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「英文法」の質問

2011年
07月27日
20:48
小山さん
小山さん

関係代名詞whoseの関係詞について

アルク TOECI650点突破マラソン
VOLUME4 p34の文章の文法的解釈について質問させて頂けますでしょうか。

He distributed a handout whose purpose it was to help illustrate the main points of the presentation.

正解訳)彼は、発表の要点の説明に役立つことを目的とする配布資料を配った。

[1]purpose直後のitの用法がわかりません。
このitが無ければ、 (~ whose purpose was to help~) handoutのpurposeを、was以下が
説明しているのだと理解できます。

[2]illustrateについて
[1]と関連してくるのかもしれませんが、help+動詞の原形というのに違和感を覚えます。
illustratingだとしっくりくるのですが・・。
to help (to) illustrate のように、toが省略されているのでしょうか?

2つも質問申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

コメント

1番~9番を表示

2011年
07月30日
00:35
たっつん

 文法好きの研究対象としては、なかなか質の高いお題だと思いましたw

 ただ初めにお伝えしておきますが、小山さんが求めているだろう詳細な文法解説を断定的に行う事はできません。そのかわり検証しますw

 これは思うに、whose purpose のあとに同格の接続詞 that が省略されているのではないかと思います。
 同「格」の接続詞なので、目的格(←名詞)のpurpose と 名詞節(→目的格)it was to help ... を結びます。

 また、関係代名詞 whose を用いた例文を問題集等を通して数多く見てきた学習者ならきっと、このwhoseのあとには、名詞を主語として、述語や補語、目的語が続くと考えると思いますが、下記の例文を見ると必ずしも「節」でなくてもいいみたいです。少なくとも今回のパターンは。

 whose について辞書には、
The woman whose car you hit was furious.
「あなたがぶつけた車の持ち主の女性は激怒していた」

とあります。この場合は、関係代名詞節の中で目的格になっていますが、要は、whose car + you hitの部分が、whose purpose + 同格の接続詞 that によって導かれた文になっているのだと思います。

 ちなみにhelpの後に省略されているのは him で、前出で誰かは明らかなため、記述されていません。

具体的な文構造としては、個人的には以下のように読み解きました。

He[S] distributed[V] a handout[O] whose purpose (that) it was to help (him) illustrate the main points of the presentation.

また、これを2文に分けるとしたら
He distributed a handout in/for a purpose.
The purpose is that it(=a purpose handout) was to help ... . (このthat は補語節を導く接続詞 that。)
という感じではないでしょうか?

------------------------------------------------------------------
 whose purpose ... については、私も不思議に思ったので例文を集めてみました。
いくつかの言葉で検索をしてみたところ、'whose purpose' で検索した時が一番近い事例が多く見受けられました。
 全体的な印象としては、whose purposeを節の主語として、そのあと is to do ... と続ける事例が多く、それが一般的なスタイルのようです。

 しかしながら、今回の例文のように、whose purpose のあとに主語、述語(≒動詞)、目的語、補語が続くパターンもあり、希有な例というワケでもなく、表現方法としてある程度の一般性も得ているようです。ただ2つの辞書を調べたところ、こういう使用方法についての記載はありませんでした。

例1 http://www.ppiclaimcompany.co.uk/ppi-companies [上から2行目です]
 In effect, PPI companies are a group of PPI (that/which) claims specialists whose purpose it is to help them file a PPI claim for a refund on mis sold payment protection insurance.

* PPI companies=payment protection insurance, 誤って会計された支払いについての、手続き申請代行業兼保険業らしいです。
*claim that specialists' purpose is to help ...が文法上のひとつのセオリーになるかと思いますが、ここではそれが、claims specialists whose purpose ... となっているのだと思います。
 そういうスキルフルな人材を集めているので信頼してくださいってところでしょうか?

例2 http://www.communitywishbook.com/AbouttheWishbook.html [最初の一文です]
One of the many things we like about living in Rochester is the great number of charitable organizations, made up of people whose purpose every day is to help others.



[↑の紹介文1行目]
例3
Heifer is a organization whose purpose it is to end world hunger.


