今月ご紹介する2本目は、サバイバルホラーとして国内外で高い評価を獲得している作品「サイコブレイク」だ。「バイオハザード」シリーズなどを手掛ける三上真司氏がディレクターを務めているだけあって、独特なゲームシステムと恐怖を散りばめたシナリオが特徴となっている。
本作はライフ制のアクションゲームで、CHAPTERごとに隠された謎を解きつつ、強敵たちをときには倒し、ときにはやり過ごしながら先へと進んでいくことになる。もちろん、プレイ中はプレーヤーをたびたび恐怖のどん底へと突き落とすような演出が満載されていることは言うまでもない。
操作性はリアル感を重視したキャラクターの動きということもあってか、機敏というよりは鈍重な感じが強い。加えて視界の上下部分がせまくなるように制限されており、広範囲をサッと見渡すということも難しい。さらに言えば、主人公には強力な攻撃手段がとぼしく、敵をバッタバッタとなぎ倒せるようにもなっていない。これらの要素が重なることで敵との戦いのほとんどはピンチの連続となり、それによって恐怖心もさらに高まってくる。サバイバルホラーというジャンルを心底恐れている筆者などにしてみれば、思わずゲームを投げ出したくなるほどだ。
PSO2 RMT