smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です
======================================
●アプリ情報:
テストバージョン 2.18と2.19 。
今週の進捗
なしです。ごめんなさい…色々と滞ってる…(ToT)
今後の予定(作成順)
・チャットルーム作成
・アプリにコースが作れるように大幅改良
遅れに遅れて大変申し訳ありません。
======================================
チャレンジしてくださったみなさまありがとうございました。
まず関係詞のおさらいを軽くしましょう。
関係詞には、
(1)
関係代名詞 (2)
関係副詞 (3)関係形容詞
の3種類があります。このうち(3)関係形容詞 は少しレベルが高い文法なので、少なくとも基本では扱いません。
問題は
(1)
関係代名詞 (2)
関係副詞
の2つ。
------------------------
(1)
関係代名詞は
who, whose, whom,
which, (of which),
what
が基本です。(他にもあるが今回は省略。今回は基本のみ)
(2)
関係副詞は
when,where,why,how,(the way),
が基本です。(他にもあるが今回は省略。今回は基本のみ)
・
関係代名詞を入れなければならない場所には、
関係副詞は入れられません。
・
関係副詞を入れなければならない場所には、
関係代名詞は入れられません。
もっとしっかり関係詞を学びたい場合は、
こちらをご覧ください(全15回)
------------------------
では解答と解説に参りましょう。
==============
【問題】
次の英文の空欄に入れるのに、選択肢の中から選ぶ場合、最も適切なものを選びなさい。
1 This is the park( )he would often visit.
a.where b.which c.when d.what
解答:b.which
解説:関係詞が苦手な人は、必ず、( )の左のみを見る。つまりこの問題ならば、park だけを見る。
この習慣が付いている人は、永遠に関係詞が得意になれない。
初学者が関係詞の問題を解く場合、( )の左も見るが、それより先に( )の右を見なければならない。<得意な人は別・あくまで初学者や苦手な人の場合である>
( )の右は
he would often visit
である。この文章(he would often visit)が、「
完全な文であるかどうか」を見極める。
「完全な文」←この意味が初学者は分からないはずである。
分からなければ、ここへ行って、しっかり認識すること(全10回)。ここが関係詞攻略の第1歩である。
he would often visit の場合、
完全な文ではない。
不完全な文である。
visit が
他動詞なのに、 その右に目的語がないからである。
★( )の右に「目的語」がない。この瞬間、「
関係副詞」は絶対入らないことがわかる。
もし関係詞を入れるのであれば、入るのは「
関係代名詞」と決まる。
(1)
関係代名詞は
who, whose, whom,
which, (of which),
that,
what
であるから↑この中から選ぶ。
ここまできてようやく、( )の左を見る。
⇒そうしたら、それが今回は park (公園)という「名詞」であることがわかる。
仮にもしここが「
他動詞」だった場合、基本の段階では⇒「what」と一瞬できまる。
今回は「
他動詞」ではなく「名詞」なので、まだ決まらない。しかし what は除外できる。
今回は「( )の右に目的語がない、
不完全な文」であった。
⇒この場合、「目的格の
関係代名詞」を選ぶことになる。
●目的格の
関係代名詞は whom か which である。(that もOK)
そうしたら park(公園) が「人なのか物なのか」を判定する。
人の場合⇒ whom が正解(that もOK)。
物の場合⇒ which が正解(that もOK)。
park は「人」ではなく「物」なので⇒which が正解(that もOK)。
選択肢に that はなく、which しかない。したがって正解は which。
訳例(ここは彼が昔しばしば訪れていた公園だ)
=================
2 This is the park( )he would often go.
a.where b.which c.how d.what
解答:a.where
解説:関係詞が苦手な人は、必ず、( )の左のみを見る。つまりこの問題ならば、park だけを見る。
この習慣が付いている人は、永遠に関係詞が得意になれない。
初学者が関係詞の問題を解く場合、( )の左も見るが、それより先に( )の右を見なければならない。<得意な人は別・あくまで初学者や苦手な人の場合である>
( )の右は
he would often go
である。この文章(he would often go)が、「
完全な文であるかどうか」を見極める。
he would often go の場合、
完全な文である。
go は
自動詞なので、目的語がなくても問題ない。むしろ直後に目的語があったら誤文である。
★( )の右は「完全な文」である。この瞬間、「
関係代名詞」は絶対入らないことがわかる。
もし関係詞を入れるのであれば、入るのは「
関係副詞」と決まる。
(2)
関係副詞は
when,where,why,how,(the way)
であるから↑この中から選ぶ。
ここまできてようやく、( )の左を見る。
⇒そうしたら、それが今回は park (公園)という「名詞」であることがわかる。
(補足:仮にもし( )の左が「名詞」ではなく「
他動詞」や「be動詞」だった場合、基本の段階では⇒「how(もしくは the way)」の可能性が高い、と考えるべきである。
今回は「
他動詞」でも「be動詞」でもなく「名詞」なので、まだ決まらない。しかし how(もしくは the way) は除外できる。)
今回は「( )の右は「完全な文」である。
⇒この場合、「
関係副詞」を選ぶことになる。
除外されたもの(how(もしくは the way))を除けば、
when,where,why
の3つが残る。
そうしたら park(公園) が「時間関係の言葉なのか、場所関係の言葉なのか、理由関係の言葉なのか」を判定する。
時間関係の言葉の場合⇒ whenが正解。
場所関係の言葉の場合⇒ where が正解。
理由関係の言葉の場合⇒ why が正解。
park は「場所関係の言葉」なので⇒where が正解。
訳例(ここは彼が昔しばしば行っていた公園だ)
