今日の問題は、福島第一の廃炉に向けての作業に新しい方法をアメリカの研究所が開発したというニュースからです。
「宇宙線使い溶けた核燃料位置把握」
単語テスト:
http://puffer.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/word/xml.php?id=10074
元記事: Cosmic rays eyed to locate nuke fuel melt
http://www.japantimes.co.jp/text/nn20121019a1.html
速読用:
http://readfa.st/read/43378/cosmic-rays-eyed-to-locate-nu...
抄訳:
米ロスアラモス国立研究所が、宇宙線を使って福島第一の破損した原子炉内の溶けた核燃料の位置を突き止める方法を開発したと発表した。
格納容器の前後に検出器を設置し、データを1,2ヶ月間観察することで 格納容器内部の詳細なイメージを得ることができるという。
ニューメキシコに拠点を置くこの研究所は5月に福島第一原発を訪れ、一号機と二号機の近くに 検出器を置くことが可能であることを確認していた。
検出器は幅3x5メートル、厚さ数十センチの大きさ。
研究所によるとこの新しい方法は、地球上空にある原子と宇宙線が衝突することで生まれるミューオン素粒子に着目した。
ミューオン素粒子は地上につねに降り注いでいて、非常に軽いため地上のあらゆるものを通過するが、重い物体であるウラニアムやプルトニウムにあたると
方向を変えるため、この素粒子の散乱を観察することで格納庫の中の核物質のイメージを取得することができるという。
福島第一原発では、高い放射線量のため作業員が格納容器の内部に入ることができず、廃炉に向けた作業が難航している。
この検出器は福島第一原発以外に、アメリカに持ち込まれる核物質を監視するためにも使われる予定だという。
メモ:
復興財源がなんか無駄に使われているらしいというニュースが入ってきてますが、こういうのにこそ予算を使って欲しいですね。
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