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mouthbirdさんの日記

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2013年
03月06日
08:56 mouthbirdさん

関係詞・基本(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です

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●アプリ情報:テストバージョン 2.18と2.19
今週の進捗
なしです。ごめんなさい…色々と滞ってる…(ToT)

今後の予定(作成順)
・チャットルーム作成
・アプリにコースが作れるように大幅改良
遅れに遅れて大変申し訳ありません。
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チャレンジしてくださったみなさまありがとうございました。


まず関係詞のおさらいを軽くしましょう。

関係詞には、
(1)関係代名詞 (2)関係副詞 (3)関係形容詞
の3種類があります。このうち(3)関係形容詞 は少しレベルが高い文法なので、少なくとも基本では扱いません。

問題は
(1)関係代名詞 (2)関係副詞 
の2つ。

------------------------
(1)関係代名詞
who, whose, whom,
which, (of which),
what

が基本です。(他にもあるが今回は省略。今回は基本のみ)


(2)関係副詞
when,where,why,how,(the way),

が基本です。(他にもあるが今回は省略。今回は基本のみ)


関係代名詞を入れなければならない場所には、関係副詞は入れられません。
関係副詞を入れなければならない場所には、関係代名詞は入れられません。


もっとしっかり関係詞を学びたい場合は、こちらをご覧ください(全15回)

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では解答と解説に参りましょう。

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【問題】
次の英文の空欄に入れるのに、選択肢の中から選ぶ場合、最も適切なものを選びなさい。

1 This is the park(   )he would often visit.
 a.where b.which c.when d.what
 
解答:b.which
解説:関係詞が苦手な人は、必ず、(   )の左のみを見る。つまりこの問題ならば、park だけを見る。
この習慣が付いている人は、永遠に関係詞が得意になれない。

初学者が関係詞の問題を解く場合、(   )の左も見るが、それより先に(   )の右を見なければならない<得意な人は別・あくまで初学者や苦手な人の場合である>

(   )の右は
 he would often visit
である。この文章(he would often visit)が、「完全な文であるかどうか」を見極める。
 「完全な文」←この意味が初学者は分からないはずである。
 分からなければ、ここへ行って、しっかり認識すること(全10回)。ここが関係詞攻略の第1歩である。


he would often visit の場合、完全な文ではない。不完全な文である。
visit が他動詞なのに、 その右に目的語がないからである。

 ★(   )の右に「目的語」がない。この瞬間、「関係副詞」は絶対入らないことがわかる。
もし関係詞を入れるのであれば、入るのは「関係代名詞」と決まる。


(1)関係代名詞
who, whose, whom,
which, (of which),
that,
what
であるから↑この中から選ぶ。
 
ここまできてようやく、(   )の左を見る。
⇒そうしたら、それが今回は park (公園)という「名詞」であることがわかる。
   仮にもしここが「他動詞」だった場合、基本の段階では⇒「what」と一瞬できまる。
   今回は「他動詞」ではなく「名詞」なので、まだ決まらない。しかし what は除外できる。

今回は「(   )の右に目的語がない、不完全な文」であった。
 ⇒この場合、「目的格の関係代名詞」を選ぶことになる。
 
●目的格の関係代名詞は whom か which である。(that もOK)

そうしたら park(公園) が「人なのか物なのか」を判定する。
 人の場合⇒ whom が正解(that もOK)。
 物の場合⇒ which が正解(that もOK)。

park は「人」ではなく「物」なので⇒which が正解(that もOK)。
 選択肢に that はなく、which しかない。したがって正解は which。
 
訳例(ここは彼が昔しばしば訪れていた公園だ)

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2 This is the park(   )he would often go.
 a.where b.which c.how d.what
 
解答:a.where
解説:関係詞が苦手な人は、必ず、(   )の左のみを見る。つまりこの問題ならば、park だけを見る。
この習慣が付いている人は、永遠に関係詞が得意になれない。