=================
3 I cannot believe( )he said.
a.what b.that c.when d.whether
解答:a.what
解説:関係詞が苦手な人は、必ず、( )の左のみを見る。つまりこの問題ならば、believe だけを見る。
この習慣が付いている人は、永遠に関係詞が得意になれない。
初学者が関係詞の問題を解く場合、( )の左も見るが、それより先に( )の右を見なければならない。<得意な人は別・あくまで初学者や苦手な人の場合である>
( )の右は
he said
である。この文章(he said)が、「
完全な文であるかどうか」を見極める。
he said の場合、
完全な文ではない。
不完全な文である。
said が
他動詞なのに、 その右に目的語がないからである。
★( )の右に「目的語」がない。この瞬間、「
関係副詞」は絶対入らないことがわかる。
もし関係詞を入れるのであれば、入るのは「
関係代名詞」と決まる。
(1)
関係代名詞は
who, whose, whom,
which, (of which),
that
what
であるから↑この中から選ぶ。
ここまできてようやく、( )の左を見る。
⇒そうしたら、それが今回は believe (~を信じる)という「
他動詞」であることがわかる。 名詞ではない!! 名詞ではない場合、初学者は「え~~どうしよう?」と思うはずである。(というかそう思わなければならない)
ここらへんの解説は実に大変。だが難しい説明を省略し、単純に考えることはできる。
( )が関係代名詞と分かった場合で、( )の左の単語が 「
他動詞」だった場合、→基本の段階では( )は「what」だと考える。
実際この問題の正解は what である。
初学者はこの
関係代名詞のwhat の理解が難しい。「何?」という意味ではないのだ。
この
関係代名詞の what を詳しく学びたい場合は、
ここを参照して欲しい(14回まででとりあえずOK)。
訳例(私は彼が言ったことを信じられない)
=================
4 I cannot believe( )he spoke so rudely.
a.what b.that c.which d.whom
解答:a.that
解説:関係詞が苦手な人は、必ず、( )の左のみを見る。つまりこの問題ならば、believe だけを見る。
この習慣が付いている人は、永遠に関係詞が得意になれない。
初学者が関係詞の問題を解く場合、( )の左も見るが、それより先に( )の右を見なければならない。<得意な人は別・あくまで初学者や苦手な人の場合である>
( )の右は
he spoke so rudely
である。この文章(he spoke so rudely)が、「
完全な文であるかどうか」を見極める。
he spoke so rudely の場合、
完全な文である。
spoke は
自動詞なので、目的語がなくても問題ない。むしろ直後に目的語があったら誤文である。
so も rudely も副詞なので、目的語には成れないから、目的語ではない。
★( )の右は「完全な文」である。この瞬間、「
関係代名詞」は絶対入らないことがわかる。
もし関係詞を入れるのであれば、入るのは「
関係副詞」と決まる。
(2)
関係副詞は
when,where,why,how,(the way)
であるから↑この中から選ぶ。
ここまできてようやく、( )の左を見る。
⇒そうしたら、それが今回は believe (~を信じる)という「
他動詞」であることがわかる。
他動詞」や「be動詞」だった場合、基本の段階では⇒「how(もしくは the way)」の可能性が高い、と考えるべきである。
しかし、今回は、how も the way も選択肢に存在していない。それどころか、
関係副詞の基本形が1つも選択肢に入っていない。
つまりここには
関係副詞を入れる問題ではなかったのだ。もちろん
関係代名詞も入らない。しかし選択肢は みな「
関係代名詞」の基本形だ。
しかし、
that には
関係代名詞のみならず、
接続詞としての使い方ができる。「~すること」と使える。この場合は、that の右は「完全な文」でなければならない。(このような「
接続詞の that」を詳しく知りたい場合は、
ここを参照)
今回は( )の右は完全な文。したがって that が正解。
訳例(私は彼があんな無礼に言ったことが信じられない)
==========================================
以上です。初心者・英語が苦手な人は必ずつまずく場所だったのですが、いかがだったでしょうか?
それではまた来週~~~
問題編
http://q-eng.com/diary/12195
出典
コメント