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「学習法」の質問

2010年
03月09日
15:42
ken14さん
ken14さん

英構文の学習法についての質問です。

私は、構文が苦手です。

例えば、日ー英の変換時、構文の誤りをよく指摘されますし、自分で英作したりする場合も
主語、動詞ときて、次に何を、前置詞はいるのか?いらないのか?自動詞、他動詞だけでは
判別できないケースが多々ありますし、やたら語をくっつけてしまい、最後に英語になっていない場合があります。
 学校の先生は、まづ基本構文の丸暗記からと言いますが、とても長い道のりのような気がして、何から手をつけようか?という状態になってます。

 文法はMouthbirdさんの講義でと思ってますが、構文に関し、どなたか教本や学習法についてのアドバイスがあれば、ぜひ聞かせてください。

この質問に対する回答は締め切られました。

コメント

1番~6番を表示

2010年
03月09日
18:15
たっつん

 ken14さんは、高校生ですかね。先生が「構文を覚えろ」と言うあたり、そう推測します。大学の教授や客員教授で、そういうコトを言う人はいないですから。
 「構文」というのは日本人が作った概念で、いわゆる5文型(SV,SVC,SVO,SVOO,SVOC)の基本形で説明のつかないカタチの文を説明するために生まれたものだと聞いています。
 構文は、従属節によって情報を詳細に伝えたり、強調の意味を持たせるために語順を倒置させているものがほとんどではないでしょうか? あとは相関句とか、ですか? 先生と逆のことを言うと混乱してしまうかもしれませんが、構文を「覚える」ことにさほど意義を感じません。「後からついてくるのが構文」だと思っています。
 
 日本人が日→英の変換で陥る失敗の最大の要因は、日本語をそのまま英語に変換していることです。彼らには彼らの文化を土台にして成り立った言い回しがあります。日本語がそうであるように。つまり、「私たちが使う言い回しを辞書通り英語に変換しても意味は伝わらない。」ということです。
 具体例をあげるのは勘弁させていただきたいのですが(これの後に、できたらします)、おそらくken14さんが理解できていないのは、5つの文型だと思います。動詞の次に何がくるのかは動詞で決まりますが、その動詞がどういう特徴の、あるいはカテゴリーの動詞なのか、というのを理解していないのではないでしょうか?
 第1、2、3、4、5文型にそれぞれどういう特徴を持った動詞がくるかわかりますか?

 次に「英語は中学英語が基本」と言われますが、その理由のひとつにあげられるものとしては、その英語の歴史背景にあります。詳しい解説はしませんが、イギリス人の彼らは長い一時期、公共の場で英語を使うことをフランス国王によって禁止されていました。それによって、フォーマルなold Englishは消滅してしまいました。今、私たちが習う中学英語のmake,take,get,give... などの英語は口頭で使われることが多かったので、そのおかげで生き残った英語です。 old Englishの英単語とでも言っておきましょうか。

 しかしながら、これら文の骨格を形成する基本動詞たちが現代英語の骨格を支えています。英語は元々、ゲルマン系の言語が北欧を経由して存在していたところに、先のフランス国王による支配によってラテン語系の系譜を引くフランス語が影響し、ハイブリッドな言語として存在しています。
 私がnative English speakerと話していて思うのは、適当な言葉が思い浮かばないときは、中学英語でざっくり伝えるのですが、それだと解釈に微妙なズレが生じて、誤解を生んでしまいます。やはり詳細な情報を伝えるには、それにふさわしい言葉が必要です。
 しかしながら、それは逆に言えば、少し見慣れない単語がわからなくても、実は中学英語で習う英単語でざっくりと同じ意味合いを伝えることが出来ると言うことです。そして、それらの見慣れない単語の文型は基本的に同義として分類できるold Englishの単語(ここでは動詞)の文型と同じタイプの文型を使うことがほとんどです。
 例えば、think of(about)..., think that...なんてありますよね。このthinkの同義語としてconsider, ponderなどがありますが、これらもconsider of(about)..., ponder about(of)..., consider that..., ponder that...,と、thinkと同じ言い回しです。

 ゆえに中学英語が英語の基本なんです。長くなりましたが、私が思うにken14さんが今、直面している課題は5つの文型の理解だと思います。
 そして、それにふさわしい参考書は大西泰斗さんが出版された本です。彼ほど英語のシステム、エッセンス、使い方をコンパクトに説明できる人も居ないと思います。あとはmouthbirdさんくらいですか?



