

わー、まど・みちおさんって、ご存命だったのですね~。知らなかった^^;
国語の教科書とか音楽の教科書で、絶対一度は目にする名前ですね。

詩って、短い言葉やシンプルな構成で
長く丁寧に説明しつくした文章よりも真理をつくような内容だったりしますよね。

私が好きな詩人は、茨木のり子さんと石垣りんさん。
どちらも高校の国語の授業で出会ったのがきっかけでした。

特に、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」には心をガツンとぶんなぐられた感じでした。
どちらも何年か前にお亡くなりになったんですが、今読んでもきっと何十年たってから読んでも、その言葉を読むたびに、ガツンとやられるんだろうなーって思います。

まどさんもぜひ長生きして、すばらしい言葉を届けてほしいですね。

「自分の感受性くらい」

ぱさぱさにかわいていく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
何もかもへたくそだったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

2013年
12月15日
15:08
mikapyonさん

>>1 ちいこさん
ありがとう!!

うんうん、茨木のり子さんも 人間として、女性として 本当に尊敬できる方ですよね。

残してくれた言葉を大切にしたい人のひとりです。

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