• ようこそゲストさん!

pufferさんの日記

(SNS全体・外部に公開(Web全体に公開))

2012年
10月02日
13:13 pufferさん

10/2問題(遺伝子組み換え作物で農薬使用料が増加)

  • 英語の話題
  • 英語学習資料

今日の問題は、遺伝子組み換え作物技術の普及でかえって農薬の使用量が増加傾向にあるという記事からの出題です。

単語テスト: http://puffer.daiwa-hotcom.com/cgi-bin/word/xml.php?id=10067

元記事: Pesticide use ramping up as GMO crop technology backfires: study
http://news.yahoo.com/pesticide-ramping-gmo-crop-technolo...

速読用: http://readfa.st/read/41938/pesticide-use-ramping-up-as-g...

抄訳:
遺伝子組み換え作物への依存がスーパー雑草や耐性のある害虫を誘発し、アメリカの農業での殺虫剤、除草剤などの使用量が増えているという。
Environmental Sciences Europe誌に掲載されたワシントン州立大学 の持続可能な農業と自然資源センターのベンブルック教授の論文によると、
遺伝子組み換え作物が導入された1996年から2011年にかけて、アメリカの農薬使用総量は4億400万ポンド増えたという。
(16年間で除草剤は5億2700万ポンド増え、殺虫剤は1億2300万ポンド減った)

除草剤に耐性のある作物は、1996年にモンサント社が全世界に発売した初の遺伝子組み換え植物で、同社のラウンドアップ除草剤に対する耐性が組み込まれていた。
作物にダメージを与えずに簡単に雑草を減らすことができることから農家に非常に人気が高かったが、近年20種類以上の雑草がラウンドアップ除草剤の主成分であるグリホセートに耐性をつけてきているため、農家ではこれらの「スーパー雑草」に対抗するため農薬の量を増やさなければならなくなっている。
ベンブルック教授によると、雑草駆除を遺伝子組み換え作物に頼っている農家では、農薬耐性のある雑草は悩みの種で、いまや毎年25%ずつ農薬の量を増やすはめになっているという。

同様に害虫抵抗性のある遺伝子組み換え作物により、1996年から2011年の間で殺虫剤の使用は28%も使用量が減少していたが、殺虫剤に耐性のある害虫の出現により、再び増加に転じているという。

ベンブルック教授は、インタビューで、事態は急速に悪化しつつあり、農家はスーパー雑草の急激な増加に対応するためリスクの高い除草剤を使用せざるをえない状態になっている。また害虫抵抗性作物を植えているにもかかわらず、耐性のついた害虫から作物を守るために殺虫剤をまくように言われている と語った。

メモ:
除草剤に耐性のある遺伝子が組み込まれてるから農薬ざぶざぶ使ってもOKというのは、どうも感覚的に納得がいかないですね。
遺伝子組み換え作物なのに殺虫剤と農薬たっぷりつかった作物では、いいところがなんにもない感じがします。

ちなみに害虫抵抗性のある遺伝子組み換え作物は Bacillus thuringiensis バチルス・チューリンゲンシスという土壌細菌の毒素を遺伝子に組み込んだものだそうです。
  • 総アクセス数(3,098)
  • 拍手拍手(0)
  • お気に入りお気に入り(0)

コメント

1番~4番を表示

2012年
10月02日
18:24
ちょび。さん

悪魔と呼ばれるモンサント...
ベトナムで使った枯葉剤を作ったモンサント...
モンサントが特許を取った遺伝子組み換え苗木(モンサント社製)モンサントの除草剤、農薬じゃないと効き目がない。つまり、モンサントはぼろもうけ。

モンサントの苗木を使って近所の農家が作物を作って、その種が勝手にお隣の農家の畑でこんにちわー!すると...モンサント社から訴えられて、巨額の賠償金取られて...結局は、そこの畑も遺伝子組み換えの苗木や、種を使わなくちゃいけなくなって、農薬もモンサントのじゃないと効かないので...と、モンサントウハウハ状態の世の中になってきました。

インドでは、モンサントのおかげで自殺する農民が出ているくらいだそうです。
しかも、いつだったか...ツイッターで、モンサント社の食堂に、「遺伝子組み換え食品は使っていません」って張り紙が貼ってある写真が流れてきました。
おいおい。。。。。。。。。。。。。。

日本は、農協さんや、農業試験場で苗や種を独自で作って、各県でいろいろな種類の野菜が作られています。そういう多様性も大事だと思うので...

モンサント攻撃がすでに日本では始まっていますが...
(現経団連会長の会社の子会社がモンサントの子会社となっています)
モンサントの苗を広めてしまえば、アメリカや、インドの農民たちが苦しんだように、日本の農家も苦しむことになるかと思います。そして、それは私たちの食卓にモンサントが上ってくることとつながってきます。

モンサント...恐ろしすぎです...

こんな動画もあります。よかったらどうぞ。。。





単語は、今回は想像力を駆使したら何とか...正解しました。
でも、ramp upが初めての単語でしたーー。

2012年
10月03日
01:48
ちいこさん


なんか自然のものを不自然にいじくるのって怖いな~って思ったのが最近ありました。
遺伝子組み換えトウモロコシ(だっけな?)を与え続けたマウスに
高い確率でがん細胞ができたってやつです。

http://blog.livedoor.jp/ginza_japan/archives/67691009.html

で、今日みた記事は、遺伝子組み換えした牛の牛乳が、アレルギーを引き起こす可能性を減らすかも~みたいな記事で、
http://www.bbc.co.uk/news/health-19785006
なんかいいことみたいな雰囲気だけど、
穀物や農産物のときと同様に、何年かして、悪い点も見えてくるとかありそうで怖いです。

2012年
10月03日
16:59
ちょび。さん

>>2 cycycyさん
このフランスのトウモロコシのやつは、あたしが最初に張ったURLに繋がる話になるわけだ...フランスは、アメリカの遺伝子組み換えトウモロコシはやだかんねー!って言ったのを、必死こいて火消しに回ってた。それをひた隠しにして...ってお話

2番目のは読んでみたけど...牛乳飲めなくなっちゃったあたしにすれば、いいお話なんだけどさー、尾っぽのない牛が生まれてきちゃってるけど、それは遺伝子組み換えのせいであるはずが無いって...えーと...それ以外に何の理由があるんだろう...

何年も飲み続けていたら、背骨が曲がってくるとかさー、そういうのって人体実験を長ーい間やらないと分かんないから... 新しい技術を食べ物にするのって、安全ですって言われても、1世代、2世代ぐらいじゃわからんのだよねえ...

2012年
10月03日
18:02
pufferさん

>>1 ちょび。さん
>>2 cycycyさん

いつもありがとうございます。
遺伝子組み換え、こういうの聞いてしまうと安全ですって言われても信じられないですね。
今まで農業でずっと昔からやってきた品種改良だって遺伝子組み換えなんだから 品種改良はよくて遺伝子組み換えはだめっていうのは変だ、これから来る食糧危機には遺伝子改良を使うしかないんだっていう賛成派の人の意見も一理あるとは思いますが、
結局今回の記事のように 農薬や殺虫剤を使わざるをえない状況になってしまっては
収穫量の増加も見込めないですよね。

1番~4番を表示