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「学習法」の質問

2010年
05月20日
20:02
ひよさん
ひよさん

少し複雑な英文になると意味が取れない事の克服

関係代名詞やコンマや接続詞などがくっついてピリオドまでが長くなっているような英文の意味を正しく取るのがとても苦手です。

そのような英文を私が和訳すると、日本語の意味が繋がってない意味不明な和訳(つまり間違った和訳)を作ってしまいがちです。

文法の参考書と問題集をやったおかげで単純な文法問題なら間違えなくなったのですが、文法の知識を使いながら少し複雑な長文を正しく読むのがまだできないのです。

興味ある事柄の洋書とネットの英語サイトの英文を苦痛なく読めるようになるのが自分の目標なので、このくらいの事は克服できるようになりたいです。

このような場合、そろそろ英文解釈の参考書をやってもいいですか?
その場合、どういう勉強法が効果的だと思いますか?
それともまだ文法の勉強が足りないので、文法学習をもっとやったほうがいいでしょうか?

ちなみに、SSS(洋書の絵本や児童書や語数制限英文書籍の段階的な多読を続けると、自然に複雑な英文も読めるようになるという勉強法)は、過去にやったことがあるんですが、やっても読めるのは単純な構造の英文どまりで、複雑な英文は読めるようにはなりませんでした。

この質問に対する回答は締め切られました。

コメント

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2010年
05月21日
00:10
たっつん

 この前、ひよさんが質問したような事を書いていたのですが、途中でエラーにより消えてしまいました。結構長く書いていたので挫折したのですが、書いてみます。

 簡単な単語で、わりと複雑な構文を、ということならやはり「週刊ST」などがいいのではないでしょうか? あるいはThe Japan Timesの月刊誌のまとまったやつとか。複雑な構文に慣れるには、やっぱり文章に触れるのがいいと思います。あとはZ会の速読シリーズは構文の解説も充実していると思いますし、読ませる事を意識させているのでいいと思います。
 SSSなどの多読は否定はしません。むしろ賛成ですが、やはり私たち日本人には日本語が母国語としてプログラムされているので、パソコンと同じように似た機能をインストールすると他方を阻害してしまいます。
 だから、文法を理解して英語の言い方になれる必要があります。その上で、多読が効果的になるのだと思います。

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 これは、僕が予備校の時に教わったスラッシュリーディングを発展させたものを、さらに自分でほんの少し編集した読み方です。これでnativeの感覚に近づけると思います。

 例文を書いてみます。出典は"オバマ大統領施政方針演説-DVD-BOOK"
です。画像にあるテキストの第2段落です。



6:30からのところです。

   I understand [(以下O)that <on any given day>, Wall Street may be more comforted /by an approach (that gives(v') banks(o1') bailouts(o2'') /with no strings attached, and that holds(v'') nobody(o'') accountable(c'') /for their reckless decisions) ].

ここまで一文です。ひよさんが苦手にしているのもこういう文でしょう。目的格that, 関係代名詞that, そして文を繋ぐ接続詞and, 名詞や動詞を並列させるandが様々入り組んでます。目的格that節の中にさらに関係詞が絡んでいます。こういう入れ子状の構図が見えてくると読めるようになると思います。
 おそらく、いずれの言語の本質的な構成として名詞を説明、修飾する形容詞(句・節)、それらを修飾する副詞(句・節)によって文は長くなるのだと思います。少なくとも英語と日本語はそうです。5つの文型で、名詞が来れるところはいくらでも解説を長くできるということを理解しておくといいと思います。逆に動詞を長くする事はできません。

 僕は、主語が長い場合は動詞の手前で「//」ダブルスラッシュ、目的格は[ ]、関係詞、現在分詞、過去分詞、前置詞などによる修飾句・節( )、接続詞は○、副詞句は<>かスラッシュと決めて記号化するようになったら読めるようになりました。
 最近はあまりやりませんが、これは有効だと思います。やってみてください。
 文法ができるようなので、すぐにできるようになると思います。説明が足りなかったら言ってください。

 and, butなどの等位接続詞が文を並列させる場合は、, and , butという風に、カンマが必要です。これはセミコロンで書き換え可能です。
*この動画がYoutubeのどっかにあったんですけど、見つからないので今度見つけたらどっかにアップするかも知れません。

