smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。
参加して下さった方、ありがとうございました。それでは前回の回答と解説に参ります。
問題:適切な英文になるように( )に入る最も適切なものを選べ。
A:The results of the research were quite( ).
1. satisfied 2. satisfactory 3. content 4. contented
解答:2. satisfactory(その調査の結果は極めて満足の行くものであった)
解説:この問題の基準は 「人主語か物主語か」というものであった。
satisfied … 元のsatisfy は「(人)を満足させる」である。したがって受動態ならば、主語は人間でなければならない。
しかし、今回の英文の主語は results で、人間ではない。したがって答えとして選べない。
content … content が形容詞「満足して」として使われる場合、主語は人間である。
例文 I'm content with my plesent life.(私は今の生活に満足している)
しかし、今回の英文の主語は results で、人間ではない。したがって答えとして選べない。
contented … これは元々は動詞の content「(人)に満足を与える」の過去分詞形である。
これを選び、受動態にするならば、主語は人間でなければならない。
しかし、今回の英文の主語は results で、人間ではない。したがって答えとして選べない。
satisfactory … これのみ、物を主語にする形容詞なのである。
例文 These shoes are satisfactory for hiking.(この靴はハイキングに申し分ない)
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B:Mr. Smith thought how( )it would be to read the new book.
1. happy 2. grateful 3. pleasurable 4. delicious
解答:3. pleasurable(スミスさんは、その新しい本を読むことはなんて愉快なんだ、と思った。
解説:この問題の基準の1つも 「人主語か物主語か」というものであった。
happy … thought 以下の how ~ の節の主語は itである。happy が補語で使われる場合は主語は人間である。
したがって happy は使えない。
grateful … grateful も補語で使われる場合は主語は人間である。
したがって grateful は使えない。
delicious … delicious は 補語で使われる場合は主語は物である。
しかし、補語で使われた場合は「美味しい」という意味である。つまり主語は食べ物でなければおかしい。
したがって、delicious は正解にならない。
pleasurable … これは「愉快な」「楽しい」という意味の形容詞で、物が主語になる。意味上もおかしくないのでこれが正解。
形容詞の使い方はこういう基準もあるのです。いかがだったでしょうか? それではまた来週。
問題編
http://q-eng.com/diary/22587