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「比較」の書き換え問題(解答編)
こんにちは。旧チャンネルブログの流れを汲む日記の水曜日がやってきました。
今週は解答編です。
挑戦してくださった皆様、ありがとうございました。m(_ _)m
今週は難しかったようですね。どうも私の予想はことごとく外れます。皆さん、ひょいひょい解いて、投稿してくださると思っていました。
では確認。
(1)I have( )come across( )a charming girl( )Yoko.
(2)I have( )come across( )charming a girl( )Yoko.
(3)Yoko is( )charming a girl( )I have( )come across.
(4)Yoko is( )charming( )( )girl that I have ever come across.
(5)( )( )girl that I have ever come across is( )charming(a )Yoko.
(6)I have( )come across a( )charming girl( )Yoko.
(7)Yoko is( )charmimg( )( )( )girl that I have ever come across.
(8)( )( )girl that I have ever come across is( )charming(t )Yoko.
(9)Yoko is ( )( )charming girl( )I have( )come across.
(10)Yoko is ( )( )charming( )( )the girls that I have( )come across.
こちらが想定していた模範解答は以下です。
(1)I have(never)come across(such)a charming girl(as)Yoko.
(2)I have(never)come across(as)charming a girl(as)Yoko.
(3)Yoko is(as)charming a girl(as)I have(ever)come across.
(4)Yoko is(as)charming(as)(any)girl that I have ever come across.
(5)(No)(other)girl that I have ever come across is(as)charming(as)Yoko.
(6)I have(never)come across a(more)charming girl(than)Yoko.
(7)Yoko is(more)charming(than)(any)(other)girl that I have ever come across.
(8)(No)(other)girl that I have ever come across is(more)charming(than)Yoko.
(9)Yoko is (the)(most)charming girl(that)I have(ever)come across.
(10)Yoko is (the)(most)charming(of)(all)the girls that I have(ever)come across.
それでは上の模範解答に沿った解説をします。
(1)~(5) は原級(as ~ as …)を使った表現
(6)~(8) は比較級(more ~ than …)を使った表現
(9)~(10)は最上級(the most ~)を使った表現です。
まず、(1)~(5) は原級(as ~ as …)を使った表現について考えましょう。
原級の基本形は「as ~ as …」で「…と同じくらい~だ」という意味になります。
例
Akiko is as tall as Kentaro. (アキ子は健太郎と同じくらい背が高い)
ただ、人によっては、「as ~ as …」は「…と同じかそれ以上に~だ」という意味だ
という人もいます。特に否定されると明らかに「それ以上」という意味になります。
例
Kyoko is not as tall as Kentaro. (京子は健太郎ほどは背が高くない)京子のほうが低い
また「as ~ as …」の「…」に「どんな…にも」といったような意味の言葉が来ると、「…と同じかそれ以上に~だ」という意味になります。
例
Akiko is as tall as anyone in her class. (アキ子はクラスの誰にも身長では負けない)
これを踏まえて説明に行きます。
まず(1)ではなく、(2)から行きます。
★(2)I have( )come across( )charming a girl( )Yoko.
中ほどの「charming a girl」というところが1つの鍵です。普通ならば「a charming girl」という語順ではないでしょうか? なぜ「charming a girl」という語順になっているのでしょう?
実は、「as ~ as …」で「…と同じくらい~だ」の「~」には1つの特徴があるのです。
「as ~ as …」の「~」に「冠詞+形容詞+名詞(例 a charming girl)」を入れたいときは、「形容詞+冠詞+名詞(例 charming a girl)」とするのです。
したがって、真ん中の括弧は as 、最後の括弧も as だろう、と分かるのです。では最初の括弧はどうしましょう?
(as)charming a girl(as)Yoko.
↑ここの意味が「よう子と同じくらいかわいい女の子」
なので、「同じくらいの女の子には出くわしたことがない」としないと、「よう子が1番になりません」よね。「今まで出くわしたことがない」であれば、never がふさわしいでしょう。したがって、正解は
(2)I have(never)come across(as)charming a girl(as)Yoko.
となります。
★ところで、(1)は I have( )come across( )a charming girl( )Yoko.←これは真ん中が「冠詞+形容詞+名詞(a charming girl)」と普通。したがって、少なくとも2番目の( )は as ではない。でも、「よう子と同じくらいの女の子には出くわしたことがない」としたい。
●実は「such ~ as … (…と同じような)」という表現があるのです。such は as と違って、「such a (形容詞)+名詞」という語順で使うのです。だとすれば(1)にはうってつけ! ということで、(1)は
(1)I have(never)come across(such)a charming girl(as)Yoko.
となります。
★(3)は、(3)Yoko is( )charming a girl( )I have( )come across. で最初の括弧の直後が「形容詞+冠詞+名詞(charming a girl)」ですね。だから、最初は as で、次の括弧も as だろう、と決まります。
では、最後の( )はどうするか? ここで↓この理屈を使います。
「as ~ as …」の「…」に「どんな…にも」といったような意味の言葉が来ると、「…と同じかそれ以上に~だ」という意味になります。
例
Akiko is as tall as anyone in her class. (アキ子はクラスの誰にも身長では負けない)
最後の括弧には ever(いまだかつて)を入れて↓ここのみを考えると
as charming a girl(as)I have(ever)come across
↑この as は関係代名詞の目的格として考えて
「私はいまだかつて出くわしたどんな少女と同じかそれ以上かわいい少女」
という意味になり、実は「その中で最高」という意味になってしまうのです。ということで、(3)は
(3)Yoko is(as)charming a girl(as)I have(ever)come across.
