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mouthbirdさんの日記

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2013年
06月26日
22:40 mouthbirdさん

関係代名詞で最も質問が多い問題(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です

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●アプリ情報:テストバージョン 2.18と2.19
今週の進捗
なしです。ごめんなさい…色々と滞ってる…(ToT)

今後の予定(作成順)
・アプリにコースが作れるように大幅改良 <6月29日までに発表します>
・チャットルーム作成
遅れに遅れて大変申し訳ありません。
======================================


チャレンジしてくださった皆様、ありがとうございました。
難しかったと思います。


今回は、先に1つの「難しい文法事項」の解説からはじめます。


連鎖関係代名詞(もしくは)関係代名詞+挿入節 <呼び方が違うだけで、内容は同じもの>

駿台予備校系の参考書などでは『連鎖関係代名詞』と名づけられています。旺文社の「ロイヤル英文法」では『関係代名詞+挿入節』と名づけられています。呼び方が違うだけで、同じ文法です。

↓この例題が分かると、この文法が習得できます。

例題
 次の(  )に適切な関係詞を入れなさい(ただし thatを除く)。
 I saw the woman(   )I thought was his mother.
 
 分かりますか?


・「連鎖関係代名詞(もしくは)関係代名詞+挿入節
 とは、
  関係代名詞 + <S+思う(に似た意味の動詞)> ~
 という構造をとる文法のことです。

例題で考えてみましょう。
 I saw the woman(   )I thought was his mother.

               ↑この辺が問題です。
 I thought が『S+思う』という形になっていることが分かりますか?
 つまり、「<I thought>挿入されている」のです。
 挿入なんだから「抜き取って」しまいましょう。

例題の英文↓
 I saw the woman(   )I thought was his mother.
  ↑この英文から<I thought>抜き取ってしまいます。
 すると↓こうなりますね。

 I saw the woman(   )was his mother.
           ↑これだと(   )の答えは
            分かるのではないでしょうか?

 (   )was his mother.
  ↑もともとは
 The woman was his mother.だったはずです。
 the woman を指す「関係代名詞の主格」を入れましょう。
 「人」の「主格」だから答えは⇒ who ですね。
したがって答えは
 I saw the woman(who)was his mother.
 (私は彼の母親である女性を見た)…となります。

  ↑これに、さっき抜き取ったI thought>を入れてあげます。
  すると↓

 I saw the woman(who)<I thought> was his mother.
  となります。意味は
 (私は私が彼の母親と思った女性を見た)となります。

(以上が「連鎖関係代名詞(もしくは)関係代名詞+挿入節」の説明)


では問題の解説に移ります。

===============
問題
1・(   )に適切な単語を選択肢の中から選びなさい。
My friend(   )I supposed would pass the examination has failed.
 a.who b.whom c.of whom d.as

正解: a.who

解説
I supposed would pass
      ↑この辺を「変だ!」と思ってもらいたい。 「would pass の主語がない!」←ということに気がつけるでしょうか?

あとは「連鎖関係代名詞(もしくは)関係代名詞+挿入節」の知識さえあれば解ける。

I supposed が挿入されているのだ!
だから「I supposed 」を取っ払えれば、問題は解ける。

My friend(   )I supposed would pass the examination has failed.
   ↓
「I supposed 」を取っ払う
   ↓
My friend(   )would pass the examination has failed.
   ↓
 そうしたら
   ↓
My friend{(   )would pass the examination} has failed.
  S                           V
となり、(   )には my friend を先行詞とした「主格の関係代名詞」とわかるはず。

     ↓少し変だけど
My friend{(who)would pass the examination} has failed.
「試験を通っただろう私の友人は失敗してた」
となる。
     ↓
  「I supposed 」を戻す
     ↓
My friend{(who)<I supposed>would pass the examination} has failed.
「試験を通っただろうと<私が思っていた>私の友人は失敗してた」
となる。

-------------------

2・次の日本語の意味になる英文を作るために、(   )内の英単語を適切な順に並べ替えなさい。
(自分が間違っていると思うことの奴隷になってはいけない)
Don't( slave / you / a / think / wrong / what / be / to / is ).

正解
Don't (be a slave to what you think is wrong).

解説
日本語訳例で「と思うこと」となっていることから、「連鎖関係代名詞(もしくは)関係代名詞+挿入節」と思うことが肝心。
だとすれば、まず「主語+思う」を探す
   ↓
 you think だろう、と当たりをつける。
   ↓
 候補群から、you think を除いたもので、考える。
   ↓
Don't( slave / a / wrong / what / be / to / is ).
   ↓
 「奴隷になってはいけない」を先に作る。
   ↓
Don't be a slave  ( what / wrong / to / is )
   ↓
 次に「~に対する奴隷」を作る
   ↓
Don't be a slave to ( what / wrong / is )
   ↓
 次に「{間違っていること}に対する奴隷」を作る。(whatは関係代名詞)
   ↓
Don't be a slave to { what is wrong }.
(間違っていることの奴隷になってはいけない)が完成。
   ↓
最後に(自分が間違っていると思うことの奴隷になってはいけない)にするために you think を「関係代名詞whatの直後」に置く。
   ↓
Don't be a slave to { what(you think) is wrong }.
<完成形>

となります。

===============

ちょっと難しかったですかね~~。
関係詞が苦手な人には最難関の問題の1つだと思います。

いかがだったでしょうか?