 あと、自動詞・他動詞の判断ですが、「それらをどう判断するか」という先生がいらっしゃいますが、それって理屈で考えられるものではないと思うんです。少なくとも日本語のイメージでは捉えきれない。英語の言語学的背景を元にした観点で少し説明がつくくらいだと思います。だいたいの単語が自動詞、他動詞としての機能を持っています。つまり、文法で捉えるものではなく、speakingやreading,listeningといった練習を通して得られるものだと思います。そもそも第2言語は、間違いを重ねて習得して行くものです。
 人文学博士号のnaitiveの教授に日本語で言われたことがあります。
 「英語は勉強じゃない。練習。」(つまり、日本の英語教育の傾向である、英文法や翻訳、逐語訳に走る教育を暗に否定しています。) 

 私たち日本人にとって、文法の理解はもちろん大事です。それは否定しません。それがなくては正しく英語を使えません。しかしながら、文法に頭をきつく縛り付けられるようでは英語をモノに出来ません
 文法と併行して、reading, speaking, listeningとshadowing、つまり音読を重ねることを勧めます。原始的と思われるかもしれませんが、これをやらないから日本人は英語ができないんです。

 文法を学ぶのは、私たち日本人にとって、英語を使う時に日本語のシステムがそれを邪魔するからです。「日本語とはシステムが違うんだよ。」ってことを学んでいるんです。大げさに言えば言語システム論なんです。
 日→英の変換でおかしくなるのは、伝えたいイメージ→日本語→英語という経路を通るからです。そうではなく(日本語→)イメージ→英語とすべきです。イメージや情報を伝えるのに英文法を使う(つまり英語で伝える)とどうなるのか、を考えるべきです。

2010年
03月09日
19:36
ken14

tattsun999 さんへ

 貴重な意見、早速いただきありがとうございます。 英語のバックグラウンドまで解説して頂きましたことに、感謝申し上げます。
  
 五文型は、ひととうりやり、特徴的な動詞などもおぼえたのですが、正直言って身についていませんでした。 すぐに出てこなかったり、迷ったりしているのが、その証拠だと思います。
 
 早速、本屋さんにて、紹介して頂いた本を探してみます。
それに、音読することの大切さは頭で分かってはいても、あまり実践してきませんでした。
読み、頭で理解し、分かったと自分自身を納得させてきました。
 
 それと、イメージ化には全く同意いたします。 コメントにも書きました通り、自分の英語表現能力のなさが相まって、どちらつかずの状態に自身をおいてきました。
 上記の本を通して、イメージ化から英語表現力が向上させることが出来れば、迷いもふっきれそうです。
  
 五文型の習得、音読、イメージからの英語表現力を通し、今後の目標達成に精進いたします。 わざわざ貴重な時間を割いていただきありがとうございました。

2010年
03月10日
00:46
たっつん

 SNSなんで、そんなにかしこまった言葉は必要ありませんょw
 大西さんの本はいくつかあるので、大きい本屋に行って、一通り(ひととおり)立ち読みして、自分が「これいいな」と思うものを選んだ方がいいと思います。必ずしも私が例に挙げたものを選ぶ必要はありません。私も一冊持っているだけですが、彼はいくつかのレベルに分けて書籍を出版しています。それこそ英会話から英語教育論まで。