例4 http://www.oldseminoleheights.org/committees
A sub-committee whose purpose it is to maintain contact with advertisers for the Advisor newsletter
ちなみにこれは、「文」にはなっていない。だからこの後に述語、目的語/補語を続けて文にする事ができる。

例5
A committee whose purpose is to annually review the bylaws of OSHNA for updating and change based upon the most currently accepted rules of parliamentary procedure and Association practice.
これと同じパターンの方が多く検索されたように思います。

例6 (以下の文全部、もしくは一部を使用して検索してください。)
What are your opinions on horror films and the very nature of a movie whose purpose it is to scare you?


ポイントは、purposeの使い方ではないかと思います。
 辞書によると purpose には、

He loitered there on purpose that he might be noticed.
「だれかの目につくようにとぶらついた」

他、不定詞を携え、
I have dropped in on purpose to congratulate you.
「お祝いを申し上げるためにお寄りしました」

という例文がありました。

 前置詞 on とthat節、不定詞などを携え、「〜という目的のために」という表現をしています。
 上記の事例5つは、ここに示した ''He loitered there on purpose that he might be noticed.'' の言い回しに近く、同格のthat節が省略されたものだと考えられ、同様の感覚で使っているのだと推測します。

2011年
07月31日
11:49
小山

たっつん様

非常に丁寧な説明、本当にありがとうございます!
that と him が省略されていたのですね。
多数の例文をご紹介頂き、お陰さまでかなり理解が深まりました。

ここまで懇切丁寧にご回答頂けるとは思っておらず、感謝の気持ちでいっぱいです。

2011年
08月02日
05:46

3: コメント返信ボタン

He distributed a handout whose purpose it was to help illustrate the main points of the presentation.
この文は、it was its (the) purpose to help illustrate... ではありませんか。普通なら、whose purpose was to help... ですが、it...to の形を取ったと考えられます。
分解して直訳すれば、「彼は資料を配った。彼が説明するのを手助けするのはその資料の目的だった。」 He distributed a handout which it was the purpose to help himself (to) illustrate...

例文中の、on purpose は「わざと、故意に」という熟語でしょう。訳文には書いてありませんが、「わざと目につくように」、「わざわざお寄り」というニュアンスです。日本語の訳では別に訳語として出す必要がないから、訳出していないと考えられます。

help のあとの to を省略することは辞書を見れば分かると思います。70%以上、to を省略する(動詞の原形を使う)と記載している辞書もあります。

He loitered there on purpose that he might be noticed. (無断借用をお詫びします)
この文は、so that...may 「~するように、~するために」と意味の構文です。この so は省略できるので、この文では省略してあります。参考書で確認してください。

上記コメントとは違いますが、参考のために。

2011年
08月02日
23:15
ノロイ

今日出かけたときに調べてみました。

「英語語法大辞典 (大修館)」
この中に
≪whose business (it) is to translate の"it"は不要なのではないでしょうか?≫
というのがありました。参考書などでよく目にする文でこのような疑問はよく聞かれる,というようなことも書いてありました。

解説には
(A)It is his business to translate words spoken to a foreign language.
(B)His business is to translate words spoken to a foreign language.

もとの文として上の2文があり、(A)の文のhisを所有格の関係代名詞whoseにして先行詞にかけたものが【(先行詞) whose business it is to translate】の形になると考えられる。

というような説明がされていました。(本屋さんで調べたのでその場でメモるわけにいかず、文は少し違います。)


         ▲▲▲ これを参考にすると ▼▼▼

He distributed a handout whose purpose it was to help illustrate the main points of the presentation.
は2つの文に分けられ、

★He distributed a handout.

(1)It was its(=of the handout) purpose to help illustrate the main points of the presentation.

(2)Its purpose was to help illustrate the main points of the presentation.

