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「英文法」の質問

2011年
04月18日
07:54
さん
さん

increase の使い方が悪いということですが

近年は帰国子女が増えてきました。
これを
Returned children have been increasing in recent year.
という文を作りました。 この文章には、誤った使い方が数か所あるそうです。
どこがおかしいのかお教えください。

この質問に対する回答は締め切られました。

コメント

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2011年
04月19日
01:53
たっつん

 英語は日本語と違って、ローコンテクスト言語です。日本語では言葉にしなくても伝わる内容も、「それ」や「あれ」が何なのか、誰なのかを言葉にする必要があります。
「帰国子女が増加する」という主従関係は、ハイコンテクスト言語の日本語では通じても、ローコンテクスト言語の英語では結びつかない関係なのです。

 decrease は、主に数の減少を示すそうです。ということは、increase も数の増加を示す事になるのかと推測ができます。
 
 ここまでの部分で考えると、「帰国子女が増加する」の主語が実は「帰国子女の数」であることが判明し、

 The number of returnee children/students となることがわかります。increase の使い方が違うという一つの理由はこれだと思います。対象となる主語に間違いがあった、ということです。

 また述部に関しては、状況にも寄ると思いますが、現在完了進行形が表す「今この瞬間もまさに動作が続いている状況」というよりも、ここは継続的な状況が続いてるというニュアンスを伝える現在完了形がふさわしいかと判断します。
 現在完了進行形がふさわしいのは比較的、動作動詞が多いのではないでしょうか?
 e.g. He has been running for two hours. とか。
 ←余計な解説でした。すみません。

 どっちが文法的に常に正しいとか、常に間違っているということではなく、その状況に寄ると思います。
 welciayorkmartさんの例文の現在完了進行形は、例えば、ある局のレポーターとして外務省などで、帰国子女受け入れ手続きの場面に立ち会い、次から次と、申請者が並んでいる状況を伝えて、増加傾向を示したグラフが描かれたボードなどと一緒にその現状を伝えるのであれば、アリなのかなと思います。
 「今、この瞬間もグングンとその数が増え続けているんだ!」という alive な状況を伝えたいのであれば、です。
 ただ一般的に考えて、そういう状況は希だろう、ということです。

 また、「近年」は、複数年であることが共通のイメージだと思います。よって英語においても、''in recent years'' となるのが一般的ではないかと思います。in recent years のほうが多く検索事例が見受けられますし、最近の複数年というスパンで、数が継続状況的に増え続けている、というニュアンスを的確に示していると思われます。

ということをまとめると、

 The number of returnee children/students has increased in recent years.

 と、なると思います。

2011年
04月19日
06:48

2:

回答、丁寧に、ありがとうございます。

>decrease は、主に数の減少を示すそうです。ということは、increase も数の増加を示す事になる

>'in recent years'' 

この二つは納得できます。

ところで、

>現在完了進行形がふさわしいのは比較的、動作動詞が多い

increase は動作動詞だろうと思いますけど。

状態動詞だと、know が、日本語では「知る」ではなくて「知っている」と訳すように、「ている」になるはずですが、
increase は「増加する」で表すことができ、「増加している」は進行形でないと表せないのではないでしょうか。(日本語にこだわっているわけではありません)

run のように初めから、動作を表すわけではないけど、「増加する」という言葉は「ある状態から変化する動詞」だと思います。つまり、increase は「動作動詞」と考えます。

この点について、どのようにお考えでしょうか。

2011年
04月20日
06:14
たっつん

>increase は動作動詞だろうと思いますけど。

 そうでしたか。そうだとすると、私の説明は理屈が破綻しますね。
 考え直してみたところ、説明がつかない理由は動作動詞、状態動詞で説明を加えたところにありそうです。それにより、welciayorkmartさんの指摘した通りの矛盾が生じてしまいました。