 おそらく、ken14さんの先生がいう「丸暗記」は、ken14さんの思う「丸暗記」とは違うと思います。先生の言う丸暗記は、頭で暗記するというより、耳と口、そして手が暗記するくらいのことを「丸暗記」と言っているのだと思います。「なんでだかわからないけど、こう言うよね。」っていうくらいの状況がベターで、それを頭が文法的に解説できるような状況がベストですね(あるいはその逆、頭が理解した文法用の例文を口や耳、手が覚えるような順番)。
 Z会の速読英単語シリーズは、ストーリーで単語が覚えられるようになっているし、内容もアカデミックです。文法、構文の解説もあります。CDもあるしlistening, shadowing, readingまとめて学べるようになっているので優れた書籍だと思います。さすがZ会です。高校生はいろいろ忙しいでしょうけど、頑張ってください!



―達観したような言い方になってしまいますが、「理解に完成なんてない。」と思ってます。「わかった」と思っていてもしばらくすると、「まだその先があった」なんてことがほとんどです。なんでも。世の中そんなもんです。
 ですからぜひ、大学受験で終わらせないで継続させてくださいね。

2010年
03月10日
09:14
mouthbird

>> ken14さん
余分なことかもしれませんが、私は構文学習というのをしたことがありません。
ですが、役に立つ人は大勢いることは知っています。

参考↓(一番下を見てください)
http://www.ye-study.com/page26-1.htm

>> tattsun999さん

内容でちょっとお褒めいただきありがとうございました。^^

小窓機能のところをお伝えします。

お書きいただいた、アドレスの中で

大西泰斗のイメージ英文法―English-Brain-Force-DVDブック-大西泰斗/

を丸々削除してみてください。(もしくはこの部分は、長いアルファベットの羅列ではないかと思います)

…co.jp/dp/4887244940

という具合になっていれば表示されると思います。できましたら直してみてください。
m(_ _)m

2010年
03月10日
17:24
たっつん

小窓変換できました! やっぱりビジュアルがあると一目瞭然ですね。

It ... that構文は有名ですね。英語論文でよく使うことが多いです。

 ご存知かもしれませんが、英語論文の記述には主観性の排除が求められるので、"I believe that..." "I consider that ..."と書くのは、国際的な学会においては、稚拙な文章であると見なされ、相手にされないそうですね。
 とにかく「私は...」という意味において、「" I "を使わないこと」という原則があります。(これを意外と教授レベルの日本人も知らないそうで。)

 そこで、英語論文では常に客観的立場(critical)で書いているということを表すためにも、たとえばこの強調構文を使って、
 "It should be noted that ..." 「それは、認識されるべきである(つまり、私はこう主張したい)。/それというのは...」という書き方をすると、グッと英語論文らしいアカデミックな書き方になる、と教わりました。

 強調構文は一種のレトリックですが、こういう言い方は日本語にはないので、なかなかその存在意義がつかめないですよね。日本語のレトリックと言えば倒置、隠喩、直喩あたりがメジャーですが、この強調構文はいかにも英語らしい表現ですね。
 こういうところに日本政府の「やがては大学院で修士、博士号と進学してもらい、国際的な学会で海外の学者と対等に議論し、英語で発行される世界最新の情報(=論文)、技術に直接、翻訳を待たずに即アップデート、即発信できるような優秀な人材を育成したい。(なぜなら、それが無資源国・日本の生命線だから。)」という意図が見えます。
 政府(=文科省)の求める「英語ができる人材」と、高校生の彼らが思う、あるいは求める、nativeと何気ない会話を映画のワンシーンのように交わせるようになるような、いわゆる一般的な「英語ができる」イメージとは違うんです。すでにこの時点でサービスとニーズがズレているんですね。
 高校生が英語学習にその価値や意義を見出せないのも当然です。

2010年
03月10日
23:43
ken14

>>Mouthbirdさんへ

ページ参照しました。参考にさせていだたきます。 ありがとうございました。

>>tattsun999さんへ

 小窓機能、見ました。 内容が絵がついてると大変見やすくなったいます。 両雑誌ともに
 参考にさせていただきます。

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