smart.fm で更新してきた、
旧チャンネルブログの文法問題をお届けします。
今週は解答編です
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●アプリ情報:
テストバージョン 3.01と3.02 。
既に発表されています。
今後の予定(作成順)
単語の充実
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参加して下さった皆様、ありがとうございました。
それでは前回の問題の解答と解説に参りましょう。
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問題
1・同じ意味になるように( )に適語を1語入れなさい。
This pen is not so expensive as that one.
=This pen is ( )expensive ( )that one.
正解
This pen is not so expensive as that one.
=This pen is (less)expensive (than)that one.
解説
まず上の文の意味を考えましょう。
This pen is not so expensive as that one.
これは「原級」の応用例なのです。
普通「原級」は as ~ as … で、「…と同じくらい~」という意味です。
ところが、これが否定文になりますと not as(so) ~ as … となり「…ほど~ではない」という意味になります。
1箇所 「as が so になっているところ」に注意して下さい。別に as のままでも間違いではないですが、このようにnotが付く(というか否定文の場合) 最初の as は so になることがあります。
これを当てはめると
This pen is not so expensive as that one.の意味は
「このペンはあのペンよりも高くない」となります。
でその上で問題文を考えましょう。
=This pen is ( )expensive ( )that one.
なんとなく「比較」っぽいから、↓こうしたくなります。
=This pen is (more)expensive (than)that one.
でもこれだと意味は「このペンはあのペンよりも高い」になってしまいます。
そうではなく「高くない」にしなければならない。
こういう場合、都合がいい単語があるのです。それは less です。
less ~ than … 「…よりも~ではない」
という使い方をするのです。こういう less を「劣等比較」と呼びます。これを使ってあげることで
=This pen is (less)expensive (than)that one.
「このペンはあのペンよりも高くない」…となり、「意味が同じ」となります。
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2・( )に入れるのに最も適切なものを1つ選びなさい。
Meg is( )of the two girls.
a. more brighter b. brighter
c. the brighter d. most bright
正解:c. the brighter
解説
これはまず別の参照英文を紹介して解説します。
参照例文
Meg is the brightest of the three girls.
(メグはその3人の中で最も賢い)
これは極普通の「最上級」の英文です。3人の中で1番を表す言い方です。最上級の場合ですから 「the + 最上級」と使います。the を忘れずに。
では改めて問題文を見ましょう。
Meg is( )of the two girls.
この場合、3人ではなく、2人なのです。2人のうちのより賢いほうを選ぶわけだから、最上級ではなく「比較級」で表すことができます。ただし、比較級でも the をつけてあげるのです。
だから b. brighter はダメで、c. the brighter が正解となります。
Meg is the brighter of the two girls.
(メグはその2人の中で賢いほうである)
となります。
ちなみに、2人でも最上級を使って
Meg is the brightest of the two girls.
と使うこともできるようです。日本ではあまり推奨されませんが。
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3・次の日本語の意味になるように英文を作ったとき( )を適切に並べ替えなさい。
彼女は自分の名前すら書くことができない。
She(cannot, her, much, name, own, so, write, as).
正解
She(cannot so much as write her own name).
解説
これは「熟語」問題。
not so much as do ~ 「~さえしない」
という熟語がある。これを当てはめるだけの問題です。
だから
She(cannot so much as write her own name).
となるだけなのです。
ただ、そもそも該当の熟語(not so much as do ~ 「~さえしない」)を知らなかったら、普通は解きにくいですよね。そうなんです。だから「熟語を覚えろ」というのが、比較の1つの学習なのです。
比較には「こういう熟語が山ほどある」のです。これはそのたった1例に過ぎないのです。
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いかがだったしょうか?
来週も比較をやります。比較の熟語の問題をガシガシ出します。その上で「比較の難しさ」を感じとってもらえればと思います。
よろしいでしょうか? それではまた来週。
問題編
http://q-eng.com/diary/14555
出典
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