★と(1)の組み合わせでitsをwhoseに置き換えて先行詞a handoutにかけて1文にしたものが問題文になるのでしょうか。

この項目の担当の先生は調べた文(初版は1966年)ではitを使った(A)の方が(B)より多かったと書いておられます。"whose purpose it"で検索すると確かにざっくざく当たりました。

helpの用法については welciayorkmartさんがおっしゃっているように辞書に記載されているはずなのでチェックしてみてください。辞書の文法事項や語法は疑問にどんぴしゃな形で説明されていることがあって場合によっては文法書より使い勝手がよかったりします。見慣れた単語も引き直してみると「ほぉ〜」と思うこともしばしばです。

間違いがあればご指摘をお願いします。
先のお二方と同じく参考になれば、と思います。

2011年
08月03日
00:39
たっつん

>welciayorkmartさん、itaponさん
 やっぱりこれはいろんな要素が含まれていて、密度の濃い質問でしたね。

>welciayorkmartさん

He distributed a handout whose purpose it was to help illustrate the main points of the presentation.
…★1

まず、この上文訳は
「彼は資料を配った。彼が説明するのを手助けするのはその資料の目的だった。」
でいいですか?
''it was its/the purpose to help illustrate the main points of the presentation. ''…★2
「it...to の形を取ったと考えられます。」

 これら上記のwelciayorkmartさんのご見解から考えるとwelciayorkmartさんは、★2
To help illustrate the main points of the presentation was its/the purpose. …★3

という文を形式主語itで書き換えたit … to 構文であるとお考えになられた、と考察することができます。そしてふたつめのit は、its purpose=「その資料の目的」ということで、この ita handoutを指しているようですね。
 私はおそらく、welciayorkmartさんはこの文を、it … to構文と連結関係代名詞が絡み合った文であると理解したのだと推測します。


 ここでもう一度、改めて考えてみてほしいのですが、★1の、

He distributed a handout whose purpose it was to help illustrate the main points of the presentation.

it は何を指していると考えますか?

 仮にこのitit … to 構文だとすると、そのit は形式主語となり、★3の文に示したようにto以下を代理することになります。
 そう考えると、目的語がits purposeになるのもうなずけます。

 しかし、この★1にあるitは、it … to 構文の it ではありません。このita handout を指しています。

the handout(=it) was to help <someone> illustrate the main points of the presentation. …★4
訳:「(未来的に)<○○が>そのプレセンテーションで解説する主旨を、その配布資料が補足説明する。」です。


He distributed a handout which it was the purpose to help himself (to) illustrate...

★5

 これは文法的に誤文です。関係代名詞which以下では、whichを代名詞として節を形成します。つまりwhichがその節の中で主語か目的語、補語として文を成立させます。逆に言えば、which以下では、文の要素となる主語か目的語、あるいは補語が欠けていなくてはなりません
 しかし以下の文では、

 which it[S] was[V] the purpose[C] to help himself to illustrate …[M].

と不完全自動詞として第2文型の文が成立しています。

 やはり、it was the purpose to help himself (to) illustrate...

をit … to 構文と捉えると同時に、そのitをa handoutの代名詞とも捉えていることになり、it に二重の意味を与えてしまっているようです。

 ということを考えると、★1のitはthe/a handoutになりそうで、★4のように考えると、一番無理がないと思うのです。

 it = the purposeである可能性も考えましたが、それを★4に当てはめると、目的がプレゼン解説を補足説明するっていうことになりそうで、少し不自然かと思いました。以下の★6の文を考えると、よりそう思えます。

 となると、その主語である「配布資料」がサポートするのは誰か、ということになってきます。
 ★5では、He … the purpose to help himself illustrate … となっています。再帰代名詞の主語は、同一人物または同じ物になります。それゆえ、welciayorkmartさんは、主語にHe を置いたようですね。

★4の文は、ほぼ同じ文意として簡便化すれば、

the handout helps <someone> illustrate the main points of the presentation. …★6

と言い換えられそうです。(これを考えると、やはりここの主語はpurposeではないと思われます。)そして、その配布資料がプレゼン解説を助けるのは、もちろんこの文の主語である「彼=he」です。

 しかし文意から判断すると彼が彼自身のプレゼンを手助けするのではなく彼の配布資料が彼の説明を補足するのです。

 つまり動詞helpの直接目的語は彼で、その動作主は配布資料です。それを英文にすると、

the handout(=it) was to help HIM illustrate the main points of the presentation. …★7

となりそうです。




      ●●次にon purpose について●●

>例文中の、on purpose は「わざと、故意に」という熟語でしょう。訳文には書いてありませんが、「わざと目につくように」、「わざわざお寄り」というニュアンスです。

