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「英文法」の質問

2019年
05月18日
20:33
ROMさん
ROMさん

定冠詞の訳し方について

こちらのページにある「初出でも the で使うケース」の記事において、
http://q-eng.com/diary/2340/3/20/asc

This is the doll that I made yesterday.

dollの前がtheになってるので「私が昨日作った人形は1つだけだ」ということになると補足説明がございます。

The stone on his desk is very small.

の場合もstoneの前がtheになってるので「石は彼の机の上に1つしかありません。」と補足説明があります。

ということは

Brazil is the country which is on the other side of the earth.

と書いてしまうと
「(日本から見て)ブラジルは地球の裏側にある唯一の国」という意味になってしまうわけですか?

また

A butterfly flying over my headwas beautiful.
よりも
One of the butterflies flying over my headwas beautiful.

の方が自然とのことですが、「a」と「one of the 複数形」では、伝えたい意味は同じなのに何が違うのでしょうか?

コメント

1番~5番を表示

2019年
05月21日
06:08

1: コメント返信ボタン

This is the doll that I made yesterday.
この英文は、あとの太字で、限定されているので 定冠詞を使っています。
不定冠詞ですと、何個か作った人形の中で、(自分の好きな)、唯一の人形を指さしながらしゃべっていることになります。

1個 しか作らなかった という説明がありますが、これだけの文から、1個だと断定することはできません。


The stone on his desk is very small.


机の付近にある石は、二つ以上あるけれど、机の上にある石は一つであることを示しています。
stone は「可算名詞」ですから、単数ということは机の上にあるのは一個であるということを示しているわけです。

ブラジルについても同じことが言えるわけですが、上記の石と違って、地球の反対側(裏側)には、何か国かが存在していることは常識です。
石が何個かある というのは、常識ではありません。
作った人形が何個ある というのも、常識ではありません。(数えたらわかるじゃないか とは言わないでください)

A butterfly flying over my head was beautiful.
この英文では、蝶々は一匹だったということを示しています。
たくさん飛んでいる蝶々ではなかったということを暗示しているのです。

One of the butterflies flying over my head was beautiful.
この英文では、頭の上を飛んでいる蝶々は、複数(たくさん)であることを暗示しています。その中の一匹が頭の上を飛んでいることを文章にしたものです。

Brazil is the country which is on the other side of the earth.
この英文は、地球の反対側に、たくさんの国があるという ごく単純な常識と相反しています。

したがって、あえて言うなら、誤文です。

one of the countries を使わなければいけません。


the countries と定冠詞を使うのは修飾節によって、限定されているからです。

なお、関係代名詞に which が使われていますが、

Brazil is the country ,which is on the other side of the earth. とは書けませんね。
こういう場合は、 that を使うのが普通です。

「a」と「one of the 複数形」では、伝えたい意味は同じ  という質問には、はっきりと 「違います」と答えておきます。

Brazil is one of the countries that are on the other side of the earth..

2019年
05月22日
21:04
ROM

回答いただきありがとうございます。
ただ、知識不足の私にはまだまだ理解ができませんでした。

This is the doll that I made yesterday.
の説明の中で、
不定冠詞ですと、何個か作った人形の中で、(自分の好きな)、唯一の人形を指さしながらしゃべっている
と複数ある中の一つ、を指しているんだなと理解出来たのですが、

一方で
A butterfly flying over my head was beautiful.
この文の説明では、蝶々は一匹だったということを示しています。
たくさん飛んでいる蝶々ではなかったということを暗示しているのです。

と、複数はおらず一匹(唯一)だけということを示している説明で、dollの文の説明とは逆のことを言っているように思えて、うまく理解が出来ませんでした。。


This is the doll that I made yesterday.

This is a doll that I made yesterday.

The stone on his desk is very small.

A stone on his desk is very small.

The butterfly flying over my head was beautiful.

A butterfly flying over my head was beautiful.

Brazil is the country which is on the other side of the earth.

Brazil is a country which is on the other side of the earth.

それぞれどんな違いがあるのかご教示いただけると幸いです。

2019年
05月22日
23:42

3: コメント返信ボタン

This is the doll that I made yesterday.(1)

This is a doll that I made yesterday. (2)


 doll は、「可算名詞」です。(1) では、単数形ですから、作った doll は、1個だと判断します。
((2) では、作った数はわかりません。1個以上の人形のうち、一つの人形を指さしながら、(this が自分のすぐそばにある人形を指していることを暗示。)しゃべっていることを暗示。

(2)は、作った人形の数を示していない表現です。

The stone on his desk is very small. (3)

A stone on his desk is very small.  (4)

(3) は、机の上にある石は一つだけ ということを示しています。stone は、「可算名詞」

(4) は、机の上にある小さな石を表現しているのですが、不定冠詞を使っていますから、机の付近(机の上、床の上など)に何個かあることを示しています。
この例では、one of stones と書くのが普通。

on the desk と限定しているから。

The butterfly flying over my head was beautiful. (5)

A butterfly flying over my head was beautiful.  (6)


(5) は、 butterfly が「可算名詞」」で、over my head と限定しているので、頭の周辺を飛んでいるのは、一匹だけということ。
(6) は、頭の周辺を飛んでいる蝶々は複数だが、頭上を飛んでいるのは、一匹だけ ということ。

Brazil is the country which is on the other side of the earth.  (7)

Brazil is a country which is on the other side of the earth.  (8)


(7) は「ブラジルは地球の反対側にある唯一の国である」

定冠詞のついた名詞は、「唯一の」と訳してみるといいでしょう。(訳文に入れるのは、すすめない。日本語の使い方としておかしいから)

(8) は「ブラジルは地球の反対側にある一つの国である」と訳せますが、常識的にみて反対側にある国は複数あることは明らかですから、one of countries which are ....とするのです。
which is ... となっていますが、ここの is は「反対側にある」のは一つだと決めている言い方なので、聞いている方が、不自然だと感じます。


日本語だと正しいのに、英語だと不自然ないい方かもしれません例が、最後の英文です。

2019年
05月23日
06:18
ROM

冠詞の感覚や考え方を掴みきれてないために細かな説明をお願いしてしまい失礼しました。。
同時にそれにお付き合いいただき解説いただきありがとうございます!
おかげさまで冠詞の違い使い方を学ぶことが出来ました。

2019年
05月23日
09:49

5: コメント返信ボタン

追記

one of countries which are ...

countries だけだと、複数の国を指します。
the countries と定冠詞をつければ、「国はすべて」となります。「裏側にある国全部」ということです。
日本語らしくはありませんが、

one of the countries which are .. で、「~にある国すべての内の (唯一の)国」。という感じですね。

ただし、日本語の訳文で、こんなことを書いたら笑われます。




冠詞の説明で、「無冠詞複数」「定冠詞」「不定冠詞」 をご覧になると、分かったような気になりますが、この例の英文を見ると、全部、主語になっています。

I like a dog. (1)
I like dogs. (2)
I like the dog. (3)

(2) 「(犬という種類の)犬が好きだ」 だけが、普通の文です。

(1) は「とある犬」であって、文法上は問題なくても、「犬という動物」にはなりません。


(3) は、定冠詞がついていますから、おそらく 自分の飼い犬でしょう。 
あるいは、犬を売っている店に行って可愛い犬でも見て、好きななった光景かもしれません。
これは正しい文なのですが、「総称を表す」「定冠詞」ではありません。


文法の参考書を見ると、「総称の」何かを表す表現として、書かれているのは、「主語」の場合ですから、勘違いのないように。

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