それではまた来週~~

問題編
http://q-eng.com/diary/13509

出典
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コメント

1番~9番を表示

2013年
06月27日
05:50
さん

1:

http://q-eng.com/diary/13566

を参考にしてほしいんですけど。

文法学者の議論とは言え、現実に問題になっているような内容でしょうから。

2013年
06月27日
07:25
mouthbirdさん

>>1 welciayorkmartさん
拝見しました。私の記事を元にありがとうございます。
whom も正しいと主張されているのはJesperson氏だけのように読めるのですが、どうなのでしょうか? ご教示いただければと思います。

2013年
06月27日
08:05
hadaさん

マバ先生、解説ありがとうございます。

間違えていたのは自分だけだったので、これはまさに自分のための解説だと思って読ませていただきました。
挿入といえば, i mean, って感じでカンマでかこまれたものが入るとばかり思っていたのですが、こういうカタチもあるんですね。
これからはきっと間違えないはず!

次の問題も楽しみにしています。

2013年
06月27日
11:09
mouthbirdさん

>>3 hadaさん
「S+思う(に似た意味の動詞」が挿入、というのが、思いつきにくいのだと思います。

このバリエーションはthink、suppose が多いですが、私は1回、be sure というのを見たことがあります。今回のI supposed、you think みたいに、I was sure が挿入されていました。
 見抜けると気持ちがいいですよ! 私だってもちろん最初はできなくて困っていましたから。
それではまた!

2013年
06月27日
23:01
ken14さん

今週もありがとうございました。

 挿入というのは、なんとなく見抜けました。だから解説のように一度
その部分を取り除いて答えを出しました。

 でもいつもというわけではありません。
また次週の問題を待っています。

2013年
06月28日
05:22
mouthbirdさん

>>5 ken14さん
挿入が見抜けるかがどうかがポイントでした。素晴らしいです。
来週はちとやさしいかも。チャレンジをお待ちしています。

2013年
06月28日
21:21
さん

7:

>>2 mouthbirdさん

この内容の出典は、「英語語法事典」 大修館 石橋幸太郎 その他、受験参考書で「総解英文法」の著者 高梨健吉 など5人が編者になっているものです。

内容は、1人を除いて、他の3人(辞書か参考書)が who に賛成 という形になっていますが、文法学者が、それぞれの意見を述べ、日本の英語の権威者が、不適格 としないで、疑問を取り上げている点に、注目すべきでしょう。
一笑に付すべき問題ならば、取り上げないはずです。
問題があるから取り上げて説明したと考えることは不自然ではないと思います。


その次のサイトも同じ出典です。

http://q-eng.com/diary/13567

この2つのサイトの結論は、石橋さんが編集主幹ですから、「異論のある問題」だというのは石橋さんだろうと思います。
1人だけが異論を述べたと解釈するのは、まずくはないでしょうか。

2013年
06月29日
18:16
たっつんさん

● My friend(   )I supposed would pass the examination has failed.

これは、

My friend who would pass the examination has failed.



I suppose that my friend/he/she would pass the exam.

を、My friend を軸にして連結させたものですから、感覚的には who を選ぶと思います。大勢としては who が有力かと思います。

My friend has failed the exam who would pass it, I supposed.
でもいいと思います。

I suppose (that), の挿入句は、この文を構成する要素としては、大枠というか、挿入的であって重要な構成要素ではないです。ここで伝えたいのは事実であり、話し手の主観ではない、ということを考えると、文の主要な構成要素としては、My friend who would pass the exam has failed. です。
 それを考えると、welciayorkmartさんの日記にも記述されていますが、ここで whom が選択される、というのは、現代英語の解釈としては説得力にかけるのではないでしょうか? 


●<別の話> I think, I suppose

I think, I suppose, というのは、挿入句的ではありますが、
日本語でも、こういう文脈で、

「実はそれが私の友達も、いや、私は彼/彼女が受かると思ってたんだけどね、実際にはその試験に落ちてしまったんだよね。」

というニュアンスで、全体の文の中に、別の文を入れて、詳細や事情を述べたり、言ったりします。
 事実について喋り始めてしまったものの、自分の主観や意見を述べたい、という感じだと思います。

2013年
06月30日
22:39
mouthbirdさん

>>7 welciayorkmartさん
なるほど、編集主幹の石橋さんも異論があるのではと疑問を投げかけているのですね。
情報ありがとうございました。
ただこの手の問題では、whomが答えとして選ばれるものは1件も見たことがないですね。(このwhoが省略可なのは知っていましたが…)

>>8 たっつんさん
この I think のような感じの挿入は、私は↓これに近いと思っているんです。

What do you think I have in my hand?

これは do you think の挿入とされます。連鎖関係代名詞はこの形の親戚ではないかと私は思っています。確証はないです。
もっともこの説が正しかろうと、正しくなかろうと、意味はあまりないと思います。そんなのとはあまり関係なく、今回の問題の答えは who と思うべきであると考えるべきだと思います。

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