 私は「1」の説明の時点で、明言はしてませんが、結果として increase を状態動詞として捉えていることになります。ここが誤りでした。余計な説明を加えた事で、welciayorkmartさんを混乱させてしまいました。increaseは私も動作動詞だと考えます。

 私は、あくまで現在完了と現在完了進行形の違いを判断基準にした説明のみをするべきでした

 それらの違いは「1」で説明した通りです。
 現在完了進行形が、今なお途切れる事なくその動作が引き続き行われている状況を指しているのに対し、現在完了は断続的だけれども、習慣継続的に行われている様子を指す、という違いがあります。(大西泰斗さんの『ハートで感じる英文法』の進行形と現在完了のパートをひとつの参考にしてください。)

 帰国子女の数が「増えている」というのは一般的に考えて、断続的、習慣的、継続的な様子と認識し、increaseが動作動詞あるいは状態動詞であるか否かに関わらず、現在完了がふさわしいと、私は判断します。

 具体的に言い換えるのであれば、この状況は目前で行いが発生しているのではなく、何か統計やデータを採ってみたらそういう事がわかった、あるいは実体験としてそういう気がする、という感じだと思います。
 なので、そこから断続習慣的なもの→現在完了形がふさわしい、と判断します。increaceの使い方がいくつかの理由により違うのであれば、これが残りの理由かと思います。
 

 ゆえに、
 The number of returnee children/students has increased in recent years.
が一般解だろうという私の回答になります
。もちろん、希な特殊解を除いて。
 

 英文、和文の各々のルールが訳の際に不一致を起こすことは、往々にしてあると思います。なので、伝えたいイメージを日本語経由の英語で表すと、間違った訳になる事がしばしばあります。逆も然りです。

 英訳、和訳に忠実であるという事は、精密な語学力養成に繋がると思いますが、それが理解を邪魔する事もあると思います。
 「日本語がこうだから、英語はこうだろう」あるいは「日本語がこうだから、文法則によれば英語はこうあるべきだ」と機械的に考えるのは、混乱の元になるのではないかと思います。

 そうではなく、あくまで伝えたいイメージを英語で言うとどうなるのか、あるいは日本語(、他言語)で言うとどうなるのか、を考えるべきであって、イメージと言語の間に他の言語を挟むべきではないと考えます。

 いかがでしょうか?

2011年
04月20日
07:25

4:

>>3 tattsun999さん

このくだりは賛成です。

>英訳、和訳の各々のルールが不一致を起こすことは、往々にしてあると思います。なので、伝えたいイメージを日本語経由の英語で表すと、間違った訳になる事がしばしばあります。逆も然りです。

> 英訳、和訳に忠実であるという事は、精密な語学力養成に繋がると思いますが、それが理解を邪魔する事もあると思います。
 「日本語がこうだから、英語はこうだろう」あるいは「日本語がこうだから、文法則によれば英語はこうあるべきだ」と機械的に考えるのは、混乱の元になるのではないかと思います。

私は、「現在完了」と「現在完了進行形」とでは用法が違うだけに、この英訳文では、「現在完了進行形」の方が適していると考えているので、その点ではほかの方のご意見をお聞きしたいと思っています。
その理由は「増えてきました」にあり、内容は「現在完了」でいう用法ではなく「現在完了進行形」とぴったりするからです。「これから先も増えるだろう」という表現ではないでしょうか。もう増えることはないのであれば「この10年間増えてきた」のように期間を表す日本語がないと、おかしいと思っています。期間を表す語は、ここでは、in recent years または recently で、漠然としています。日本語の「近年」は漠然としたもので「期間」を表す言葉ではないようです。「期間」を表すのであれば、過去のある時を起点としているはずで、「近年」には、「過去のある起点」がないのではないでしょうか。(ただし、動作動詞の場合についてであり、状態動詞ではこの話は違ってくるでしょうけれど)

この問題について、他の方のご意見を伺ってから、締めたいと思っています。

貴重なご意見、コメントありがとうございました。

2011年
04月21日
05:56

5:

ありがとうございました。

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