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【語源】で覚える【expedition/pedestrian/podium】女性のたしなみで覚えよう!
今日はTOEIC基礎総仕上げ【expedition】、上級総仕上げ【podium】、上級リスニング【pedestrian】をまとめてやります!
さぁ、この3つの共通点は一体何なのか?
まずはタイトルの通り女性のたしなみから覚えていきたいと思います。
今回はちょっと遠回りして、ついでに別の語源も覚えてしまいましょう。
まず、起点となるのは【manicure マニキュア】です。
これは爪の手入れをすることで、最近では男性もよく行うことですが、昔は主に女性だけのものだったと思います。
この【manicure】は、
『mani-(手の) + -cure(care=世話)』 → 手の手入れ となり、最近では主に爪の手入れのことをさすようになりました。
この語源の派生語に【manufacture 製造する】があります。
これはもともと『manu-(手の) + -fact(作る) + -ure(動作を表す語尾)』 → 手で作ること →工場制手工業 となり、現代では機械での製造をさしています。
他にもたくさんあますが、分かりやすいもので【maintain 維持する】というのもあります。
『main-(手の) + -tain(hold=保つ)』 → 手に持って保持する となり、維持・保持するという意味になるのです。
ちなみに「-tain(hold=保つ)」という語根を持つ語もたくさんあり(contain,detain,entertain,obtain,retain,sustain)、
これはまた別の語源講座で取り扱うこととしましょう。
さて、マニキュアは手の手入れということがこれで良く分かったと思います。
それでは、足の手入れはなんというのでしょうか?
女性には簡単ですが男性は知らない人もいるかも知れません、【pedicure】といいます。
実はこれも『pedi-(足の) + -cure(care=世話)』という意味なのです。
そろそろ感づいた人もいるかも知れません。
このラテン語のpedesに由来する<足>という語根が、今回のキーワードです。
それでは順番にみていきましょう。
【expedition 遠征・探検】
『ex-(out 外に) + -pedi(足) + -tion(名詞化)』 → 足を外に出すこと
足を外に踏み出すこと、それが探検なのです。
【pedestrian 歩行者】
『pedestr-(歩いていく) + -ian(…人)』
これはそのままです!ラテン語pedesが足なので、pedester(歩いていく)というラテン語があったんですね。
【podium 演壇・表彰台】
『pod-(足) + -ium(小型を表す名詞語尾)』
足の下にある土台のようなものをひっくるめてpodiumといいます。
語源が動作でなく「足」という物体をあらわすものなので、イメージしやすいものが多いと思います。
さらにここで、語源講座恒例のオマケを覚えていきましょう!
【centipede ムカデ】
『centi-(100) + pede(足)』
ムカデを漢字で百足と書きますが、英語の意味とぴったりです!
どちらが先なのか、それとも偶然の一致なのか、面白いですね。
【pedal ペダル】
解説不要!笑。
【pedometer 万歩計】
『pedo-(足の) + -meter(計測器)』
歩数を図る道具、そのままです。
【tripod 三脚】
『tri-(3の) + -pod(足)』
カメラを支える3本足のスタンドです。
どうでしたか?
今日の語源はかなりダイレクトなものが多かったように思います。
マニキュア、ペディキュアという身近なものから、こんなに多くの英語を学ぶことができるのです。
一つ一つの言葉には歴史があります。
その歴史を紐解いてみると、以外なところでつながっているかも・・・?
それでは、次回もお楽しみに!
※この講座は、みなさんの拍手・コメントをエネルギーに運営されております。笑
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