初学者が関係詞の問題を解く場合、(   )の左も見るが、それより先に(   )の右を見なければならない<得意な人は別・あくまで初学者や苦手な人の場合である>

(   )の右は
 he would often go
である。この文章(he would often go)が、「完全な文であるかどうか」を見極める。

he would often go の場合、完全な文である。
go は自動詞なので、目的語がなくても問題ない。むしろ直後に目的語があったら誤文である。

 ★(   )の右は「完全な文」である。この瞬間、「関係代名詞」は絶対入らないことがわかる。
もし関係詞を入れるのであれば、入るのは「関係副詞」と決まる。


(2)関係副詞
when,where,why,how,(the way)
であるから↑この中から選ぶ。
 
ここまできてようやく、(   )の左を見る。
⇒そうしたら、それが今回は park (公園)という「名詞」であることがわかる。
   (補足:仮にもし(   )の左が「名詞」ではなく「他動詞」や「be動詞」だった場合、基本の段階では⇒「how(もしくは the way)」の可能性が高い、と考えるべきである。
   今回は「他動詞」でも「be動詞」でもなく「名詞」なので、まだ決まらない。しかし how(もしくは the way) は除外できる。)

今回は「(   )の右は「完全な文」である。
 ⇒この場合、「関係副詞」を選ぶことになる。
 
除外されたもの(how(もしくは the way))を除けば、
 when,where,why
の3つが残る。

そうしたら park(公園) が「時間関係の言葉なのか、場所関係の言葉なのか、理由関係の言葉なのか」を判定する。
 時間関係の言葉の場合⇒ whenが正解。
 場所関係の言葉の場合⇒ where が正解。
 理由関係の言葉の場合⇒ why が正解。

park は「場所関係の言葉」なので⇒where が正解。

訳例(ここは彼が昔しばしば行っていた公園だ)

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3 I cannot believe(   )he said.
 a.what b.that c.when d.whether
 
解答:a.what
解説:関係詞が苦手な人は、必ず、(   )の左のみを見る。つまりこの問題ならば、believe だけを見る。
この習慣が付いている人は、永遠に関係詞が得意になれない。

初学者が関係詞の問題を解く場合、(   )の左も見るが、それより先に(   )の右を見なければならない<得意な人は別・あくまで初学者や苦手な人の場合である>

(   )の右は
 he said
である。この文章(he said)が、「完全な文であるかどうか」を見極める。

he said の場合、完全な文ではない。不完全な文である。
said が他動詞なのに、 その右に目的語がないからである。

 ★(   )の右に「目的語」がない。この瞬間、「関係副詞」は絶対入らないことがわかる。
もし関係詞を入れるのであれば、入るのは「関係代名詞」と決まる。


(1)関係代名詞
who, whose, whom,
which, (of which),
that
what
であるから↑この中から選ぶ。
 
ここまできてようやく、(   )の左を見る。
⇒そうしたら、それが今回は believe (~を信じる)という「他動詞」であることがわかる。 名詞ではない!! 名詞ではない場合、初学者は「え~~どうしよう?」と思うはずである。(というかそう思わなければならない)

ここらへんの解説は実に大変。だが難しい説明を省略し、単純に考えることはできる。

  (    )が関係代名詞と分かった場合で、(    )の左の単語が 「他動詞」だった場合、→基本の段階では(    )は「what」だと考える。

実際この問題の正解は what である。

初学者はこの 関係代名詞のwhat の理解が難しい。「何?」という意味ではないのだ。
この 関係代名詞の what を詳しく学びたい場合は、ここを参照して欲しい(14回まででとりあえずOK)。
 
訳例(私は彼が言ったことを信じられない)

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4 I cannot believe(   )he spoke so rudely.
 a.what b.that c.which d.whom

解答:a.that
解説:関係詞が苦手な人は、必ず、(   )の左のみを見る。つまりこの問題ならば、believe だけを見る。
この習慣が付いている人は、永遠に関係詞が得意になれない。

初学者が関係詞の問題を解く場合、(   )の左も見るが、それより先に(   )の右を見なければならない<得意な人は別・あくまで初学者や苦手な人の場合である>

(   )の右は
 he spoke so rudely
である。この文章(he spoke so rudely)が、「完全な文であるかどうか」を見極める。

he spoke so rudely の場合、完全な文である。
spoke は自動詞なので、目的語がなくても問題ない。むしろ直後に目的語があったら誤文である。
so も rudely も副詞なので、目的語には成れないから、目的語ではない。

