今日は日本が加盟を強く求められていたハーグ条約についての記事2つからの出題です。
テスト問題:
http://puffer.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/word/xml.php?id=10134
元記事1: ハーグ条約今国会で承認の見通し
With LDP nod, Hague bills face May Diet OK
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/02/20/national/with...
抄訳:
自民党は国際結婚が破綻した場合の子どもの扱いを定めた「ハーグ条約」を承認する方針を決めた。
承認案は今国会に提出され、承認される見通し。
G8の国の中で唯一の非加盟国である日本は、諸外国から加盟するよう強い圧力を受けていた。
元記事2: ハーグ条約が骨抜きにされる恐れ
Bills could render Hague toothless
http://www.japantimes.co.jp/news/2012/02/08/national/bill...
抄訳:
日本が承認する見通しとなったハーグ条約は、現在法務省の法制審議会で検討されている法案によって骨抜きになる恐れがあると法律関係者や子の連れ去り被害者が懸念している。
ハーグ条約では、原則的に一方の親が自国に子どもを勝手に連れ帰った場合に元の国に戻すことを定めている。
例外として、第13条b項に「子の返還が子を肉体的または精神的な危害にさらし,その他子を耐え難い状況に置くこととなる重大な危険があること」が定められているが、現在の骨子案では子供に対する危害が及ぶ恐れがあることが「明らか」で「納得の行く」証拠を示す必要があるとはかかれておらず、子供の返還要求が安易に却下されるのではないかという。
メモ:
日本では親権はほとんどの場合どちらか片方に行くのに対し、ハーグ条約に加盟しているアメリカ・カナダなどでは共同親権があたりまえという事情や、民法で定める「虐待」の定義の違いなど、条約を締結しても解決しないといけない問題がだいぶあるようですね。
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