Q-Eng

TOEIC未受験の私が場違いな解説を……。

まず、TOEICは英語そのもの以前に「時間管理」が最重要です。
どういうことかというと、Readingは75分100問なんですが
これを単純に割り算しては到底高得点は出ません。
Part Vの40問を一問25秒前後で解き続けなければならない、
というような前提を押さえる必要があるからです。
（Part VIIが長文読解なのでこちらは1問1分）

しかし難易度は英検準１級に比べると遥かに簡単です。
準１級に落ちた人がTOEICで860いったという例がごろごろあります。
ですのでTOEICは特に「受験英語・英検とは違う」という心構えを持って入念に試験概要を調べてください。
あまりうだうだ書くとキリがないのでこのあたりで筆を置きます。

　大学受験とは別で考えた方がいいですね。文法もいわゆる難関校にでるような内容は出ません。中学校〜高校１年生の範囲です。決して簡単という訳でもないですが。そういう意味では、mouthbird先生の文法テクニックは十分生かされます。ちなみに文法の配点はザックリ見積もって100〜130／990点くらいだと思います。

　英検と大学受験に対するTOEICの大きな違いは、アカデミックな英語とビジネスライクな英語かどうかの違いです。
　Test Of English as Internatoinal Communicationですから、会社の中で、あるいは外資系外部とのやりとりをそつなくこなせる、英語圏の海外支社に出張あるいは転勤をさせても、私生活を含めて問題ない人材をイメージしています。また、使われている単語も、やはり英検の方がアカデミックという印象です。その辺は、TOEICのテキストを一冊やれば、今までの英語と違うという違和感を感じるはずです。

　英検や大学受験を体験した学生がTOEICで一番面をくらうのは、なによりそのリスニングのスピードです。ビジネスを意識しているので、読むにしても聞くにしても、とにかく「クイックレスポンス」が求められます。ある意味「それだけが求められている」と言ってもいいくらい。

　難易度は、高校３年生〜海外転勤歴のあるビジネスマンなどの広い範囲を対象としているので一概に「どこらへんを対象にしている」とは言いにくいかな、と思います。僕の個人的な感想としては、やはり730点あたりのスコアを取る人が相対的に英検準1級レベルという人が多いのかなと思います。大学新卒に求められるスコアはだいたい450〜600点くらいと言われています。

　本番のTOEICを受ける前に、薄いテキストでいいので、470点レベルの総合対策(基礎的で重要ポイントの確認ができる)のもので一冊しあげると、少しは全体的な感覚がつかめると思います。「〜470点」と書かれたテキストがおおよそこなせるのであれば、500点は越えられます。英単語量よりも「傾向と対策」が大事だったりもしますし。

＞oikaさん
以前、私の影響があったとは嬉しいです。サイトだけでしょうか？
TOEICは専門外なので、私では良いお返事ができないのが残念でなりません。

おそらくは、大学受験とは全く別物、と考えたほうが良いでしょう。
大学受験英語は「落とすための試験」であるのに対し
TOEICは「どれだけ実用的な英語が使えるのかを試すテスト」だからです。

特にTOEICは半分はリスニングテストです。リスニング力の養成が高得点の鍵となるでしょう。（リスニングの苦手な私は受けたら低得点でしょうね＾＾）