 ★(   )の右は「完全な文」である。この瞬間、「関係代名詞」は絶対入らないことがわかる。
もし関係詞を入れるのであれば、入るのは「関係副詞」と決まる。


(2)関係副詞
when,where,why,how,(the way)
であるから↑この中から選ぶ。
 
ここまできてようやく、(   )の左を見る。
⇒そうしたら、それが今回は believe (~を信じる)という「他動詞」であることがわかる。
   他動詞」や「be動詞」だった場合、基本の段階では⇒「how(もしくは the way)」の可能性が高い、と考えるべきである。

しかし、今回は、how も the way も選択肢に存在していない。それどころか、関係副詞の基本形が1つも選択肢に入っていない。
つまりここには関係副詞を入れる問題ではなかったのだ。もちろん関係代名詞も入らない。しかし選択肢は みな「関係代名詞」の基本形だ。

しかし、that には関係代名詞のみならず、接続詞としての使い方ができる。「~すること」と使える。この場合は、that の右は「完全な文」でなければならない。(このような「接続詞の that」を詳しく知りたい場合は、ここを参照)
今回は(   )の右は完全な文。したがって that が正解。


訳例(私は彼があんな無礼に言ったことが信じられない)


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以上です。初心者・英語が苦手な人は必ずつまずく場所だったのですが、いかがだったでしょうか?
それではまた来週~~~

問題編
http://q-eng.com/diary/12195

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コメント

1番~8番を表示

2013年
03月06日
10:19
hadaさん

解説ありがとうございます。
関係詞を理解するために沢山ある動詞の働きを知る必要があるのが、関係詞を難しくしている根の一つですね。
最後の問題は落し穴のはずなのに気がついていませんでした。(^^;
来週の出題も楽しみにしています!

2013年
03月06日
13:30
maikoさん

いつもありがとうございます^_^
先に「こちら」と「ここ」に行ってきます( ^ ^ )/□

2013年
03月06日
21:39
mouthbirdさん

>>1 hadaさん
そうですね。関係詞は動詞の知識が不可欠です。着眼点が素晴らしいですね。
4問目は「なんとなく」という根拠が曖昧のものにしないままにしましょう。

>>2 maikoさん
私のブログでわからないところがあったら、ご連絡ください。^^

2013年
03月07日
09:21
ken14さん

今週もありがとうございました。

 また、いつか関係詞の問題待っています。きっと応用編になったら
頭を抱えてしまうかも知れません。

 とにかく、次週の問題を待っています。

2013年
03月07日
18:37
mouthbirdさん

>>4 ken14さん
いえいえ~。関係詞は覚えることがたくさんあります。でも先に基本が分かっていないと応用が理解できないのです。関係詞が苦手な人は多くの場合、基本でつまずいています。だからここの理解の習得が先なのです。いずれ応用編を出した時に、それはこの基本編の知識を踏まえる問題のはずです。基本をしっかりマスターされることを祈って止みません。

2015年
01月12日
21:34
hasyさん

まだ怪しいけど、かっこの左でなく、右をみて
自動詞か他動詞かをチェックする癖はついてきました。

アルクの参照頁4ヶ所ともなくなっちゃって残念です。

(あ、4番の解説が parkを見る になってます。。。)

2015年
01月12日
22:15
mouthbirdさん

>>6 hasyさん
>アルクの参照頁4ヶ所ともなくなっちゃって残念です。
ちょっと前に、アルクのわしのブログのアドレスが全部変ってしまったのです。移転はしてるのですが、ダイレクトに移動してくれるのはトップページだけなのです。
今、このページのものは正しいアドレスに変更しました。もし他にも見つけたらお知らせ下さい。

>4番の解説が parkを見る になってます
あああ、ご指摘ありがとうございました。直しました>< m(_ _)m

>まだ怪しいけど、かっこの左でなく、右をみて自動詞か他動詞かをチェックする癖はついてきました。
素晴らしい! これができると関係詞は問題がなくなってきます。

2015年
01月14日
20:48
hasyさん

>>7 mouthbirdさん

まぁ、先生、お忙しいのに
過去ログにまで迅速なご対応ありがとうございます!
関係詞各種、過去ログを行きつ戻りつしながら
亀のようにあるいてます。
姪ごさんや教え子さんに追い付けるよう頑張りまーす

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