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「その他」の質問

2010年
07月01日
15:44
カリエール、さん
カリエール、さん

長文について。

英語の長文が全くできません。
単語力、熟語力は他よりはあるんですが、
長文となるとなかなか分からないです。
問題を解くときにどういう風に解いてけばいいですか?
コツとかでもかまいません。
おねがいします^^;

この質問に対する回答は締め切られました。

コメント

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2010年
07月01日
23:45
たっつん

 カリエールさんの質問は「カリエールさんは、どうやって日本語が読めるようになったんですか?」っていう質問と同じです。

 一言で言えば、「多読」あるのみ。細かく言い換えれば、文法構文の理解を重ねつつ、「慣れる=多読」しかないですね。

 なぜ、長文は長文で練習しなければならないのか?
 それは長文には長文でしか身に付かない力があるからです。文章構成手法から読み解き、スピードのあるスキミングで大事な情報をピックアップする力は、長文でしか身に付きません。

 長文読解には多読が必要です。
 penguin readersとかボキャブラリーコントロールのしてある本を読んでいけば、少しづつ読めるようになると思います。たくさんあるので、興味が持てるようなのから読むしかないと思います。そうすれば、意外と自分が文法ができていないことも発見できると思います。Z会の速読英単語シリーズDrippyとかもいいと思います。

 日本語訳はもちろんあったほうがいいですが、基本的に和訳は、訳者によって表現が変わってきます。忠実に訳す人もいるし、かなりまとまった意訳をする人もいるので、英文と和文をイコールで結びつけない程度に参考にする感じで。penguin readersは音声があるやつ、ないやつがあったような気がしますが、和訳はなかったと思います。(和訳がないからといって、いちいち全文訳さなくても英語力は身に付きます。気になるところだけ訳せばいいと思います。)

 

 高校2年生とのことですが、教科書を読んだくらいじゃ、おそらく模試やセンター、英検2級などの初物、MARCH以上の入試で出題される英文には対応できないでしょう。中間、期末の英語に出てくる長文がわかるのは当然です。授業でやってるから。
 でもそれじゃ、模試などで初めて目にする初物には対応できない。高校の先生が言う、「授業だけしっかりやっていれば、英語はできるようになる」ってのはウソですから。保身のための常套句です。

 教科書はたしかに基本です。ですが、改めて考えてみると、大学受験における「教科書の持っている意味」というのは、「それを越える範囲は大学受験では出題されない」ということだと思います(東大生がよく言う「基本は教科書をよく読む事」っていうのは、そういう意味だと思います)。
 ただやっぱり、教科書だけでは英語の長文問題には対応できない。なぜなら、各英語の試験における初物の長文読解にも対応できるような本物の読解力は、文法力をベースにした多読によってしか身に付かないから。


 英文はthesis[学位論文]はもちろん、essayも日本語よりformatableな構成をいくつか持っています。大学受験で使われる英文は、その多くがessayだと思います。難関校では英語論文がネタとして使われるのかな?

 なのでessay(やthesis)の構成方法を知れば、その英文のタイプがわかります。情報伝達型なのか、持論展開型なのか、とか。そういうことを理解した上で、質問文から読んでそれを頭に入れながら読むと、skimming力によってキーセンテンスがすぐにわかるようになる、ということです。

 ま、とにかく、「文法←→(構文←→)多読」しかないですね。単語や熟語も実は、長文を通して出会っていく方が頭に入りやすいです。2、3回復習すれば50%〜は覚えられます。

 あ、あと! 音読音声の精聴、あるいは傾聴も効果的です。
 音読というと「うまく発音するため」の練習で「大学受験には関係ない」という方が、未だに多くいますが、音読は発音練習のためではなく、listening対策のためです。listeningが聴き取れないのは、実際に使った事がないからです。

 音声の精聴、それからshadowing(あとから真似をして発音する事)は単語も覚えるし、natural speadで読めるようになるし、日本語を介さず理解できるようになるしで、一石五鳥くらいのメリットがあるので、是非やってみてください。やったぶんの1.2〜3倍くらいの効果はあると思います。


 楽天やユニクロが社内公用語を英語に決定しましたが、このような流れは今後加速するので、英語学習、頑張ってください。

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