 もちろん、辞書にはそういった意味が記されていました。しかしそのすぐ下に、私が示した意味も記されています。

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/68027/m0u/
(私はこの辞書から引用しました。なので、別に無断借用されたなどとは思っていません。それに辞書は本来引用されるものだ、とも思いますし。)

以上の辞書からすると、

He loitered there on purpose that he might be noticed.…★8

は、「〜する目的で」「〜ということのために」という訳の方が適しています。
 so that...may 「~するように、~するために」という意味の構文が当てはまらなくもないですが、仮にsoを省略しない場合、どういう感じになるかと言えば、

He loitered there on purpose so that he might be noticed.…★9

となります。
私がこの文で違和感を感じるのは、on purposeっていう「〜するために」っていう言葉があるのに、that節を強調する so が必要なのかな? という点です。

 私はこの場合、on purposeso の役割を果たしていると考えます。★8の文における、on purposeso を入れ替えてみます。
 すると、
 
He loitered there so that he might be noticed.…★10

となり、違和感がありません。
 やはりこの場合、on purpose = so と考えてもおかしくなさそうです。日本語の上でも意味が重なります。
 よってこの文の場合、so が省略されているのではなく、on purposeがsoの役割を担っている、と考えるのが妥当だと思います。

 今回、小山さんがお題として持ち寄った一文の whose purposeの使われ方、あるいはニュアンスというものが、私にはこの on purpose that S V … のメッセージと「似ている」と言ったら語弊を招くかもしれませんが、敢えて言えば「似ている」と思うのです。

 ★8の on purposeは誰の目的か?って、彼の目的=his purposeでしょう。
 ただ文の構造上、あるいは都合として whose purpose を使う場面ではない、ということです。対して★1の文は、接続する必要があるので、関係所有形容詞を用いたということです。

2011年
08月03日
02:42

6: コメント返信ボタン

>He loitered there on purpose that he might be noticed.…★8

なぜ、he might... になっているのかをよくお考えください。on purpose では、may (might ) は必要ないはずです。so that..may ... の構文だからこそ、may が必要なのです。この may は省略されて、原形動詞が来ることもあります。
「彼は気付かれるようにわざとそこらをうろついた。」という訳で、「わざと」を入れるとおかしいのでしょうか。

>私がこの文で違和感を感じるのは、on purposeっていう「〜するために」っていう言葉があるのに、that節を強調する so が必要なのかな? という点です。  私はこの場合、on purposeが so の役割を果たしていると考えます。

これについては、
on purpose to... 「~するつもりで」
・He did it on purpose to hurt me! 彼は私を傷つけるためにそんなことをしたのよ!(英辞郎)

on purpose わざと、故意に
・I didn't do it on purpose. わざとやったんじゃないよ。(英辞郎)

for the purpose of something [doing] 「~の目的のために,~する目的で,~するために」

We are collecting money for the purpose of supporting cancer research.
私たちは,ガン研究を支援する目的でお金を募っています

For the purpose of clarity, I will explain from the beginning.(話を明確にするために,最初から説明します (以上2つは E-DIC)

上の二つの例文では「副詞句」、下の2つの例文では、「前置詞句」で、両方とも、that とは共起しません。つまり、お互いに無関係で、文章を構成します。

on purpose that, for the purpose of that はありえないということです。


●He distributed a handout which it was the purpose to help himself (to) illustrate... ★5
この文章の which が説明づけられない欠陥があることは認めます。ただし、It was the purpose to help... という考え方は変えるつもりはありません。


元の質問については、Itapon さんが調べてくださったことで、私は異存がないので、これ以上言及はしません。

2011年
08月03日
10:02
ノロイ

話が難しくて入りにくいのですがお邪魔します。

同格のthatは使用に決まりがあるようです。(参考:「ロイヤル英文法」)
「同格の節は『…であるという(事実・うわさ)』のように訳す。」(p.605)
とあり、この用法でthatを従えることのできる名詞の一覧がp.809にあります。


和訳ではしっくりいくように見えるのに英語レベルでは不自然に響くタイプのものなんでしょうか。(letterやarticleにthatが続けられないのと同じような感覚??)

