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英語学習の道程 ~高校偏~
さて、中学の成績は悪くないのになぜか入学した商業高校の国際経済科でのお話です。
入学時はまだ文法も曖昧で、試験を解くときは語感?というか響きの良さだけで解いていた。
それでもなぜか入学直後の実力テストはトップだったが、英語を「感」で解いていた印象は残っている。
入学前には「英語がめちゃめちゃ勉強できる科だ!」と思っていたが、
時間割を見るとそんなに英語が多くもなく、1年の時はリーディングとオーラルくらいしかなかった気がする。
簿記やビジネス基礎などの商業科目が目立っていた。
・・・当たり前だ。
授業が始まると、周りが「英語好き」とか「英語の達人」とかばかりではないことに気付くのはすぐだった。
授業のペースも遅く、当時それほど英語力のない自分でも楽に感じた。
思ったより英語力を強化できそうになくて残念だったが、
クラス40人のうち男子が9人しかおらずハーレムで、入学して1ヶ月で彼女が出来たのが唯一の(?)救いだった。
ただ高校に入ってまとめて買わされた教材の中に「文法書」があったのは大きな収穫だった。
中学では5文型すら習った記憶がないので、
買わされた割に全然授業では使わなかった文法書をことあるごとに読んでいた。
おそらくこの文法書を読んでいたのはクラスの中でも片手で数えるほどしかいないのではないだろうか。
それほど存在を忘れられていた教材だった。
英語のルールを知ると、今まで感で解いていたものがパズルのような感覚になって楽しかった。
ちなみに「チャート式 ラーナーズ高校英語」という文法書だった。
文法をある程度覚えたら今度は発音に手を出した。
鷲見由理さんの「CD付 英語の発音が正しくなる本」というのを書店で買ってきて勉強した。
人間の横顔の断面図みたいなのがついていて、舌の位置と息の通り方を、各発音記号ごとに解説したものだった。
当時クラスにはチリ生まれオーストラリア育ちの短期留学生がいて、自分が一番通訳として役に立つので仲良くしており、
その彼に発音をチェックしてもらっていた。
このタイミングで発音の勉強をしたこと、ノンネイティブではあるが発音チェックしてくれる人がいたこと、
これは僕の英語学習の歴史の中では大きなステップだったと思う。
当時、他に発音関連でハマっていたのは、
「英語耳」という書籍の著者である松澤さんのサイトだった。
ここで紹介されていた「パロッツロウ(オウムの法則)」という方法にしたがって、
洋楽を何度も聴くということをしていた。
松澤さんは語源学習においてもアルクに語源辞典を提供するなどしていて、
僕が語源学習を始めるきっかけとなったのもこの松澤さんだ。
検索すれば見つかると思うので、興味のある人はいってみてください。
さっき何年かぶりにのぞいたら、とても懐かしかったです。
それから、興味はあったけどやらなかったものに、
UDA式30音トレーニングというのがある。
当時はそれだけ「発音をマスターしたい」という気持ちが強かった。
その理由はもう覚えていないが、過去の自分に感謝したいほど、大きなメリットとなっている。
こうして「発音」と「文法」という大きな武器を手に入れて、16歳のとき英検2級をとった。
最初で最後の英検だ。
面接で音読をするときに behave を ビハヴ と読んだのは記憶に残っている。
ちなみに1年のときに全商英検1級と2級を1日に両方受けるという無謀なことをした。
1級の勉強は全くしなかったうえに2級が終わって精神的にも肉体的にも疲労していたので1級はあっさり落ちた。
何かで「不合格になる」という経験をしたのは人生の中でこれが唯一だと思う。
2年のときにリベンジしてほぼ満点で合格できたのはこの無謀な挑戦のおかげかも知れない。
そんなこんなで3年になり、「選択科目」というものが出てきた。
ここで何を血迷ったか「全ての選択科目で英語系科目を選択する」という暴挙にでた。
(今から思えばせっかくの商業高校なのだから簿記をとっておくべきだった!今、会計は分かるが工業簿記が分からないという状態・・・)
この選択科目ALL英語系作戦のせいで、
火曜日の時間割が英語5時間+体育1時間という意味不明なことになった。
その時は楽なうえに面白いと喜んでいたが・・・。
この時がピークで11教科1051点をたたき出した。
そして大学進学となるのだが、国立大に行く生徒など全然おらず、センター試験なんて一人で受けることになったのは笑うしかない。
商業高校の授業は受験を全く意識していないため、受験のためには参考書を買ってゼロから勉強する必要があった。
副担任の先生が世話をしてくれて、全ての教科に専任の先生がつくことになった。
一人しかいないのでサンプルの問題集をくれたり、個人的に参考書を買ってくれたりして好待遇だった。
ただ、英語の先生(担任)だけは、「お前のほうが英語できるじゃんか~」と意味のわからないことを言って、何も教えてくれなかった。汗
ということで英語に関しては過去問すら解かずにぶっつけ本番で臨んだが、180点とれたので商業高校生にしては上出来だった。
5教科7科目を740点くらいでスルーして岡大経済学部へ進学することとなる・・・。
高校の受験と同様、滑り止めは受けず推薦一本で臨んだのは、自分を追い込んだのか単に楽観していたのか分からない。
次は大学編です。
今回のTOEICの結果が分かってから書こうと思います。
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