smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの問題をお届けします。
今週は解答編です。
参加して下さった方、ありがとうございました。それでは先週の問題の解答と解説に参りましょう。
問題:次の日本語に続く英文は、その日本語の意味として適切な英文であろうか? 判定してください。
ロンドンの気候は東京より穏やかである。
The climate of London is milder than Tokyo.
解答:試験問題だったら不適切。日常会話だったら適切。
解説;変な解答でごめんなさい。私のこの水曜問題シリーズは大体、ありきたりの文法問題ではないので、許してください><
まず、正式には間違いです。なぜかというと、
→「ロンドンの【気候】」と「東京の【気候】」を比較しなければならないからです。
正式にはこうします。↓
The climate of London is milder than that of Tokyo.
that は the climate を代名詞に置き換えたものです。
置き換えなければ(普通置き換えませんが)↓
The climate of London is milder than climate of Tokyo.
となります。
今回の問題が英作文などの問題だったら、
× The climate of London is milder than Tokyo.
〇 The climate of London is milder than that of Tokyo.
としなければならないのです。
ちなみに私が↑この知識を得たのはずいぶん後になってからの事でした。
私の文法知識の99.99%は浪人時代に得たものですが、この知識は浪人時以後20年後ぐらいのときでした。
英作文の学習をしていたときに、「この手の比較は that of ~」を使って表現しなければならない、という問題を見つけれ唖然としたものです。ただでさえ比較は苦手なものでしたから、当時のショックは大きかったです。
===
で・す・が
⇒「会話なら The climate of London is milder than Tokyo. でネイティブは何の問題もないという反応をする」という情報を最近得たのです。
それが出典元のこちら↓
ネイティブは全員「無問題」という回答をしたそうです。
私はかなりビックリしました。この動画にコメントも残しました。
●ということで結論としては
→試験問題だったら不適切。日常会話だったら適切。
となりました。
いずれは試験問題でも無問題、となるとは思います。ですが今現在はまだ試験レベルでは「せいぜい△:通常は×」という扱いになる表現だと思います。
いかがだったでしょうか? それではまた来週。
問題編
http://q-eng.com/diary/23535