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mouthbirdさんの日記

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2020年
11月11日
13:45 mouthbirdさん

難しい関係詞問題(解答編)

smart.fm で更新してきた、旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です。

ご回答くださった方、ありがとうございました。では前週の問題の解答と解説に参ります。


問題:適切な英文になるように空欄に語(句)を入れる場合、最も適切なものを選択肢から1つ選びなさい。

Soon we came to a hill at the foot(   )stood a deserted factory.
1.in which 2.of which 3.which 4.whose


解答: 2.of which

解説

難問である。いくつか手掛かりはあるが、一番わかりやすいのは stood の主語を探すことである。
stood の主語は a hill や the foot のはずがない。
 a hill が主語なら丘が立ってたことになるし
 the hoot が主語なら 足(or ふもと)が立ってたことになるからである。

stood(stand) は他動詞もあるが、基本は自動詞である。
今回の stood が仮に他動詞だとしたら
 stood a deserted factory.←この意味は「打ち捨てられた工場を立たせた」…みたいな意味になってしまう。これはおかしい。

立っていたのは「打ち捨てられた工場」のはず。つまり stood の主語は a deserted factory のはず。
つまりこの英文は stood と a deserted factory の位置が逆だった。倒置されていたのだった。
 倒置されていない位置に直せば
  A deserted factory stood (打ち捨てられた工場が立っていた)
 となる

じゃあ、この工場はどこに立っていたのか?
→A deserted factory stood at the foot(of a hill)
  ⇒(打ち捨てられた工場はある丘のふもとに立っていた)
となるはずである。

したがってこの of a hill を of which と受けるのである。

(しばらくして我々は、ふもとに打ち捨てられた工場が立っている丘にやってきた。)

==============================

いかがだったでしょうか? ちなみに of which は実は所有格の仲間なのです。所有格の関係代名詞の後は、倒置は比較的起きやすいのです。

それではまた来週~

問題編
http://q-eng.com/diary/22450

出典
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コメント

1番~6番を表示

2020年
12月28日
18:03
ranger_さん

ご無沙汰しております。

> 所有格の関係代名詞の後は、倒置は比較的起きやすい

ということは,倒置しなくても正しい文,と思ってよいのでしょうか?

主語がでかいときは 仮主語で置きやすい,みたいな?

It is difficult for me to slove the problem. と言いやすい,
To solve the problem is difficult for me. も正しい文,みたいな。

2020年
12月28日
19:21
mouthbirdさん

>>1 ranger_さん
こんにちは。倒置しなくても正しい文ではなく、倒置しないといけない場合は倒置しなければいけない文です。

・倒置が起こっていない所有格の英文
 I know the boy whose name is Taro.(私は名前を太郎という少年を知っている)
<whose name is Taro>は普通の語順。

・倒置が起こってしまった所有格の英文
 I met the man whose wife you know very well. (その方の奥さんならば君は良く知っている男性に私は会った)
<whose wife you know very well>は普通の語順ではない。普通の語順ならば
⇒ you know whose wife very well になる。

 所有格が使われた英文はこんな倒置された英文になりやすいのです。

2020年
12月29日
15:57
ranger_さん

お返事ありがとうございます。

倒置しないといけない場合,というのはどんな場合なのでしょうか。

マンガで覚える英文法01「自動詞・他動詞/関係詞」,
マンガで覚える英文法14「強調・倒置省略・その他」

を見てみましたが,該当する記載を見つけられずにいます・・・。

ひとまず,所有格関係詞のあとは倒置を疑え,というのはわかります。

一方で,英作文など,自分で英文を書くときに所有格関係詞を使うとき,倒置で書かないといけないのに倒置を使わずに書いてしまう,ということは,じゅうぶんありえる気もします。

明確なルールがあるとありがたいですが,そんなものはなく,ネイティブの気分(苦笑)なのでしょうか。(だとすればもうお手上げですねw)

2020年
12月29日
23:04
mouthbirdさん

>>3 ranger_さん
拙著「マンガで覚える英文法」をお持ちなんですね。ありがとうございます。
マンガで覚える英文法01「自動詞・他動詞/関係詞」のP30,31 に載っています。
訳例がとても不気味なのですが、該当しているのはそこです。
 He is the friend whose wife I met yesterday.
という英文の説明です。

要するに、先行詞の直後にwhose を置かねばならないので
 the man whose wife …
 the friend whose wife …
という順番になるのです。
 the man you know whose wife very well
 the friend I met whose wife yesterday
という順番にはならないわけなのです。

2021年
01月17日
13:53
ranger_さん

ありました! 1巻の28〜29ページにその記載が!

なるほど,所有格関係詞は,修飾先の名詞をともなって,前に引っ張り出されてしまうのですね!


「先行詞の直後にwhose を置かねばならないので」→「所有格の関係代名詞の後は、倒置は起きやすい」
と考えるとめちゃ腑に落ちますね!

ありがとうございます。

2021年
01月18日
08:14
mouthbirdさん

>>5 ranger_さん
ごめんなさい。ページ数が違っていたようですね。(古いバージョンはそのページだったのかな?)申し訳ありませんでした。m(_ _)m

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