smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。
今回はコメントいただきました。ありがとうございます。それでは先週の問題の解答解説に参ります。
問題
1・「常識がある男性だったらそんなことはしないだろう」という意味の英文になるように( )内の語を並べ替えなさい。
A man of(a / common / do / not / sence / such / thing / would).
解答
A man of (common sence would not do such a thing).
解説:まず最初に「そんなことはしないだろう」を作りましょう。
「そんなことはしないだろう」は would not do such a thing にしかできませmm
こうすると残りは common sence しかない。これを最初のほうに持ってきて
A man of (common sence would not do such a thing).
となります。
2・上の英文は「シグマ基本問題集 英文法」という文法問題集のからの引用である。ある文法事項を学ぶための問題であるが、それは何という文法事項を学ぶ問題だろうか? 推測してください
解答
仮定法
解説:これは「シグマ基本問題集 英文法」の中のp106 26 注意すべき仮定法 という部分の応用問題 [158](2)の問題でした。
「え? 仮定法?」と思われたかもしれません。実は would が「仮定法」の時に使う would なのです。仮定法過去です。
仮定法は「実際とは異なる仮定」をする場合に使う表現です。
仮定法過去は【現在】の事実と異なる仮定のときに使います。
●形は if S+過去形 ~, S+would 原形 … ですね。
今回の英文には if がありませんが would はあります。この would が、仮定法過去の would なのです。
このルールは「主節だけの仮定法」「主語に仮定の意味が含まれる仮定法」などと言われます。
今回の英文は
A man of common sence would not do such a thing.
ですが実は
= If he were a man of common sence, he would not do such a thing.
(もし彼が常識がある男であれば、彼はそんなことをしないだろう)
という意味合いになっていると考えるのです。
仮定法過去は【現在】の事実と異なる仮定のときに使います。「彼は実際は常識がないので、実際はそんなことをやっている、あるいは単に「彼は非常識である、ということだけ」を示唆する英文だったわけです。
私は仮定法はスーパー得意でしたが、この表現が仮定法とはなかなか思えなかったですね。
いかがだったでしょうか? それではまた来週。
問題編
http://q-eng.com/diary/23354
出典
シグマ基本問題集 英文法