です。
★(4)Yoko is( )charming( )( )girl that I have ever come across.
実は↑これこそ↓とよく似ています。
「as ~ as …」の「…」に「どんな…にも」といったような意味の言葉が来ると、「…と同じかそれ以上に~だ」という意味になります。
例
Akiko is as tall as anyone in her class. (アキ子はクラスの誰にも身長では負けない)
ここ↑の anyone を any girl ↓にしたら、ソックリ!
(4)Yoko is( )charming( )(any)girl that I have ever come across.
形が全くソックリですから、最初の括弧も2番目の括弧も as を入れます。正解は↓
(4)Yoko is(as)charming(as)(any)girl that I have ever come across.
★(5)( )( )girl that I have ever come across is( )charming(a )Yoko.
これは知らなきゃできないだろう、というような問題です。
「よう子以上にかわいい少女は他にいない」とするんです。「他にいない」とする場合、最初を「No other ~ 」にするんです。
ここまでで
(5)(No)(other)girl that I have ever come across is( )charming( )Yoko.
↑下線部の意味は「私はいまだかつて出くわした他の(…な)少女はいない」ですね。
ならば、「(よう子と同じくらいかわいい)少女はいない」とすればいい。だったら「as ~ as …」がちょうどいい。正解は
(5)(No)(other)girl that I have ever come across is(as)charming(as)Yoko.
となります。ここまでが「原級」を使った表現でした。
では続き。
★(6)I have( )come across a( )charming girl( )Yoko.
今度は真ん中が「 a( )charming girl」。「冠詞+( )+形容詞+名詞」になっています。この段階でここの括弧には (1)でやった such や (2)の as ではないことが分かるでしょうか? 語順的に無理だからです。
実はこれは、先週の例題Bと同じ形↓
I have (never) seen a (more) interesting picture (than) this.
ほら! これも「a( )interesting picture」で、冠詞+( )+形容詞+名詞」になっている。したがって正解は
(6)I have(never)come across a(more)charming girl(than)Yoko.
これだと、「よう子以上にかわいい女の子に私は出くわしたことがない」になりますね。
★(7)Yoko is( )charmimg( )( )( )girl that I have ever come across.
これは(4)と形が似てますね。真ん中の( )の数が1つ多いですが。ということで、素直に「 as … as ~」は使えない。
ここで、先週の例題A↓の上文を思い出して欲しいのです。
A:He is brighter than any other student.
brighter は比較級ですから、この形とソックリなことが分かりますか?
He is brighter (than) (any) (other) student.
(7)Yoko is( )charmimg ( )( )( )girl that I have ever come across.
これを当てはめればよかったのです。正解は
(7)Yoko is(more)charming(than)(any)(other)girl that I have ever come across.
★(8)( )( )girl that I have ever come across is( )charming(t )Yoko.
これは(5)と形が同じ。でも最後の括弧は t から始まると指定されています。とすれば最後は as ではない。でも(5)と同じように「よう子以上にかわいい少女は他にいない」としたいです。(5)は as を使った「原級」で表しましたが、「以上に」だったら、原級よりもむしろ比較級の方が素直ではないでしょうか? だったら「more ~ than … (…よりも~だ)」を使えばいい。正解は
(8)(No)(other)girl that I have ever come across is(more)charming(than)Yoko.
となります。ここまでが「比較級」を使った表現でした。
では続き。
★(9)Yoko is ( )( )charming girl( )I have( )come across.
最後が across で終わっている。この形は(3)や(7)とよく似ている。特に(7)と後半は非常によく似ている。とすれば最後の2つの括弧は(7)と同じではないかと推測できる。仮に(7)を参考に当てはめると
(9)Yoko is ( )( )charming girl(that)I have(ever)come across.
ここで気をつけたいのは↑この場合には girl に冠詞がついていないということ。とすれば括弧のどちらかには冠詞をつけたい。
ところでよく考えれば、「最もかわいい少女」という表現は普通に「最上級」を使えばいいのではないか? 普通の最上級の作り方は「the + 最上級」だったはず。これを素直に当てはめたら
(9)Yoko is (the)(most)charming girl(that)I have(ever)come across.
になる。この形は、先週の例題B↓
This is the(most)(interesting)picture that I have(ever)seen.
とソックリではないか!
ということで、↓が正解なはずとわかる。
(9)Yoko is (the)(most)charming girl(that)I have(ever)come across.
★(10)Yoko is ( )( )charming( )( )the girls that I have( )come across.
真ん中に注目。the girls とこれだけ girls が複数形。
ここで先週の例題A↓の下文を思い出して欲しいです。
=He is the(brightest)of(all)the students.
brightest は最上級ですから、この形とソックリなことが分かりますか?
He is the brightest (of) (all) the students.
(10)Yoko is ( )( )charming ( )( )the girls that I have( )come across.
これを当てはめると
(10)Yoko is (the)(most)charming(of)(all)the girls that I have( )come across.
になります。最後の括弧だけ残ってしまいました。これは(4)や(7)や(8)と同じですね。ever と分かるでしょう。したがって正解は
(10)Yoko is (the)(most)charming(of)(all)the girls that I have(ever)come across.
となります。
以上が「最上級」を使った表現でした
以上が解説です。いかがだったでしょうか?
皆様のコメントのお返事ですが、まだできていません。今から作ります。
少々お待ちください。m(_ _)m
ありがとうございました。それでは次週の問題もお楽しみに!
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