 ただし、becauseは例外で、前にカンマはついてはいけないので注意が必要です。(このオバマ大統領の就任演説のテキストにはカンマの後にbecauseが来ている事例がありますが)

But such an approach won't solve the problem. And our goal is to quicken[v1] the day[o] (when we re-start lending to the American people and American business) and end[v2] this crisis[o] /once and for all.

 これは、Andから始まる第3文の2つめのandが動詞を並列させていることがわかるかどうかがポイントだと思います。手前の名詞2つを並列させているandとは違います。ちなみに、文頭にBut, Andがくる事が許されるのは口語のときで、文語や正式な書式の文頭に、これらの等位接続詞がくるのは嫌われます。最近は一部で認められつつあるようですが、やはり好ましいものではないようです。意外と英検準1級などの上級過去問の長文にも平気で出てきます。あれはessayなので、まだ許容範囲なのかも知れませんが。

2010年
05月23日
13:10
ひよ

tattsun999さん、レスありがとうございます。
参考書の画像を貼ってくださってとてもわかりやすかったです。

> ひよさんが苦手にしているのもこういう文でしょう。

おっしゃる通りです。
入れ子状の修飾句や節で文が長くなってる文章が苦手です。


> 僕は、主語が長い場合は動詞の手前で「//」ダブルスラッシュ、目的格は[ ]、関係詞、現在分詞、過去分詞、前置詞などによる修飾句・節は( )、接続詞は○、副詞句は<>かスラッシュと決めて記号化するようになったら読めるようになりました。

おお、その方法って有効なんですね!
英文にSVOCをつけたり、句や節などでカッコでくくったりするのは、やったことはあるんですが、効果が出るまで長く続けたことはなかったんです。
今後はもっとしっかりやります。

具体的な参考書や書籍のアドバイスもありがとうございます。

文法理解+英文の構造を説明している参考書での学習をやった上での英文多読なら効果があるのですね。

2010年
05月24日
00:41
たっつん

 単にシングルスラッシュだけのスラッシュリーディングは、英語教育者の間ではウケが良くないらしいです。なんでもかんでも切り過ぎだ、と。だから、例に挙げたように目的格の節とか、名詞を修飾する句、節とかの記号をいくつか使い分ける方法を、予備校教師の彼らは使用していたのかと思います。
 この感覚は、数学の数式を括弧でくくる感覚と似ていると思います。くくり方を間違えると、意味が変わってくるところも似ています。

 この改良型?のスラッシュリーディングは、途中で「どうきったらいいのかわからない」ところが出てくるようなら、そこが自分の文法理解が欠けているところになるので、文法項目とフィードバックができます。
 たとえば、上の例文にあるような文中のthatは、他にも指示代名詞・形容詞、同格のthat、関係詞、目的格that節のthat、副詞のthat、とその役割が広範で、くくりかたが難しいです。多分、スラッシュリーディングで最後まで曖昧になる部分はここだと思います。

 こんな風にして、気になった文を中心に分析していくと効果的です。
 そうすると、ときどき「nativeはこんなふうに読んでいるんだ」ていう感覚が味わえると思います。
 しゃべる時も、細かいところまでまとまってなくても、例文みたいにとりあえず、"I understand that ..."って言っちゃえばいいんだって、わかったりするので効果はあると思います。

2010年
06月24日
16:18
ひよ

レスありがとうございます。
tattsun999さんの提案の、スラッシュだけではなく
色々な記号を駆使した改良型スラッシュリーディングは
わかりやすくて良いですね。

文法の知識をつかって英文解釈する参考書で勉強をはじめました。
また何かわからないことがあったら、よろしくお願いします。

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