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mouthbirdさんの日記

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2021年
06月23日
10:26 mouthbirdさん

話法基礎(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。

解答して下さった方、ありがとうございました。

今回は話法の基本でした。
問題文の上の方の" " で囲まれるほうが直接話法 下の方を間接話法と言います。
 直接話法は実際に言ったセリフです。
 間接話法はそれを、
  基準を今にして
  人物や物を直す
 という過程を経ます。

そして、直接話法はみんな said でいいのですが、間接話法は told や asked などに直します。said のまま直さない場合もあります。
では先週の問題の解答と解説に参りましょう。


問題・次の英文と同じ意味になるように(   )に適切な英単語を1語ずつ入れなさい。

1 He said to me, "I don't know you".
 =He(  )me that(  )(  )know(  ).

解答 told, he, didn't, me
 ・彼は私に「私はあなたを知らない」と言った。
 ・私を知らないと彼は私に言った。

解説 直接話法が said to 人, " " となっています。この場合
   普通の肯定文の場合は
   ⇒told 人 (that)~
   で書き換えます。

次は人物や物を置き換えます。
 直接話法で He(彼)が"I" と言ったら、その I は誰を指すでしょうか?
   ⇒それは he(彼)を指すでしょう。
 直接話法で you(あなた)と言ったら、それ(you)はそれは誰でしょうか?
   ⇒それは話しかけられた me(私)を指すでしょう。

次は時制です。
 直接話法で""で囲まれた表現は、その言葉が発せられた時点での時制です。
  今回の""の内部は現在時制でした。
 間接話法は、↑それを「今の視点」から考えてるので、""で表現されたことはもはや現在ではありません。
       現在時制は時制を1つずらし、過去時制にします。

この結果をまとめると
He said to me, "I don't know you".
 =He(told)me that(he)(didn't)know(me).
となります。

============================

2 He said, "I don't know this".
 =He(  )that(  )(  )know(  ).


解答 said, he, didn't, that
 ・彼は「私はこれを知らない」と言った。
 ・それを知らないと彼は言った。

解説 直接話法が said, " " となっています。
   今回は話し相手がいません。
   この場合
   普通の肯定文の場合は told ではなく、
   ⇒said (that)~
   で書き換えます。

次は人物や物を置き換えます。
 直接話法で He(彼)が"I" と言ったら、その I は誰を指すでしょうか?
   ⇒それは he(彼)を指すでしょう。
 直接話法で this(これ)と言ったら、そのthis はその【時点】では近くにあったものでしょう。
   ⇒ですが、間接話法の時点で this と呼ばれたものは近くにあるでしょうか?
    もしたまたま目の前に this(これ) と呼ばれたものがあればここは this のままになります。
    しかし、普通はもはや this と呼ばれたものは目の前にないことが普通は想定されます。
    もはや近くにないものなので、this(これ)は that(それ)に変更されます。

次は時制です。
 直接話法で""で囲まれた表現は、その言葉が発せられた時点での時制です。
  今回の""の内部は現在時制でした。
 間接話法は、↑それを「今の視点」から考えてるので、""で表現されたことはもはや現在ではありません。
       現在時制は時制を1つずらし、過去時制にします。

この結果をまとめると
2 He said, "I don't know this".
 =He (said)that(he)(didn't)know(that).
となります。

==============

 英語が好きな人ほど、単語を1つ1つ置き換える作業が苦手なのかもしれないですね。英文全体を"音声で"まとめて把握される感じなのではないしょうか。
 一方、私は英文全体を"音声で"まとめて把握される感じが全くなく、単語が1つ1つ分離しているのです。だから私は単語を1つ1つ置き換える作業が苦手ではないのです。したがって話法は実は私は得意な方なのです。


いかがだったでしょうか?
それではまた来週~。

問題編
http://q-eng.com/diary/22611
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コメント

1番~3番を表示

2021年
06月23日
21:45
WelciaYorkmartさん

 「話法の転換」は、私が大学を受験する時代、流行したものです。ただ、代名詞を別の代名詞に置き換える、時制を考慮する、など、ワンパターンンですから、現在では、ほとんど、出題されなくなっているはずです。
 話法転換を行うと、慣れていない高校生は驚くでしょうが、転換したため、ニュアンスが変わってしまうことに気づかないかもしれません。

2021年
06月24日
08:39
mouthbirdさん

>>1 blauer Himmelさん
blauer Himmelさんはその世代なのですね。私が浪人していた時、英語の先生の1人がその世代でした。彼は話法が嫌いだったらしく、「君らの時代は話法が流行ってなくていいなあ」と授業中に言ってました。
 今の時代で話法が流行ってないのは、出題者側に話法で苦しめられた人が多くいて、彼らは話法の問題を扱いたくないと思っているから、と勝手に想像しています。あくまで勝手な妄想です。そうだとすると面白いなあと思っているだけです。念のため^^。

2021年
06月25日
22:36
WelciaYorkmartさん

>> 出題者側に話法で苦しめられた人が多くいて、彼らは話法の問題を扱いたくないと思っているから

随筆などは、ほとんど「間接話法」で書かれるでしょうけれど、普通の小説は、両方使っているでしょう。内容に応じて、どちらの話法を使っても、おかしいとは思いません。

ただ、書き換えは、受験問題としては、暗記に偏りすぎているようで、あまり、感心できないと思って、この欄に書き込みをしました。

内容のニュアンスが変わることも、教わる側が知っていないと、悲劇です。(文法的には間違いでなくても)

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