私は文法はさほど得意ではないので持論を展開できるほどの力がありません。たぶん返答できないと思うので難しいことは言わないでくださいね冷や汗2。ネットで検索して得た情報がが正しいか否かの判断ができる自信もないので辞書や参考書で見つけた事柄を書き込むことしかできません。


purposeについていくつか辞書(含 電子辞書、Web辞書)をあたってみました。(よけいな情報ですが私は辞書好きで早くないくせに辞書を引くのが苦にならないため、なかなか単語が覚えられません)

【on purpose】
英和A:わざと、故意に/わざわざ(…する)ために
英和B:   上に同じ
英和C:   上に同じ 
英和D:わざと
英和E:(わざわざ)…するつもり
英和F:故意に、つもりで
英和活用:「わざと」の意味での例文 

英英A:intentionally
英英B:例文形式の辞書。do it intentionally
英英C:deliberately, intentionally, purposely(同意語反意語事典。上位3つ)
英英D:deliberately, purposely, consciously (     〃       )
英英E:by intent,intensionally

英英はあっさりと。英和は日本語に置き換える時の手札を増やしてくれているんでしょうか。purposeも副詞になると「故意に、特に(…の)目的で、(わざわざ…)するために」の意味に集約されてくるんですね。

で、on purpose と for the purpose を眺めてて思ったのは、何かはっきりした目的(the purpose)があってそれに向かって(for)行動するfor the purpose とたぶん行動すること自体が目的で心情的なものが土台のon purpose は構文より前の次元で別物扱いで使い分けなきゃいけないのかな、ということでした。


小山さん、たっつんさん、welciayorkmartさん(wel…!? あ〜、洗濯洗剤買いに行かなきゃ)、勉強になりました。ありがとうございました。

長々と失礼しました。

2011年
08月05日
01:30
たっつん

>He loitered there on purpose that he might be noticed.…★8
なぜ、he might... になっているのかをよくお考えください。on purpose では、may (might ) は必要ないはずです。so that..may ... の構文だからこそ、may が必要なのです。この may は省略されて、原形動詞が来ることもあります。


回答●〜so that S may V ... が日本の英語教育が見つけた「構文」なのであれば、それと近いニュアンスを示しているだろう、〜 on purpose that S may V ... も構文と呼べると思います。さらに、この 〜on purpose that S may V ... のmay も省略可能と考えます。

 また、プログレッシブ英中和辞典には、
so that、in order thatの形を取ることがありthat節には通例can[could]、may[might]、shouldが用いられる。』とあります。
 on purpose that SVin order that SVも同じですね。つまり、〜 so that SV =〜 in order that SV = 〜 on purpose that SVということが言えそうです。

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>「彼は気付かれるようにわざとそこらをうろついた。」という訳で、「わざと」を入れるとおかしいのでしょうか。

回答●ここは、日本語と英語を切り離して考えてください。英語構文=和訳で考えるとこの視点には気づけません。日本語の上ではいくらでも調整可能です。

 ちなみに誤文、
 He loitered there on purpose so that he might be noticed. を強引に訳せば、
「彼は、周囲に気づかれようとする目的のためにそのために、あたりをうろついた。」くらいになると思います。

 私が推測するのはあくまで英語のみのニュアンスの問題です。プログレッシブ英中和辞典からの引用文、

He loitered there on purpose that he might be noticed.

 では、purposethat という同格の接続詞により、that「=」の役割を果たし、he might be noticed. という文と結びつきの強い関係になっています。

つまり、
He loitered there on purpose =(that)= he might be noticed.

 という関係性を示しています。この強い結びつきの間に、結果的に on purpose と似たような意味の副詞 so が入る事は考えにくいと考えるのです。

 それに対して、
He loitered there so that he might be noticed.

