5月3・4日に企画展「GAME「ON」で実施された「マインクラフト」の体験型ワークショップ「マイクラ部『ワークショップ』」のイベントレポートが公開された。
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本ワークショップには、「マインクラフト」で普段から遊んでいることに加え、“エンジニアのスキルにも通じるプログラミング”や“本当の建築のステップを踏むこと”でスキルアップを目指す、小学生とその両親が集合した。
■当日の様子
両日ともに快晴に恵まれた日本科学未来館では、3月1日から開催された企画展 GAME「ON」が開催されており、ゴールデンウィークを迎えた家族連れが、長蛇の列を作って来場。3日に実施された赤石先生の”レッドストーンワークショップ”も大人気の「「マインクラフト」を実際にプレイしながら学べるということで、とてもにぎやかな様子でした。
ワークショップでは、動力「入力)、伝達、機械「出力)という3原則に基づき、エンジニアの基礎となる論理回路「AND回路、NOT回路、OR回路、クロック回路など)について学ぶ基礎編と、難しい論理回路「RSフリップフロップ回路、パルサー回路、XOR回路)に挑戦する応用編も用意。合計30名の子供たちがレッドストーンを用いた論理回路の組み立て方を「「マインクラフト」を通して学び、回路を用いた自由な装置を設計。最後には自分たちがどんな装置を作ったのか、考えながらプレゼンテーションする機会を与えられました。
回路を使った全自動ゴミ箱」を作ったという小学生は、AND回路をフル活用して、大人も顔負けの装置を作り、会場で見守る親御さんたちも感心した様子でした。そのほか、スイッチを入れて花火を上げる装置を作った少女や、罠を作ってモンスターを自動的に退治する装置を作った少年など、思い思いの成果を発表しました。
4日に実施されたマイクラ博士の”建築ワークショップ“では、建築を学べるワークショップを実施。どんなものを作るか企画し、どうやってつくるかを設計。実際に計画をもとに作る工事と3段階に工程を分け、基礎編として建築の基本 基礎をつくり、外装を仕上げて、内装にこだわる)を踏まえたワンランク上の家を作り、応用編としてあらかじめ用意された複雑な設計図をもとに精巧な巨大建築である“国会議事堂”をつくりました。
建築ワークショップでは「順序立てて物事を考える力、計算する力、作り出す力」が身につくように設計。柱と梁の関係「ラーメン構造)に始まり、屋根の形状の違い「切妻造り、寄棟造り)など、実際の建築手法に基づいた解説もふんだんに行われ、建築への興味を惹きたてる内容となりました。
応用編でリーダーを務めた12歳の少年は、普段みんなで作ることはないので、みんなで作れてよかった」と感想を述べ、図面をもとに完成度の高い建物ができて満足。」と絞めた。また、表面のブロックに模様がついたものを使って、本物に近いみためになるようにした」とこだわりのポイントを紹介しました。