 という文では、この接続詞 that は「副詞節を導く接続詞」であり、「同格の接続詞」ではありません。そういう意味では前出の that とは性質および中分類は異なりますが、大分類では同じ「接続詞」です。

 ですから、先ほどのon purpose that S V という時の that が持つような「=」のような性質ではなく、「」という感じの接続機能であるように私には感じられます。
 それゆえある種、以下に示すように、Aという文が示すストーリーとBという文が示すストーリーが物切れのようなイメージになっている感じがあります。たしか受験英語でもここは、そういうイメージで伝えているはずです。

He loitered there[A] so ⇒(that)⇒ he might be noticed[B].

 また、A so that B という構文の概念は、「Aする結果Bになる」「BするためにAする」という感じで異論ないと思いますが、その「Bという状態あるいは結果を求めてAする」というストーリーにおいて、Bという状態を強調するために副詞 so は用いられます
 先ほどの on purpose that の接続詞 that が導く節が purpose の内容を示していたのと比べると、この点が違います。これが中分類上は性質が違う、と述べた理由です。

 もうひとつ別の視点で捉えてみます。

He loitered there so that he might be noticed.
He loitered there on purpose that he might be noticed.
He loitered there in order that he might be noticed.

以上の太字を副詞(句)と捉えると、それらは副詞なので文の構成要素としては絶対に必要なものではありません。なくても同様の文意は伝えられます。
 最初に述べた、so that S may V ... = in order that S may V ... = on purpose that S may V ... が同意の表現であるということを前提にするならば、この場合においてso = in order = on purpose です。

 それゆえにこれらほぼ同意の副詞(句)が、並列的に文中に置かれることは言語的に考えられない、というのが私の考えです。

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>on purpose わざと、故意に
・I didn't do it on purpose. わざとやったんじゃないよ。(英辞郎)
・for the purpose of something [doing] 「~の目的のために,~する目的で,~するために」
…on purpose that, for the purpose of that はありえないということです。

回答●on purpose that SV のthat は「同格の接続詞」なので、that 以下は名詞 purpose の内容を説明する同格の名詞節になります。

on purpose[プログレッシブ英中和辞典]
(1) 故意に, わざと.
(2) (…する)目的で((to do));(…ということの)ために((that節))
I have dropped in on purpose to congratulate you.
お祝いを申し上げるためにお寄りしました

He loitered there on purpose that he might be noticed.
だれかの目につくようにとぶらついた.


 for the purpose of something doing ... の of は「同格の of 」と言われていて、something以下の名詞句と名詞 purpose を前置詞 of によって「=」で結びます
 ゆえに本質的な機能としては、同格の接続詞 that と働きは同じと言えます。その時の文法に合わせて、適宜ふさわしい書き方をしているだけです。for the purpose of that SV ... というのは、私も誤文と判断します。

 辞書や文法参考書に書いてある単語の使い方や文法、構文のスキルを身につけることは、英語のスキルにおいて一番BASICな存在で、必要条件と言えると思います。ただそれだけでは、英語スキルの完成という十分条件は満たせません。文法、構文スキルの完成=英語スキルの完成ではありません。
 英語スキルの完成を目指すには、文法や構文を技術的に分解する、あるいは構成するというスキルに加え、文のストーリーを読み解く、展開するというストーリースキルが必要です。

 たとえば、it ... to 〜 があるからといって機械的に it ... to 構文と読み解いたり、that S may V ... があるから、これはso that S may V ...の構文で、so が省略されているに違いない、と読み解いてしまうと文意の誤解に繋がります。
 そうではなく、ストーリー=文意の中で、その it が何を指しているのか、あるいはon purpose that S may V ... を見たときに、「ひょっとしたら、in order/so that S may V と同じ構文?」と考えて、それらを総合的に、ストーリーにふさわしいように考える、読み解く必要があります。

2014年
05月03日
03:44
たまご



He distributed a handout.
It is its purpos to help illustrate the main points of the presentation.

itswhose に変えて、2つの文をつなげる。(= 関係代名詞を使って2文をつなげる)


He distributed a handout
It is whose purpos to help illustrate the main points of the presentation.



He distributed a handout whose purpos
It is [ whose purpos ] to help illustrate the main points of the presentation.



He distributed a handout whose purpos it is to help illustrate the main points of the presentation.



*ちなみに、it は無くても意味は変わらないようです。
参照:http://www.grammarphobia.com/blog/2012/04/pleonasm.html

1番~9番を表示